マウントをとる人は組織を壊す

本日も教員、保護者のみなさんを対象にお届けします。

マウトンとは‥自分の優位性をアピールする行為全般

みなさんの周りにはマウントをとる人いませんか??
友人、同僚や上司など身近な人でいませんか??
例えば、自分の仕事で上手くいかなかったとき、相手に大勢の前で叱責されたり、指導されたり。

他にも自慢話や求めていない心配。
これって全てマウントをとられていますよ。

そして、あなたは気づかないうちに相手にマウントとっていませんか???

マウント人間は組織を衰退させます。なぜなら、自分はその現実を目の当たりにしてきたからです。
もっと早くマウント人間の対処法を知っていれば‥と悔やみました。

みなさんにはそんな辛い思いをしてほしくないので、マウントをとる人がどれだけ周りに影響しているのか考え、明日からのマウント人間との付き合い方や対処法などをお伝えしていきます。

目次

・マウントをとる人がどれだけ組織に悪影響を与えているか

・マウントをとる人がいたらどのように対処するか

・自分自身もマウントをとりそうになる。そんな時は‥

マウントをとる人がどれだけ組織に悪影響を与えているか

それでは、マウントがいかに組織に悪影響を与えているか解説します。

初めに相手からマウントを取られます。
例えば、
「〇〇さん!今のやり方どう考えてもおかしいよ!やり直して!」
っと指導されたとします。
指導されると
「言われた通りしよう。」
という思考になりがちです。立場が上の人に言われたら更に、ダメージは大きいはず。
そして、この指導で多いのは、多数の人の前で行うのです。
間違いなく、マウントをとってきています。
これって凄く危険です。
なぜなら、それを見ている多数の人が指導された人を下に見てしまうようになるからなのです。
感情としては、
「可哀想」
「あいつは仕事ができないな」
「あいつみたいにならないように気をつけよう」
など、ネガティブな感情が湧いてきます。そして、相手にマウントをとられ続けると、周りもマウントをとっていた相手と同じような感情になってしまうのです。なぜなら、ネガティブな感情は伝染しやすいから。

あなたも経験ないでしょうか??

私が教師をしていた時の話です。
新任の教師を指導する立場の教師「指導教諭」という者がいます。

新任の教師は日々授業で四苦八苦しています。その日の授業でさえ、上手くまわせません。それを見ている指導教諭は授業中でさえ、
「そこの伝え方はそうじゃない」
「その考え方より、こっちの考え方の方がいい」
など、授業中に指導をするのです。もちろん、正論なことも多いので新任教師は反論できません。
ただここで怖いのは、子どもはそのやり取りを目の前で見ているのです。
その後、新任教師のクラスはどうなったか‥

みなさんが思った通り、学級崩壊してしまいました。
理由は、これまでお伝えしたように、ネガティブな感情は伝染しやすいので、子ども達は担任に対して敬意はなくなりました。
日々、反抗的な態度をとったり、攻撃的な言葉を発したりしだしました。
まるで、指導教諭の態度や言葉が乗り移ったかのように。

これは、実際に私が見た、あるクラスの一例です。
この話は大きな組織にも通じることだと思います。

マウントをすることで、一時的に優位に立てた気がして、優越感をもてるかもしれません。ただ、その行為をすることで組織の損失を考えたらやはりマウントをしてくる人は要注意と言えるでしょう。

マウントをとる人がいたらどのように対処するか

そんな危険な人物、マウント人間をどう対処したらいいのか、それはシンプルに

その相手から距離をおく

要は、
話はスルーする
ほうっておく
聞き流す

それだけです。

マウントをとってくる人は基本的には言葉で優位に立とうとします。

暴力でマウントをとってくるという人は、然るべき立場の人に相談しましょう。※弁護士、警察など。

だがら言葉だけでは、怪我をすることはないので、基本的には聞き流すだけでいいです。

聞き流す元気もない人はすぐにでもその人から離れましょう。

その場から逃げられない場合の人は、マウント人間から何を言われたとしても

真に受けない

これだけに徹してください。
そのためには、
・ビビらない
・自分と相手を比べない
・落ち込まない
・マウントをとってくる人の普段の行動を見よ

マウントをとってくる人は本当に自分のことを考えて言っているのか?
マウントをとっている人は本当に普段から自分に求めてくることができているのか?
ただ、優位に立とうとして言葉を発しているのでは??
など、よくマウント人間を観察すると案外、
「どうしてこの人にあんなにもビビっていたのかな??」
っと気楽に思えるはずです。
※もちろん、親身に話をしてくれる人の話は敬意をもって聴いてくださいね。

