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祖母への後悔と6畳半におかれた介護ベッド

8月になりました。ずっと投稿できていなかった、2年前の日記です。祖母が亡くなる半年ほど前のことだったと思います。まだ2年なのかと信じられないけれど、風化する前にここに当時のまま置いておきます。


「おばあちゃま、まだまゆちゃんのこと分かった?」

母から送られてきたラインで、まだ向き合う準備のできていない問いに再度ぶつかりました。祖母は、私のことをわかっているのだろうか。祖母が寝たきりになったと聞いて初めて家を訪れたその時のことを、私の脳は覚えておける気がしません。もっとずっと前の、笑顔だった祖母の記憶で留めようとするかもしれません。もう、それは更新されないのかもしれません。

書いておかなければならない。

私が心の奥底では認められない、受け入れ難いと思っているこの感覚を、私はきっと残しておかないといけないのだと思います。そして、本当に祖母が私を失った時、私はこの時のことを思い出して信じられないくらいに後悔するのだと思います。どうすればいいのか、私はまだわかっていません。後悔しない方法があるとも思えません。この、日々に後悔をしないことを自慢にしている私が、祖母が駆けて行くあまりにも速い道に追いつけません。後悔より、それは疑問なのかもしれません。どうして。どうして去年までは料理上手だったのに。どうして、お正月までは笑えていたのに。どうして、先週まで歩けていたのに。どうして、昨日までお話しできたのに。

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