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不登校 〜これで終わり(?)〜


息子が小学5年生から学校へ行くのを嫌がるようになった。行ったり行かなかったりで小学校を卒業した。

中学になり、入学式に出席してしばらく登校していたものの、2週間もしないうちに不登校になってしまっていた。その後、登校することもなく卒業。

卒業後、息子は通信制(フレックス制)の高校へ入学した。(登校日、登校時間を自分で自由に選べる)


入学当初はどうなるか不安だった。ちゃんといかなければ、単位が取れず進学できないこともあるから。でも、コロナもあり、学校がお休みになったり、webで授業をすることが多かったりしたので、スムーズに学校に馴染んでいった感じだった。


初めて学校に登校しなければいけない日はさすがに『ちゃんと行けるのかな?』と思いながらそっと見守っていたら、「行ってくる」と言い玄関から出ていく姿を見た時は、ちょっと感動だった。(いやっ、鳥肌立った)

あー自分でやっていけるなー、ととても感じた瞬間だった。


出席しなければいけない日は行き、あとは自分で単位を考えながら「そろそろいかないとやばい・・・」と学校に行ったりしている。


家で過ごす時間が長いので、ゲームをしている姿をよく見かけるが、自分で参考書や問題集を買い、勉強をしていることも多くなった。大学受験に向けて頑張っているようだ。


基本、そんなに学校へ行かなくても良いので自由に過ごしている。たまに行く学校については何も言わないのでそんなに嫌ではないのだと思う(何か嫌なことがあると文句を言うような子だから)


相変わらず、こだわりが強いので、私が勝手に物を少し動かしただけですごく怒ったり、自分の思い通りにいってないことに対してわーっと怒ることがあるけど、「(あーそう言うの嫌だったね)ごめん、今度から気をつける」と言うと「そうして」と結構あっさりと話は終わる。

息子は本当に成長したな、と感じる。


今は通信制の(フレックス制)高校を選んで良かったと思っている。無理して通学制を選んでいたら、また『不登校』になっていたかもしれない。息子にはこの生活が合っているのだと思う。

学年が変わったら、通学できるようになる子、学校が変わったら登校出来るようになる子がいると聞くと、もしかして息子も!なんて思ったことが何度もあるけど、やっぱり個人個人違うのだな、と感じる。その子に合った選択をしていけば良いのだと今は思う。




***


noteを始めて何を書こうか考えた時、「息子の不登校」について書こうと思った。経験した私にしか書けないこと。友達にもほとんど話したことがないこと。


不登校の5年はやっぱり長かった。


常に問題が出てくるので振り返ることなんてできずに今まで過ごしてきていた。私はずっと日記をつけていたので、振り返るために読み直してみると忘れていることもたくさんあった。(多分、noteを書かなかったら見直すこともなかったと思う)

読み返してみると、色々な人からアドバイスをもらったり、自分なりに気づきがあったことを思い出した。そして、みんなに助けられたなーとつくづく感じる。だから、もしも私のnoteを読んで「そうそう、大変だよね」「こんなふうに考えてもいいんだな」「こんな道もあるんだ」「こんなふうになる子もいるんだ」と少しでも参考にしてもらえれば良いと思っている。



まだ思春期の娘もいるし、息子は息子でまだこれから色々ありそうだけど、とりあえず、息子は学校へ行っている。

『不登校』というタイトルで書いてきたnoteもこれで終わりかな。


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