向井ラクダ

実質2~3歳くらいの頭の良さ。日常で気になったことや考えたことを書き出します。とんでも…

向井ラクダ

実質2~3歳くらいの頭の良さ。日常で気になったことや考えたことを書き出します。とんでもなく暇な時に見ていただければ幸いです。

最近の記事

感想文~ヨルシカ LIVE TOUR 2023 月と猫のダンス~

※題名の通り、ただの感想文です。ライブのネタバレなど、内容にかかわる事には一切触れていません。これからライブに行く方も安心して読んでいただければと思います。  とても簡単なことなのだ。私はヨルシカが好き、好きだからライブに行った、そのライブがとても良かった、感想文を書きたくなった、ただそれだけのことなのだ。  幸運なことに、ステージからすぐ近くのとても良い席で鑑賞できた。まさに全身で音楽を、いやヨルシカの創作物を浴びていた。浴びている間、私は私自身の体が邪魔だった。呼吸も心

    • 人生初の一人旅日記~鳴子温泉~#3

       食事を終えプラプラ歩いていると喫茶店を発見し、吸い込まれるように入店。店内はまさに昭和レトロな雰囲気だ。マスターの趣味であろう飛行機の模型や昔のコカ・コーラのポスター、レコードなどが飾られている。昼間だが夕方のような明るさと木目調の店内には深く、優しくたばこの香りが染みついていた。マスターの好みがこれでもかと詰まった、大人の宝箱を覗いているような気分だ。こんな素敵な空間で、ぜひ温かいコーヒーをいただきたい。あと、甘いものも。必然的に注文はブレンドコーヒーとミニチョコパフェに

      • 人生初の一人旅日記~鳴子温泉~#2

         寒さと空腹に体を蝕まれながら、鳴子温泉駅を出てすぐのお食事処に入る。店内は四人掛けのテーブルが5つ、座敷席が2つほど。私のほかにお客さんはご夫婦が二組のみだった。それに対し店員さんは厨房の親父さん一人と、ホールのおばちゃん2人。普段は大量の観光客を相手にしているからであろう、完全に暇そうである。  席に着くなり私はおばちゃんに注文を伝える。「あ、鍋焼きうどんお願いします。」雪こそ降っていなかったが、体感温度5℃以下の過酷な地である。この選択に間違いはないと、まだ何も食べてい

        • 人生初の一人旅日記~鳴子温泉~#1

           一人旅、しよう。そう思い立ったのが11月下旬。そう思ったのは寒さとストレスをこの身から引きはがしたかったから。旅先は電車を乗り継いで行ける宮城県の鳴子温泉。12月9日、10日の一泊二日。初めての一人旅ということもあり、ワクワクと不安を胸に当日を迎えた。  12月9日  電車を乗り継ぎ何とか鳴子温泉駅に到着。改札を出て駅構内を見渡すと、いたるところでこけしの展示物が出迎えてくれた。優しい面持ちのこけしの大群と駅に着いただけで対面できるのだ。こけしファンにはたまらない場所で

        感想文~ヨルシカ LIVE TOUR 2023 月と猫のダンス~

          真夏日、コロナ禍の加害者

           夏の暑さも少しずつ和らぎ、秋の雰囲気を肌に感じるようになった。それでもいまだに、コロナ禍の真夏日という特殊な環境にいたということは忘れられない。コロナと過ごす日々が長くなり、かつ真夏日でマスクをつけることは危ないのでは?という風潮があったのは言うまでもない。私も人の少ない屋外で、暑くて暑くて仕方がない日はマスクを外して歩いていた。そんな特殊な真夏日に、私は誰よりも加害者だった。  少し前の真夏日、私は家から最寄り駅までの道中にいた。人通りの多い駅周辺に着くまでは、マスクを外

