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(解説編)ITの教本には載らないバグの発生ポイント

はじめに

お疲れ様です。むぎです。

今回は、以前twitterにアップした「ITの教本には載らないバグの発生ポイント」の解説編になります。だいぶ遅くなってしまい、申し訳ないです。

<過去のツイートはこちら>

実はこれ、最初に投稿したのが2015年なんですよね。もう5年以上経ってる!(怖

この記事では、バグが入り込みそうな所を、経験談を合わせて紹介してみます。

いうなれば、秘伝のタレみたいな感じです。

もしかしたら、腐ってるかもしれませんが、もしかしたら、コクが出てるかもしれない。

そんなひと時を堪能してもらえたら。と思います。

※31種類も過去の経験を書いたら、障害集みたいになったw(≧∇≦)

1つ1つのポイントは、こんな感じで書いていきます。

①過去事例:主にどこでどんな問題を引き起こしたか
②予防策 :どんな対策をして予防したか


<ちょっと言わせて>

この記事ね。いつもの3~4倍の量を書きました。31個のポイント全部、同じ量を書いてます。途中なんども辞めたくなりました。でもなんとか、書きました。。。書きましたよー!!!!

<社内、学内の公開について>

ご自分の所属する組織・団体内でしたら、代表者のみの購入で記事内容を共有して頂いて結構です。ただ、ネットにアップするのは、ご勘弁ください。


(1)一見、良く分からない所(要件、項目説明、条件文等)

設計書などで「一見、良く分からない所」をわかった気になっていたり、根拠なく大丈夫だと思っていると起こるケースです。

<過去事例>

①なんとなくやりたい事が書いてあるけど、具体的には何をしたいのかわからない要件
本当にやりたい要件が具体的に良くわからなかった(わかった気でいた)為、関係者全員の認識がバラバラになってしまい、三者三様になってしまいました。その為、設計工程や開発工程が進んだ後半になって、そのギャップを埋めるのに余計な手間をかけました。

②「〇〇値をセットする」しか書いてないけど、なんとなくわかった気になっているインターフェース設計
インターフェースの使い方が不十分で、「〇〇値をセットする」のような説明に留まった為、いつセットされるのか、いつ更新されるのか、ずっと固定なのか、初期値は何か等の認識合わせが困難になりました。それによって、送信元、送信先の認識相違が発生し、結合障害を出しました。

③ぐちゃぐちゃ盛り沢山の条件文
プログラムやSQLの条件文がぐちゃぐちゃしているのに、この条件で大丈夫!と思い込んでしまいました。条件文を眺めて考えて満足してしまい、データ自体を見て整理・検討しなかった結果、本当に対象にしたいデータと、対象外にしたいデータが正しく切り分けできず、認識できていなかった想定外のデータが処理対象となり、障害を起こしました。

<予防策>

・可能な限り、具体的な内容に落とす。

・その仕様を実際に運用してみたことを想像して、ロールプレイングしてみる。

・プログラムやSQLの確認は重要だけど、本来やりたいことはインプットとアウトプットで決まる為、最終判断はそこで確認する。


(2)上記(1)を良しとする担当者の担当範囲

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