見出し画像

どうして、広告屋の私が“プロセス“をだいじにしたいと思ったのか?→「オリエンずれ」を“プロセス“が解決してくれるかもしれない、、、しかし。

そんなこんなで、起きるオリエンずれ。わたしは、まだ顕在化していない「クライアントが本当にやりたいこと」すなわち「正解」が欲しい、どうやったらゲットできるだろう、と考えるようになりました。

https://note.com/mukai_kaori/n/nd95703748858

そんなとき、ひとつの案件にかかわることになりました。それは、とある会社の広報部からのお仕事で10年後の「ありたい姿」に向かっていくために社内で連携していきたい、そのためのマイルストーンを置きたい、という内容でした。正直、どうしようかと思いました。当時、インナーブランディングの経験があまりなかったこともあって、いつもの仕事のやり方だといつまでたっても「正解」は導き出せない。

いつもの仕事のやり方、というのはこうです。

画像1

キャッチボールのように、基本、ボールはどちらか片方の手にあって、打ち合わせの場で用意したボールを相手に投げる。これだと、どちらかが「正解」の見当がある程度ついていないと、なかなか決着がつかないことになってしまいます。

そこで、その時は、1枚のフレームワークを用意してそれをクライアントと一緒に埋めていく、ということをやってみました。そしたら!!!「正解」だったかはどうかわかりませんが、少なくともその場にいらっしゃった方の納得が得られた実感がありましたし、すんなり決定がなされたし、それをベースに次のステップへ滑り出していくことができました。

これは、いままでアウトプット(納品物)にばかり目が向いていた私にとっては大きな発見でした。“プロセス“を共有することで「正解」が得られるかもしれない、「オリエンずれ」が解決できるかもしれない、そう思いました。そして、見様見真似でファシリテーションにトライし、フレームワークを使い、、、、早々に壁にぶち当たりました。

一見、会議自体はうまく「進行」したのです。なんなら感心さえしてもらえました。けれど、私の熱が入れば入るほど、参加者の他人事感が目につくようになり、私1人だけが躍起になっていくようでした。次の会議で話を蒸し返されたり、参加者の会議後の行動が伴わなかったり、、、

次回、試行錯誤は続きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?