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story.5 結の休学物語💫 休学前、 最後の最後にミラクルは起こった✨

Story. 4 はこちらから

夜ご飯を食べに、
なんとなくで決めたお店に入った瞬間、

先にそのお店で飲み会を楽しんでいた
30代のグループの方々に話しかけられました。

大都会東京の生活で、
こんな風に初対面でフレンドリーに話す人と
あまり会ってこなかった私は、

戸惑いと驚きとともに、
人間の暖かさのようなものを
久しぶりに感じて、
なんだか嬉しい氣持ちでした。

聞けば、この方々はシェアハウスで
一緒に暮らしているそうで、

乗馬体験のオーナーさんや、弁護士の方、
シンガーソングライターをされている方と、
私がこれまでに出逢ったことがない
お仕事をされている激アツな大人の方々ばかり。

それだけでも私は驚きでした。

沖縄出身だと伝えると、
これだけで話が弾みました。

テーブル席が2つとカウンター席の
小さなお店の中で、色々と絡まれて笑、

なんだこのカオス!って感じだったけど、

それがなんだか面白くて。

一人一人が生きてる!っていう感じがしました。

その空間で、心友ともたくさん話をしました。
ここでも心友は私のことを
ベタ褒めしてくれました😭

「ゆい以外でこんなに話せる人はいないよ。ゆいにならオープンになれる。話を聞いてくれるし、それについて深めてくれるし、でもかといって押し付けたアドバイスとかは言わないし。でも自分の自信になる。生まれ持った才能だよ。」

照れるし涙が出そうになるし、
こんなに、優しさと嬉しさで
心をいっぱいにしてくれる友達がいることが
最高に幸せだなぁと、心の底から思いました。

たくさん語り合って、
「そろそろ帰ろっか!」と、
お会計をお願いしようと席を立ったその時!

お店の人に、「それ、何?」「ヴァイオリン?」と、
持っていた三線ケースの中身を聞かれました。

「三線です!」と答えると、
「なになに?中見せて〜!」と。

するとすると、「一曲弾いてくれない?」
とのリクエストが!笑

こんな展開になるとは思ってもいなかった私。

大学で、友人たちと一緒に
三線ライブをした経験はあったものの、

自分の声に自信がなかった私は
いつも率先して大好きなハモリを担当。
メインボーカルを歌うことはなかったので、
一人で弾き語りをするのは緊張でした。

でも、せっかくのリクエスト。
嬉しかったので、涙そうそうを
弾き語りさせてもらいました。

お店にいた皆さん一人一人が
ほんとに優しくて、一緒に歌ってくれて、
よろこんでくれて、とっても楽しくて。

あったかい空間で、自分の歌声を
「いい声〜!」と言って聴いてくれて、
本当に幸せな氣持ちでした🥺✨

演奏が終わり、
「こんなに素敵な経験をありがとうございます!」
と思っていたら。

なんとなんと!カウンター席で
座って聴いてくれていたおじさんたちから、
3,000円をいただきました、、、!

「ただの素人で、1曲弾かせてもらっただけなのに…。」と、
受け取るのを躊躇していた私に、

「初めて音楽で稼いだ経験だね、
もらっときな!大切にしな!」

と言って渡してくださいました。

お箸に挟むという斬新なスタイルには驚きましたが🤣最高に嬉しかったです!

今振り返ると、この日の、
自分ができることで
誰かをよろこばせてお金をいただく
という人生で初めての経験は、

わたしが現在、
「愛とよろこびの輪を広げる」
という想いでセラピストとして
活動する上でも影響を与えた
大切な経験だったなあ、と思います。

お店を出る前に、お店のオーナーさんが、
「今度の土曜日にギターの弾き語りライブがあるから、
また弾きに来て!」と、言ってくれました。

私の頭は、沖縄帰る3日前で、
引越し準備もあるしさすがにそれは...
と思っていたのですが、

お店の方に「絶対来てほしい!」と
ガチな感じで言われて、
電話番号の交換までしてしまったので、
もうこれは行くしかないな、という氣持ちに。

それに、私の心は
「なんだか訳のわからない展開だけど
面白そうじゃないか!!!」
と、

今まで感じたことのない
ワクワクな氣持ちが
沸き起こってきていました。

土曜日、私は3度目の三浦半島を
また別の友人と満喫し、
約束していた時間に
一人でお店に向かいました。

「来週来てね!」が本当に実現し、
お店のオーナーさんは
「来てくれてありがとう!」と
優しく迎え入れてくれました🥺✨

生ビールとマグロ丼まで
ご馳走してくださった上に、
初対面のギター弾きの素敵な声のおじさんと、

練習もなしに即興で
三線と歌のコラボもさせてもらい、
「生まれてきてよかったぁーーーーー!!!」と思える、
幸せすぎる時間を過ごしたのでした。

自分が心から嬉しくて、
しあわせな氣持ちでいることが、

また次の嬉しさや
しあわせを運んできてくれて、

どんどんよろこびの輪が広がっていく。

そんなことを実感した、
忘れられない経験。

またいつか絶対に、私の人生において
大切な経験をさせてくださった
お店の方々にお礼を言いに、
三浦半島に行こうと思います🌟

最初のドライブ旅で、
心友がわたしの三線を聴いて
感動したと、純粋な氣持ちを
伝えてくれていたから、

2度目のドライブ旅の朝、
三線を持っていこうという氣持ちになれた。

三線を持っていたから、
たまたま入ったお店でそこにいた人々と繋がり、
ミラクルな想い出ができた。

心友からもらったたくさんの
愛が溢れる言葉の贈り物と、
自分自身の選択。

今思えば、偶然のようで、
全てがうまく重なり合って、
起こるべくして起こったかのような
出逢いと経験。

自分の思考ではなく
直感で感じた氣持ちに素直に従って
選択することで生まれる
予期せぬ楽しい未来。

流れに身を任せてみる楽しさを
ほんの少し味わった
経験でした。

たくさんの愛とよろこびに包まれて、
大都会東京を離れる前、

本当の本当に最後の最後で、
後ろ髪引かれるような思いを
たくさんさせてもらい、

溢れ出るありがとうの感謝の氣持ちとともに、
私はとうとう故郷沖縄に
帰ってきたのでした。

story 6. に続く


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