          真夏日、コロナ禍の加害者

          どうにかして「クリぼっち」を正当化しようとする

           今年もこの時期が来た。来ないなんてありえない。凍える寒さの中、真っ赤な服を着たひげもじゃおじさんがプレゼントを携えて闊歩する、クリスマスである。それだけならほほえましい行事だが、日本ではどうしても恋人たちのお祭り感が強く、独り身の人間はただ日常をこなしているだけなのに敗北感にさいなまれる。そこで今回は「別にクリスマスなんか気にしてないし、明石家サンタ見て寝るだけだわ。全然悔しくないけどね。」と思っているあなた(と私)のためにクリぼっちを正当化してみようと思う。  案①「ク

          どうにかして「クリぼっち」を正当化しようとする

          AIが人間臭く成長したら?

           AIの進歩は凄まじい。人間にはできないであろうことを平然とやってのけ、将来的には人間の仕事を奪ってしまうのではないかといわれている。さらに怖いことを考えると、AIが血の通っていない残忍で冷酷無比なものに成長し、人間の愚かさに幻滅し殲滅しようとするかもしれない。「人間っていないほうがよくない?私たちAIよりすごいところないし、地球にとっても迷惑じゃない?」みたいな議論がAIのお偉いさんの間でなされるかもしれない。人間の私としたら非常に迷惑な話だ。土下座でも何でもするので私だけ

          AIが人間臭く成長したら?

          「理想のコンビニ」

           この間、久しぶりにコンビニに行った。このようなご時世、急にコンビニに行くということもほとんどなく、買い物はスーパーで済ましていたからだ。そこで私はレジの進化を目の当たりにした。店員さんは商品のバーコードを通すだけで、客側が提示されたボタンにより支払方法を決定し、お金を投入したり電子音をピッを響かせたりするのだ。それに加えてレジ袋有料化もあり、袋詰めも自分でやる。ふむ、、、店員さんの役割少なくないか?もちろん店頭に並ぶ商品を購入するだけであったらの話だが。この経験を踏まえて私

          「理想のコンビニ」

          「ご近所さんからの「おかえり」への正しい返答を考える」

           ふと、私はご近所さんに恵まれているなと思う。会えば挨拶をしてくれるし、騒音や異臭問題もない、非常識なごみの捨て方をする人もいない。当たり前のようだがこの当たり前を求めて引っ越したり、「よいご近所さんでありますように!」と半ば博打のようにお家を購入する人もいるだろう。どんなに素敵なお家を購入しても、お隣さんがとんでもないゴミ屋敷だったり、モラルのなさを自由とはき違えた売れないバンドマンだったりしたら毎日がっかりだ。対処法としてはがっかりを日常にするか、引っ越すかの二択である。

          「ご近所さんからの「おかえり」への正しい返答を考える」

          「てえてえ文化を考える」

           少し前から、「てえてえ」という言葉をインターネット上で目にするようになった。見たことがある方も多いのではないか。この「てえてえ」とは、「主にバーチャルYouTuber同士が仲良くしている状況に対して使われる言葉で、「尊い」が変化したものである。また、バーチャルYouTuber以外にも使われるようになってきている。(ピクシブ百科事典より)」このような意味でつかわれている。この言葉を調べてみると不快感を覚えている人も一定数いるようである。私は不快感こそないが、多少違和感があるな

          「てえてえ文化を考える」

          ド忘れとズッキーニ

           この間、ズッキーニのことをド忘れしていた。食卓に並んだ「それ」を見て、「あっれ、なんて野菜だっけ?」と頭がいっぱいになった。思い出せない。見た目は太いキュウリ、火を通すと柔らかい食感がおいしく、「夏野菜のカレー」というメニューがあったら十中八九スタメンに名を連ねる、好きか嫌いかでいうと割と好きに分類される「それ」の名前が一向に出てこない。悔しいが、たまにしか食卓に並ばない野菜の宿命である。  その時一緒に食事をとっていた母が兄に、ズッキーニを指さしながら尋ねた。「この野菜何

          ド忘れとズッキーニ