そして、何よりマウントをとってくるということは、
自分とマウント人間は同じレベルと言うこと。同じレベルくらいだから、少しでも優位に立ちたいと思っている。
動物の世界では、争いは同じレベルの者同士でしか発生しません。
そう考えると同じレベルの人にビビっているのは馬鹿らしくなってきませんか??

では、心に余裕ができたから、マウント人間を更生させたいと思っている方にお伝えします。

実は言葉でマウントをとろうとする人は自分に自信が無い人が多いのです。褒められたり、認められたりする経験が少ない人生だったのです。
だったら、褒めたり、認められたりしてあげましょう。そうすると、満たされて、マウントをとることも無くなるかもしれません。

先程の新任教師の事例で話すと、

授業中にマウントをとってきて、

「〇〇先生!そこは違うわよ!」

と言われます。そんな時、

「さすが、指導教諭ですね!僕では気付きませんでした!みんな!指導教諭さんの考えは素晴らしいね!」

とでも言えば、指導教諭の乾いた心は満たされるかもしれません。

とにかく何か言われても、

聞き流す

真に受けない


これを徹底してください。

自分自身もマウントをとりそうになる。そんな時は‥

案外、人は嫌なことをされた時はよくわかるのですが、嫌なことをしてしまう時は分かっていないことが多いのです。
もしかしたら、あなたも気づかないうちにマウントとっているかもしれませんよ??

マウントをとってしまう人は
・人から褒められた経験が少ない
・自分に対して自信がない
・周りの評価を気にしすぎる
・人の気持ちがわからない
・人のせいにする

ことが多いです。特に会話の中で出てきやすく、
・自慢話
・反論
・相手を見下す
といった事をしがちです。

自分も意識していないと、やってしまっていた過去があります。では、思わずマウントをとってしまいそうな時、対処法を3つのポイントで解説します。

①自分よりすごい人を思い出す
下を見てマウントとると気持ちは楽になります。しかし、その気持ちはなんの生産性や意味ももちません。
それよりも、自分よりすごい人を思い出す。
例えば、
自分の憧れの人の技術を真似したい。
憧れの人のようになりたい。
その気持ちがあれぼ、そもそも同レベル程度の相手に対してマウントをとろうなんて思いません。
②他人の評価なんて自分ではどうすることもできないことを知る
他者からすごいと思ってもらうために虚勢をはり、相手を批判したり、自慢したりすることになんの意味もありません。なぜなら、自分を評価をするのは相手だからです。どんなに頑張っても相手の感情を操作することはできません。操作しようとしてマウントとるような無益な争いやめましょう。
そんな気持ちでいるとマウントをとることも減ってくるはずです。
③自分を磨く努力をする
時間は有限です。その時間をどう使うか。
・他人を気にしすぎて、無益なマウントをとり続け、時間と信用を浪費していくか
・目標をもって、なりたい自分を目指す努力をするか

さぁマウントをとってしまっている人。どちらの方が人生豊かになりそうですか??

迷った時は自分がカッコいい方を選びましょう。

まとめ

・マウントをとる人がどれだけ組織に悪影響を与えているか
→ネガティブな感情は伝染する。1人がマウントすることで組織全体がネガティブな行動をしだす。

・マウントをとる人がいたらどのように対処するか
→すぐにその場から離れる。

・自分自身もマウントをとりそうになる。そんな時は‥
→自分がカッコいいと思う行動や言葉を選択をする。

それではまた。