少年は子供のころからぜんそくだった。思い余って母親は天台の寺院に預けた。修業の上高校から佛教大学に進んだ。天台難行の千日回峰行にも挑んでいる。喘息は直った。千日回峰行は失敗したら自決する覚悟である。どうせ死ぬなら治療も勉強も修業も同じだ。顔つきが変わった。阿闍梨になれるか?
回峰行千日

満85歳。台湾生まれ台湾育ち。さいごの軍国少年世代。戦後引き揚げの日本国籍者です。耐え難きを耐え、忍び難きを忍び頑張った。その日本も世界の底辺になりつつある。まだ墜ちるだろう。再再興のヒントは?老人の知恵と警告と提言を・・・どぞ。