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日立製作所が、家庭用エアコン製造から撤退するそうですよ!モートル家電なら日立と言われた時代の終焉でしょうか?。日立の新しい「この木なんの木、気になる木」は何でしょう?

こんにちは、エアコンの買い替えを検討しているDJムッチーです。
日立製作所が、家庭用エアコン製造から撤退を決めたようです。
米ジョンソン・コントロールズ・インターナショナルとの空調事業の合弁会社を、独ボッシュに売却するとか・・・
売却後の合弁会社はボッシュの完全子会社となって、日立とブランドライセンス契約を結び、日立ブランドで家庭用エアコンの販売を続けるそうで、日立ブランドのエアコン「しろくまくん」が無くなってしまうわけではないようです。
僕は、日立という会社が結構好きで、その理由は「この木なんの気、気になる木」という歌にからめた、贅肉の少ないブランディングに心惹かれるからです。何度も解説していますが、ブランドというのは生活者、消費者との約束のこと。約束の言葉を上手に表現している日立には、非常に魅力があります。

日立だけではなくて、日本の家電メーカー全般に言えることですが、取り扱う全製品に高機能を追求し続けました。しかし、生活者側はベーシック機能で十分で、負荷された高機能を使いこなせていない状態になっています。
家電は高級品で憧れだった時代は、遠に終わっていて、コモディティー化してしまいました。
それを見極めた結果が、今回の日立の家電エアコン製造からの撤退の決断でしょう。日立ブランドは残して、ドイツのボッシュがエアコン販売を引き継ぐようですが、他社が生活者とした約束を上手に引き継げるのか、お手並み拝見ですね・・・暗雲が見えているような気がしてます(笑)

モートルの日立

家の中に家電製品が増えてきた頃、産業用のモータや機器を作っていた日立は「モートルの日立」というブランディングで、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、クーラーは品質が良いとされ、良く売れました。
当時のCMソング歌詞は、「そこにも日立、ここにも日立、いつも日立のマークと一緒」というものでした。
カラーテレビが、スイッチを入れてもなかなか映像が出なかった時代に、日立のキドカラーは、スイッチを入れたら一瞬で映像が出て来る「ポンパ」機能を搭載して、大人気になりました。
キドカラーの宣伝のために、キドカラー号という飛行船が全国を飛行しのを鮮明に覚えています。
本当に、日立のマークと一緒のお家が多かったです。
(僕の家は、冷蔵庫と洗濯機と掃除機が日立製品でした。)
ただ、家電の販売力は「まねした」というブランドに劣っていて、結局真似されて、まねしたの販売店網には勝てなかったようです。

この木なんの木、気になる木

日立は、中核事業や成長分野への集中を進めていて、1952年に日本で初めて窓に取り付けるエアコンを発売して以来、ここまでブランドを育ててきたけれど、集中を進める事業との相乗効果が薄いと考えて、エアコンの製造撤退、事業の売却を決めたようです。
家庭用エアコンは、気になる木ではなくなったのですね。
では、次の木になる木はなんでしょうね?
空調分野では、これからデータセンターのニーズの高まりを受けて、データセンター向けの施設空調に需要増が見込めるため、家庭用から施設向け空調に力点を移すようです。

「この木なんの木気になる木」のCMが流れる画面に、日立グループの会社名がスクロースされますよね、「見たことのない木に」なるのはどんな事業なのか楽しみです。
なにせ、日立はドラマ「サインはV」のモデルとなった企業です、「イナズマ落し」や、「X攻撃」的な新技ビジネスで快進撃をしてほしいです。
(若い人には、全く分からない話ですね・・・)

チーム立木大和は、実業団バレーチーム「日立武蔵」のパロディー

昭和の家庭用空調機の盛衰にご興味がある方は、拙著 小説「龍宮の遣い」をご一読ください。

それでは今日はこの辺で、失礼します。
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第三回トークイベントは、土曜のお昼に開催しようかと
考えています・・・詳しい日程が決まりましたら発表しますね  

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DJムッチーでした。



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