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#2 速さをとるか、深さをとるか

#1に引き続き、PC設定のお話からです。はい、私事で恐れ入ります。せっせとPC設定に励んでいると、やっぱりおすすめのアプリ等が視野に入ってきます。これは、きっともう不可避なんでしょうね(笑)それでも一つ、作業を短縮できるというアプリを導入してみました。今回は、そんなお話。

便利の功罪

「便利ですよ」を謳うそれを使うと、確かに作業時間は短くなる気配です。と同時に、ある種の感触の無さみたいなものに危機感を覚えました。

イメージとしては、アプリという箱の中で、自分の代わりに何かがせっせと動いてくれている。そんな感じ。つまり、自分は動かないんです。

すると、手触り感というか、やってる感みたいなものが伴いづらい。個人的には、所作が連れていってくれる深さがあると感じていて。奥行きというか。ある動きや手作業をやっているうちに、たどり着く世界観。それがどうにも薄かった。

ということでタイトルですが、「速さをとるか、深さをとるか」。ひとまず今回の体験に限っていえば、両立はまだ難しそうです。

ただ、アプリに慣れて、どんどん習熟していけば話は別だろうとも思います。新しいものでも、身に馴染むまで付き合って、意識せずとも扱えるようになると、それはそれで所作になっていく。

それを分かっていながら、なかなか所作の更新が追いつかない。追いつく気になれない。こうなると、もう立派なおじさんです(笑)いつ頃からこの感覚値みたいなものは、じっとしてしまうのやら…。ヤレヤレ。

「便利ですよ」から透けてみえる、速さと深さの追いかけっこ。身構えとしては、流行りの速さに乗っかっておきたい。同じ時代を生きる人と同じく生きていくには、ある程度必要なことかもしれません。一方で、そのレースから降りたい頃合いもありそうです。

またボヤボヤと考え込んでしまうので、その辺りのお話は別の機会にでも。今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。

ではでは。

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