見出し画像

フグの初セリが、日本有数の取扱量を誇る山口県下関市の南風泊(はえどまり)市場で今日未明に開催されました。フグシーズンの到来です!

こんにちは、本籍が山口県下関市で長州藩士の末裔、DJムッチーです。

フグの初セリが、日本有数の取扱量を誇る山口県下関市の南風泊(はえどまり)仮設市場で今日未明に開催されました。
いよいよフグシーズンの到来です・・・
初セリの今日は、天然のトラフグ計約250キロが競り落とされたそうです。
1キロ当たりの最高値は昨年を3千円下回る1万9千円。
(高いのか安いのか微妙ですね。)
養殖モノは、残暑の影響で水温が下がらずフグの成育が遅れているため、出荷がなかったそうです。
競り落とされたフグは、東京や大阪などに出荷されたそうで、あと数日で天然のふぐが食べられますね・・・大阪で店を選べば、まあまあの値段で食べられますよ!
(安くて美味しいフグの名店、大阪の「ずぼらや」さんがコロナ禍で閉店したので、フグのお店を探すのが難しくなりましたね・・)

下関の南風泊(はえどまり)市場は、独特の袋セリで有名です。

南風泊市場にセリ開始を告げるベルが鳴ると、箱詰めされたフグを前に、競り人が「ええか、ええか」という威勢のいいかけ声を上げて、筒状の黒い袋の中で仲買人と指を握り合って値を決める独特の「袋競り」が行われます。
袋競りは、競り人(売り手)と仲買人(買い手)が、フグの品質と値段を守るための工夫としてうまれた方法で、フグしか取り扱わない南風泊市場のみで行われています。
南風泊漁港市場は、一般人の見学お断りなので、この光景は初セリと新年の初セリのテレビ中継でしか見ることができません。

袋セリ

下関では、フグを福(ふく)と大阪では鉄砲と呼ぶ

下関では、縁起物としてフグを福(ふく)と呼びます。「フグ」という音の響きから連想される「不具」や「不遇」といった縁起のよくない忌み言葉を避けるために福と呼ぶとも言われますね・・・葦をよし、スルメを当たりめと呼ぶようなものですかね。
大阪では業界の符丁で、フグは「てっぽう(鉄砲)」と呼ばれていました。「てっぽう」の意味するところは、「弾に当たる」から「たまにあたる(たまにフグ中毒になる)」という洒落でからきています。
大阪では「ふぐちり」を「てっちり」、「ふぐさし」を「てっさ」と呼ぶようになったのはこのためです。
大阪らしい、頓智とせっかちがフグ料理の名前にも表れていますね。

「てっさ」は、やっぱり天然物が美味しいですね

養殖のフグには毒がない

養殖のフグには毒がないのをご存知でしか?
フグの毒は、成長の段階で海中の自然のエサを食べることから、内臓に毒の成分が生成・蓄積されます。ところが、養殖のフグは人口のエサを与えるので、毒ができません。
だから、養殖のフグの内臓には、毒がないのです。
となると、養殖のフグは当たらないから、てっちりとは呼べないかもしれませんね・・・呼び名コンテストでもしましょうか(笑)
養殖のフグと天然のフグの簡単な見分け方は、お店の水槽などで生かしている場合は、前歯のあるなしで見分けられます。歯がないのが養殖です。
養殖のフグは、狭い生け簀で育つため、互いに傷つけあうので、するどい前歯を幼魚のうちに抜いてしまうからです。
刺身や切り身になってしまうと見分けようがないので、フグの肝などは信頼できる調理人さんがいるお店で、召し上がってください。

大阪のフグ事情は、以前の記事にまとめていますので是非ご覧になってください。フグは意外と新しい料理だということが分かりますよ。

朝夕は、過ごしやすくなって、ぬる燗の日本酒が美味しい季節ですね。
冷たいビールで「ふぐの唐揚げ」、ぬる燗で「てっさ」と「てっちり」がいいですね・・・・
フグ料理で一番おいしいのが、最後の雑炊!、最後に雑炊を食べるためにここまでの料理を食べたっていう感じが一番です!

それでは今日は、この辺で・・
話のネタに困ったら使ってください・・・ね

どんどんコメントくださいね!
スキとフォローも嬉しいです!。 

じゃあまたこの次
DJムッチーでした。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?