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布団

寝室で寝る前のリラックスタイムを過ごしていたら、次女がそっとやってきて部屋の電気をパチパチ点灯させた。

「なにすんのー」

と言いながらも嬉しい私。

次女は布団に潜ってきて「部屋中がフワフワの毛布みたいだったらいいね」とはしゃいでいる。



次女が寝室を分けて寝るようになり一年以上過ぎた。

たまに、一緒に寝たいと思うようで自分の布団を持ち込んできたりする。

しかし基本的には、自分の部屋で寝ている。

幼児の頃に早く自分で寝付いてくれないかなー、などと思っていた時期は過ぎて、振り返ればあっという間だ。

親子みんなで、寝ていた時間を懐かしく思い出そうとするが、ぼんやりと遠い記憶にも感じる

『あの時をもっと味わっておけばよかった』と後悔することは多い。

しかし、今の私にできるのはたまに寝室に遊びに来た娘の様子をしっかりと心に留めておくことだ。

大きくなった娘もまだ小学生。

まだまだ、成長していく姿を意識して心に焼き付けていこう。


次女は、ひとしきり布団でゴロゴロすると満足したように寝室を出ていった。

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