ムカイカオリ

広告業界の片隅に身をおいて、もうぼちぼち30年。コミュニケーションプランナー。最近、広…

ムカイカオリ

広告業界の片隅に身をおいて、もうぼちぼち30年。コミュニケーションプランナー。最近、広告(広義)をつくるプロセスをだいじにしたいと思うようになりました。現在、試行錯誤中。プロセスをだいじにするのであれば、この試行錯誤(つまりプロセス)も、包み隠さず表してみようと思った次第。

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「願い」って逃げがちだし隠れがちだから。

唐突に申し上げますけどね、「広告」って「願い」だと思うんです。 そもそも世の中に上梓する商品やサービスって「願い」ですよね。これを食べてどこぞの誰かが美味しい顔をしてくれたらいいなあ、とか、こんな人のこんな助けになるといいなあ、とか、世の中をこんな風に変えたいなあ、とか。 広告って、その商品やサービスが、世の中の人たちと、こんなふうに関われればいいなあ、って「願い」を叶えるためのものでありたいと、私は思います。 だけど、「願い」を叶えるための「手段」が、あれこれいっぱい

    • やっぱ人間、寝なアカンな

      ごぶさたしております。とっても、ごぶさたしております。 6月からこっち、平日はほぼ12時間以上会社に居続ける生活を続けておりまして、そしてこれは私の生活管理の問題ですが、深夜までやったり、早朝に起きたりで、余計疲れておりました。 ひとつひとつの案件が、それほど嫌というわけではないのだけれど、疲れているといけませんね。→ケアレスミスが多くなる、→時間がかかる、→インプットの気力が湧かない、→ひとつひとつのお仕事に手をかけてあげられない、→これは改善したほうがいいなと思うとこ

      • オリエンをつくるお手伝いがしたいです。

        昨年の夏書いた論文が、下記に掲載されました。ここでも書いていますが、広告のお仕事の根っこはオリエンだと思っていて、そこを間違うとすごくもったいないことになる。だから、オリエンで困っている企業の方をお手伝いするお仕事がしたいなあ、と思って書きました。 第50回JAAA懸賞論文 finalists 33ページ〜 オリエンずれを解消するために。こんな時代だからこそ、目に見えない・言葉にできないものを大切にする。〜グラフィック・ファシリテーションの考え方に学ぶ〜 https:/

        • “プロセス“をだいじにしたい広告屋が、グラファシに、出会ったぁ〜(下條アトムさん風で)

          ふえるわかめちゃんばりに増殖する仕事に呆気にとられていたら、日があいてしまいました。いかんいかん。プロセスを(も)だいじにしたい、コミュニケーションプランナー、ムカイです。こんにちは。 さて、前回、“プロセス“を大事にするとうまくいく、と思ったわたしが、ファシリテーションをかじってやってはみたもののうまくいかなかった、というお話をしました。 https://note.com/mukai_kaori/n/nd95703748858 ・・・落ち込みました。ロジカルに手順をふん

        「願い」って逃げがちだし隠れがちだから。

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        記事

          どうして、広告屋の私が“プロセス“をだいじにしたいと思ったのか?→「オリエンずれ」を“プロセス“が解決してくれるかもしれない、、、しかし。

          そんなこんなで、起きるオリエンずれ。わたしは、まだ顕在化していない「クライアントが本当にやりたいこと」すなわち「正解」が欲しい、どうやったらゲットできるだろう、と考えるようになりました。 https://note.com/mukai_kaori/n/nd95703748858 そんなとき、ひとつの案件にかかわることになりました。それは、とある会社の広報部からのお仕事で10年後の「ありたい姿」に向かっていくために社内で連携していきたい、そのためのマイルストーンを置きたい、と

          どうして、広告屋の私が“プロセス“をだいじにしたいと思ったのか?→「オリエンずれ」を“プロセス“が解決してくれるかもしれない、、、しかし。

          どうして、広告屋の私が“プロセス“をだいじにしたいと思ったのか?→そもそものきっかけは「オリエンずれ」その②

          前回、「オリエンずれ=クライアントが本当にやりたいことと実施施策の齟齬」がしょっちゅう起こってモヤりました、というお話をしました。https://note.com/mukai_kaori/n/n17281cab60c0 さて「オリエンずれ」はなぜ起こるのでしょうか?コミュニケーションを怠っている、、、というのは論外として、2つの可能性が考えられます。 1. 「本当にやりたいこと」がクライアントの中で顕在化されていない、という可能性。 「生活者インサイト」という考え方があり

          どうして、広告屋の私が“プロセス“をだいじにしたいと思ったのか?→そもそものきっかけは「オリエンずれ」その②

          どうして、広告屋の私が“プロセス“をだいじにしたいと思ったのか?→そもそものきっかけは「オリエンずれ」その①

          まだ若かりし頃、競合プレゼンで勝つことはいちばんの「華っ」でした。だから、連続してばったばったと勝っていく先輩はスターだと思ったし、負けるとすっごい悔しかったのを覚えています。もちろん、負けた案件の採用案は必ずチェック。 あるとき、他社の採用案が世の中に出たのを見て「????」ってなりました。「あのオリエンで、アウトプットがこう化けるもんか?全然違うやんけ(悪言失礼)」と。いわゆる「オリエン返し」です(※「オリエン返し」という言葉、「オリエン通りに提案を返す」という意味で使

          どうして、広告屋の私が“プロセス“をだいじにしたいと思ったのか?→そもそものきっかけは「オリエンずれ」その①

          プロセスを(も)だいじにしたい、コミュニケーションプランナーの自己紹介。

          はじめましてです。広告会社でコミュニケーションプランナーをやっております、ムカイカオリと申します。 広告業界の片隅に身をおいて、もうぼちぼち30年。広告業務はアウトプットが広く人様の目に触れるおしごとなので、どうしてもアウトプットに注目が集まりがちです。私自身、「アウトプットが命!それ以外のことは二の次、三の次!」的な価値観を持っておりました。そしてそのアウトプットは、クリエイターを始めとする広告会社や制作会社の人間の “発想“ や “スキル・経験値“ こそが生み出すものだ

          プロセスを(も)だいじにしたい、コミュニケーションプランナーの自己紹介。