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迷走する「リベラル」のゆくえ

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リベラルとは何か、そしてどこへ向かうのか。 世界情勢を見極めながら「自由・平等・博愛」のゆくえを追いかける!
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結局、私たちは他者を受け入れられない

 以前に、このnoteで「寛容さの限界とリベラルの限界」という記事を書いて、今後の西洋社会、…

「寛容さの限界」とリベラルの終焉

 西洋文明にすっかり慣れてしまった僕たち私たちには、衝撃的な話かもしれないが、「自由で平…

僕たちはタリバンのことなど、なーんにもわかっちゃいない。

 あの世界警察なるアメリカが撤退したことで、一気に注目を集めたアフガニスタンだが、これか…

自由主義の 新しい「対義語」 を考える

 前回までの記事で、現代における「自由と平等」つまりリベラリズムに何が起きているのかを見…

<4>自由とリベラルが揺らぐ中で 〜君たちはどう生きるか〜

 これまで3回分の記事において、現代社会や先進国においては自明のことと思われた「自由とリ…

<3>人類の進歩の正体 〜なぜ自由とリベラルは逆転しつつあるのか〜

 世界に激震をもたらした「アメリカのアフガン撤退」をヒントに、「自由とリベラル」に何が起…

<2>自由主義とリベラルを超えて 〜これから起きる世界の潮流〜

 前回の記事 では、「タリバン」や「中国」と言ったわかりやすい例を参考にしながら ◆ 自由主義とリベラルの限界について考察しました。  今回のお話はその続きでもあり、また「それを踏まえてこれから僕たち私たちはどのように生きてゆけばいいのか」という未来に向けての内容に移ってゆきます。  前回の話のポイントは「自由や人権というのは紳士協定であり、限界がある」ということでした。だから「自由と権利を標榜する」ということは、それをしない立場と比較して 不利になることも指摘した

<1>自由主義とリベラルは、なぜ敗北したのか?

 2021年は、世界規模でみて、これまでの常識から考えるととんでもないことが起きている特…

リベラルとは小金持ちの幻想である。

   自由 博愛 平等というのはフランス革命に由来する、「民主主義の根幹」みたいなもので…