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猿とかエヴァ=機能的優位な姿勢(アレクサンダーテクニークのワークショップ

日曜日にアレクサンダーテクニークの卒業ワークショップに参加してきました。5年間勉強された先生の卵が、複数人に向けて説明を行う対象者になってきました。

これまでヨガ好きなアレクサンダーの先生からしか教えてもらってなかったので、そうでない、フルートやクラリネット奏者の先生から教えてもらうのはまた違った側面が知れました。

今回のワークショップのパンチラインは「機能的優位なニュートラルポジション」という考え方。どんな動きにでもすぐに自由に移行できて、頭や胴体、首、肩、鎖骨から指先、骨盤から股関節、足先までが伸びやかで、疲れない、ニュートラルな立ち方のことです。お手本はお猿さん。モンキーです。エヴァンゲリオンでもいいです。あの姿勢をイメージしてください。

まず、頭。頭頂は常に上に、少し前に伸びていきます。植物の芽をイメージします。その方向に首が付いてきて伸びていきます。あごは耳から離れるようにあごを前に出しながら自然に下ろしていきます。頭頂から首の後ろ、胸椎まで自然なカーブも感じます。目はぼんやりと全体的な広い画角を眺めるような意識で。

胸骨=あばら骨は前下がりです。この説明を実際に触れて教えてもらったときに、エヴァンゲリオンの姿勢だなと思いました。前に少しあばらが降りてるあの感じです。

腕は指先から肘、鎖骨までが長く伸びていると思うようにします。なるべく指先から肘までの力を抜いて、長く伸びていきます。手を開くときは、鎖骨、背中から腕を動かしていきます。何かを手にとるときは、指先が伸びていってひじが付いていく(先っぽと付け根、同時にイメージして動かしていくの難しいけど、その方が自然ですね)。腕も肩も長くなるし、背中も長くて広くなっていきます。

両足は腰幅に開き、膝はつま先方向に広げて、少し前に曲げます。わたしは20年前に右の足首の外側をくじいたことがあったので、そこが長く伸びている様子をイメージします。膝が前に降りると、重心も前になると同時にお腹に少し力が入って骨盤がかすかに後ろ引かれます。股関節から大腿骨が膝に伸びていきます。骨盤から膝までの長さもどんどん伸びていきます。

初心者は「深いモンキー」で膝、股関節の折り曲げが深く、慣れてきたら、「浅いモンキー」にしていきます。どんどん直立に近づいていきます。

ここまで立つ姿勢についてでした。動くときは、まず眼球を目の端まで動かし、それ以上動けなくなったら頭を付けていきます。それに身体も付いていきます。

と、日常でなかなかケアすることのできない姿勢や、基本的な動き方ですが、まずは立ち方を意識して、そこから演奏だったり、ダンスだったり、ヨガだったりをしていくと、身体に無理な力を加えることなくベストなパフォーマンスを得られるというレッスンでした。忙しくてついつい転んでしまいがちな日々ですが、たまにニュートラルポジションに還って、身体の長さを堪能しながら動いてみたいと思います。

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レッスンの様子。立ち方。和太鼓奏者、フルート奏者、朗読者、5人のパフォーマンスが目の前で改善されていくのを目の当たりにできました。ちょっとおもしろくて不思議な時間でした。ありがとう!

このレポートはわたしの数回の理解でしかないので、正しくはちゃんとした先生に教えてもらってくださいね。あくまでもきっかけにつながる導入ということで。間違えててもあしからず。

ヨギーのアレクサンダー(りやこさんのインスタ)

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