翻訳コーディネーターが好む翻訳者の話
見出し画像

翻訳コーディネーターが好む翻訳者の話

メディカルトランスレーションサービス

【翻訳コーディネーターのつぶやき】

こんにちは、MTSコーディネーターの島本です。
 
弊社は大手と比べると小規模な翻訳会社ではありますが、それでも700名を超えるたくさんの登録翻訳者さんがいます。とはいえ、正直なところ、常時依頼している翻訳者さんは全体の5~10%程度にとどまり、なかなかこの数字が増えないことが私の悩みです。
翻訳会社としては自社のリソースを活用するほど売上が伸びるので、一人でも多くの方に依頼したいという気持ちはあるものの、案件ごとの翻訳条件や翻訳依頼時のやり取りのしやすさにより、コーディネーターが好んで依頼する方は大体決まっています。
 
そこで今回は私が思う「翻訳コーディネーターが好む翻訳者」についてお話しします。
 
――――――――――――――――――――――――
■翻訳品質が安定している
――――――――――――――――――――――――
高品質な翻訳を提供してくれる方に依頼が集中するのは言うまでもありませんが、「いつ依頼しても、期待している水準で翻訳を提出してくれる」ということも大切です。コーディネーターが翻訳者さんを選ぶ際、「この方は、これくらいの品質で訳文を提出してくれるだろう」と想定して全体のコーディネーションをするからです。
 
期待している水準」=「トライアル時の水準」です。トライアル時にどんなに良い評価であったとしても、あくまで翻訳会社への登録のための翻訳です。トライアルで光り輝いて見えた翻訳者さんが実際のお仕事ではトライアル時を下回る評価が続き、依頼を控えるようになることはままあります。
 
翻訳会社として、クライアントへ提出する翻訳物は常に一定以上の品質を確保する必要があり、品質が安定しない翻訳者さんへの依頼はしづらいものです。一方でいつも期待通りの品質で納品してくれる翻訳者さんは、安心して依頼できる方として定着していきます。
 
――――――――――――――――――――――――
■稼働状況がわかり易い
――――――――――――――――――――――――
翻訳者さんの多くは複数の翻訳会社とお取引していると思います。もちろんMTS内では各案件の依頼状況を管理していますが、他社案件などの予定までは把握出来ないため公開スケジュールで空き状況を共有してくれる翻訳者さんは有り難いものです。
 
コーディネーターが打診前に空き状況を確認できれば、無駄な連絡を省くことが出来ます。また翻訳者さんにとっては、予定の空きを開示することで営業的なアピールにもなると思います。普段からお付き合いのある翻訳者さんの予定に空きがあることが分かれば、コーディネーターは「何か依頼できる案件はあるかな」と考えるはずです。
 
「公開スケジュールはちょっと…」という方は、稼働している曜日や時間をメール署名欄に入れておくだけでも有効です。コーディネーターが「いつ連絡しても断られる」「なかなか連絡がつかない」と感じると打診頻度が少なくなるので、効率的に連絡が取れるようにしておくと良いと思います。
 
――――――――――――――――――――――――
■問い合わせに対するレスポンスが早い
――――――――――――――――――――――――
先日、「ぶっちゃけ話」として会員制のMOCO(https://note.com/mts1999/n/n8db8342a1587?magazine_key=m4c08fd4f8b87)で紹介しましたが、コーディネーターはせっかちが多いです。複数の案件を同時進行で迅速に手配する必要があるため、問い合わせに対するレスポンスの早い翻訳者さんを好む傾向にあります。
 
コーディネーターの頭の中には「レスポンスの早い翻訳者さんリスト」があり、特に急いで翻訳者さんの予定を確保したい場合はこのリストから優先的に声を掛けます。たとえ翻訳者さんの回答がお断りであったとしても、すぐ次の翻訳者さんへ打診が出来るので素早い回答は助かります。
 
――――――――――――――――――――――――
■無理がない
――――――――――――――――――――――――
登録間もない翻訳者さんであるほど、コーディネーターはその翻訳者さんの守備範囲を超えた内容の翻訳案件を打診してしまうことがあります。翻訳者さんの中には「断ったら次がないかも」と心配し、少々無理をしても引き受けようとしてくださるのですが、品質が保持できないと思われる場合は無理に引き受けない方が良いです。むしろ「この分野は経験がなく(苦手としており)、お断りさせてください」とはっきりご申告頂いたほうがその方の得意不得意が明確になり今後の相談がしやすくなりますし、その方の翻訳物に対する責任感がうかがえ好印象です。「断ったら次がないかも」というリスクより、「無理して引き受けたけど、品質を落としてその後の依頼が無くなった」というリスクの方が高いです。
 
先に書いたとおり、品質の確保は翻訳会社の使命であって、責任感があり安心してお仕事をお任せできる翻訳者さんはコーディネーターにとって依頼する優先度が高くなります。
 
――――――――――――――――――――――――
■おわりに
――――――――――――――――――――――――
どの翻訳会社にもコーディネーターが好んで依頼する翻訳者像があり、当てはまる方から定着していくのではないかと思います。今回はMTSで好まれる傾向としていくつか紹介させていただきました。皆さんのお仕事獲得のヒントとなれば幸いです。
 
私は考えをまとめるのが苦手で、延々書き続けてしまうためこのへんで止めておきますが、もし同じトピックの記事が読みたい方がいらっしゃれば「いいね」をお願いします。「こんな情報が知りたい」等、他のトピックでご希望があればコメントを頂ければと思います。


ご覧頂きましてありがとうございました!この記事は、弊社が運営するオンラインコミュニティーMOCOに掲載の一部です。
現在、MOCOを1か月無料で体験頂けるクーポンを発行中です。医学部学生様や翻訳勉強を開始したばかりの方など、どなたでもお気軽にご参加くださいませ★


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

また、メディカル・トランスレーション・サービスでは、通信添削講座を行っております!まずは気軽にお試し頂けるよう、6月よりミニ講座の販売も開始しました。

ミニ講座
価格:1,980円(税込
原文ボリューム:150word程度

弊社がどの程度本気で添削しているか、一度確認頂ければと思います!

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
メディカル翻訳の事なら何でも聞いてください!
メディカルトランスレーションサービス
医療専門翻訳会社です。1999年創業。主なお取引先様は、製薬会社/医療機器メーカー/CRO/病院など300社以上。学習者向け「オンラインコミュニティ"MOCO"」を運営し、スキル向上の為の「翻訳添削サービス」を販売しています。noteではMOCOのサンプルをご紹介します。