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やりたいことがあるって当たり前じゃない

友人に私の就活状況の話をしていたときのこと。社会人2年目の友人は、誰でも知っている企業で事務の仕事をしています。そのとき言われてハッとしたこと。

「やりたいことがあって羨ましい」

給料が高いことでもなく、安定していることでもなく、親が喜んでくれる企業に入ることでもなく、「自分の好きなことができる」が一番の優先事項な私。正直に言って、有名企業に入るために頑張る就活生のモチベーションがどこにあるのかいつも疑問に思っていました。上手く言い表せないけれど、嫌味ではなくて、むしろ尊敬というか、みんな私と違って目先のことだけでなく将来をちゃんと考えて行動しているんだろうな、すごいなと思っていました。

先の言葉を言われて初めて、「特にやりたい仕事がないから出来るだけ良い企業に入る」という考えの人がたくさんいるということを知りました。驚くとともに、そういう考え方もあるんだな、とすごく腑に落ちました。

新卒で良い企業に就職して順調な人生を送っている友人。「おもしろいことできそうだからベンチャー行きたい!エンジニアもデザイナーもやりたい!」と、自分の好きなように生きようとしている私。世間一般的には、友人のような生き方がいわゆる「幸せ」「成功」と言われることのほうが多い。私の親もそういう考えを持っているので、親不孝で申し訳ないなあと思ってしまいます。だけど、友人からしたら「やりたいことがあって羨ましい」そうです。

結局、どっちが良いとか悪いとかじゃなくて、いろんな生き方があるっていうことなのかなあと思いました。やりたいことがあるって当たり前じゃない。


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