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むぎのマガジン vol. 146ー毎週とどくタロット鑑定解説マガジンー 「生涯のパートナーと出会うにはどうしたらいい?」

こんにちは。むぎのタロットのyukiです。このマガジンでは、毎週、公開を許諾いただいた鑑定事例の動画と、実際に返したお返事、カードの解説をお届けします。今回は、恋愛に関する相談です。


解説動画

ご依頼内容

状況について

誰かとお付き合いし、将来的に結婚したいがどうすれば良いか。
病気がちで縁なく過ごしてきました。
兄弟おらず親戚と疎遠で、バリバリ稼ぐのも体力的に難しそうなので、このまま一人だと孤独で、貧困な晩年になりそうで不安です。

鑑定を希望する項目

生涯共に歩める人と暮らすためにどうすれば良いか。
常識ある男性と縁がなく、昔自ら婚活したら辛い出会いばかりで怖くなっています。

使った鑑定

3枚引き:フリースリーカード

3枚のカードを並べて、必要に応じてアドバイスカードを1枚で追加でひきます。3枚に独立した意味はなく、3枚のカードを総合して、質問に対する答えをだしていきます。

5枚引き:今やめることはじめること

5枚のカードを引いて、その問題に対して、今何をやめて今何をはじめるべきかをひくことでアクションを鑑定します。

鑑定者の回答

前文

こんにちは。むぎのタロットのyukiです。
この度はご依頼ありがとうございます。

人生100年時代といいますが、変化の激しい現代において、どのように生きていくことになるのか不安もとても大きいですよね。この鑑定で少しでもお力になれればと思います。

今回は
・生涯共に歩める人と出会うために何をやめて何をはじめればいいのか
・出会いに縁がありそうな場所・状況
・向こう1年で出会いにつながりやすい時期
の3点で鑑定させていただきます。よろしくお願いします。

鑑定項目その① 生涯共に歩める人と出会うために何をやめて何をはじめればいいのか

現状:ペンタクルの7 妨害:女教皇(逆) 願望:ワンドの6(逆)
やめること:ワンドの3 はじめること:力

現状としては、「いますぐ大変」というわけではないものの、自分の人生や将来に対して不満や不安があり、モヤモヤしておられる状態なのかなと思います。

ご自身としては熱烈な恋愛がしたいわけではなく、ただただ、お互いを思い合い、信頼しあい、安心して将来を過ごせるパートナーとの出会いを求められているのかなと思います。その実現を妨害しているのは、実はご自身にとって「理想のパートナー像」であったり「理想の人生像」がはっきりとされていないことであるようです。
これまでの経験で「こんな男性はいやだ」「こんな人はもうこりごり」という、「望まないパートナー像」はすんなりと思い浮かんでも、「具体的にこういう人と生涯を過ごしたい」と考えられるような理想のパートナー像は案外イメージが難しい状態なのではないでしょうか。人間はほっておくと、「起こってほしくない未来」について意識を巡らせてしまいがちです。できるかどうかを考えないで、理想のゲームの主人公を作るような感覚で、「自分にとっての理想のパートナーとはどのような人か」「自分はこれからどのような人生を歩みたいのか」に対してまずは意識を向けることが大切であるようです。

この状況を打破するためのアドバイスとして、やめることにワンドの3が。はじめることに力がでています。
2枚のカードをつなぐと、今まだここにないものに期待をするのではなく、逆説的ですが、パートナーがいてもいなくても、自分の人生はいつでも自分で切り開ける力が自分にはあると信じることが大切、というメッセージになります。

それぞれのカードについて具体的に説明していきます。
まず、やめることのワンドの3は「今ここにないもの」を考えすぎることを手放したほうがいいことを示唆しています。ヒトは「自分がいつか老いて死ぬこと」を意識しながら生きていく唯一の生き物だといわれています。そのため、どうしても私たちはまだ起こっていない未来をあれこれと心配していまいます。
将来のために貯金をしたり、将来のために何か勉強をしたり、将来にむかって考えたり行動したりすることは悪いことではありません。ですが、「将来が不安だからパートナーをみつけなきゃ」とまだきていない不安に駆り立てられて焦燥してしまったり、「パートナーがいれば将来安心できる=パートナーがいない今はとても不安が強いし、幸せになれない」と考えすぎないことが大切であるようです。パートナーを探す際にも「将来が不安だから」ではなく、「今、同じ時をより楽しむためにパートナーを探す」といった形で、「今ここ」に眼を向けることが大切であるようです。
また、はじめることの「力」は何よりも自分自身を信じることが大切であると告げています。
ちょっと意地悪な例えになりますが、仮にパートナーがいたとしても、そのパートナーに先立たれてしまったり、あるいは、パートナーが何らかの大怪我や病気にかかってしまって働けなくなってしまったら、一人でいるときよりも負担が大きくなる可能性はあります。
「一人で生きていくのが不安」だからこそパートナーを求める気持ちはとても自然なものですが、「私は一人では不十分だ。不安だ」と考えるのではなく、「パートナーがいても、いなくても、不安があっても、なくても、私は一人でいつでも完全だし、何があっても、自分の力で人生を自由に変えていくことができる。」と自分自身をただただ信じてあげることが大切だと告げています。

これは、「パートナーを諦めて一人で生きることも考えましょう」ということではなく、ちょっと逆説的ですが、「パートナーがいないと私は不完全で惨めです。だから助けてください」というスタンスよりも
「私は一人の大人として、いつでも自分の人生を楽しむことができます。でも、この人生をより楽しく歩いていくためのパートナーを探しています」というスタンスの方のほうが、より魅力的にうつり、あなたが望むような信頼できるパートナーとの出会いにつながるのではないかと思います。

全体を通じて感じたのは、どうしても過去の経験から「こんなことが起こったら嫌だ」「将来が不安だ」という気持ちが強くなってしまうのかなと思いますが、まずは、ここまで一生懸命生きてきた自分自身を認めること。そして、自分はパートナーがいてもいなくても、いつでも自分の人生の主役であり、幸せであることができると認めること。そして自分に制限をせずにどのようなパートナーとの生活、人生を望むのかをまずは考えて、不安から、愛・理想に意識をシフトしていくことが大切であるようです。

次に、良い出会いやご縁につながりやすそうな具体的な場所や状況について鑑定させていただきます。

鑑定項目その②  出会いに縁がありそうな場所・状況

カップのナイト(逆)、カップの10、カップの4(逆)

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