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活動集(ポートフォリオ)

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遭遇の方法にまつわる活動群です
運営しているクリエイター

記事一覧

〈8人の蛸みこし〉

「8本の脚には、それぞれに独立した知性がある」 という蛸の心身にまつわる研究から着想された、8人で担ぐグニャグニャしたお神輿。これを担ぐ8人の個は、息を合わせる、バラバラでいる、など状況に応じて動く/動かされることになり、そこに生じるその時々の関係性の様相は蛸の踊りとして顕れる。蛸の心身をモチーフに、人間の集まりを再考するプロジェクト。 「蛸みこしの物語」 訪れる蛸みこしは、「蛸」「竹」「人の集まり」にまつわるその土地固有の文化を浮かびあげ、環境に合わせて生きる人間の知恵や

〈太平洋とタイヤひっぱり〉

ヤポネシア(太平洋諸島としての日本列島)の視座から、その連なりの島々をタイヤひっぱりで一周してまわるプロジェクト。漂泊の日々は、肉体、精神、環境、制度の癒着を解きほぐし、それぞれを浮遊させつつ流れゆく。タイヤひっぱりという行為を定点に、それ以外の全ては観測対象となる。 国家という観念はゆらぎ、私は、自らの足場として選択できる距離と時間のスケール、また”私たち”のあり方について、あるきながら探ることになる。 台湾 〈タイヤひっぱり|台湾環島-拉輪胎〉2019 種子島 〈タイ

〈ニューヨーク方面へヒッチハイク〉

「ニューヨーク方面」と書いた段ボールを掲げ、目の前の路上でヒッチハイクを行う。普段の世界は役割をかえ、1秒先が予測できない地上の漂流がはじまる。ただ立って待つ、そのうち誰かに、どこかへ運ばれる。運ばれた先では、これまでとは違ったまた新しい現実と遭遇することになる。 《アメリカン・ドリーム・タイム》

〈都市あそび〉

「都市空間にあそびをつくる」公共空間でのゲリラ上演。あそびという言葉には、遊び/ゆらぎ/余白などの意味を含ませている。これは、資本主義の論理で画一化する街に対して、個人の身体を再びその土地に結び直すための呪術的儀礼であるのと同時に、権力による抑圧や社会がもたらす対立をカジュアルに無効化する、したたかな実践としても継続されていくことになる。 ・感謝!タイヤまつり ・間のテンパーチャー ・武蔵野プレイス ・恵比寿ガーデンプレイス ・進化するニューデート(東京文化創造都市

〈刹那の観測〉

指を弾く間に60あるいは65の刹那が立ち上がるような、うっそうとする束の間について。もしくは、なんとなしに大道芸に目をやると背後のビルの合間に月があって、同時にセミが鳴きやむような時のこと。

〈ひとりでは運べないリヤカー〉

全員無一文。1人では動かせない大きさのリヤカーを東京から香川まで運ぶ800km53日間の旅。サーカスとお神輿、非日常を起こす職能-来訪者(まれびと)としての日常。共同生活に連動する生産(移動と表現)と分配。 交換経済とは違う論理であるく、ふいに訪れる既存のシステムを反転/超越する現象に、芸術の起こりをみる。 - モーメント小平:野口竜平、鈴木健太、南寿オサム、梅澤昌平、根本美咲、修行、長崎リサ、梶山隼人、藤原武巳、西村誠

〈変なおじさん〉

偶然出会った子供に不思議な瞬間を贈る、一方的に立ち去る。 東村山で育った私が、故郷との繋がりをたしかめる方法でもある。