彩波憧

暮葉抄/彩波憧は、同じ場所、同じ時間にあると想定した異なる主観を描いた曲です。
同じ場に居あわせても、人によって見えるものが違えば、そうであると思うもの、信じるものも違います。
思ったことを忘れる速度も違います。

それは自分自身だって同じことです。今認識した主観は、そう認識したと認識するころには過去のものになって、あることを感じた自分自身をこれ以上どうしようもなく、忘れていくことしかできないのではないでしょうか。
思い出というものがあるとすれば、心のなかで、異なる主観を同じ場所、同じ時間に引きあわせようとしたときに生じるのではないかと思います。

MV中の写真は自分で撮影したものです(一部chirinさん)。
絵も動画も素晴らしい表現に仕上げていただいたので、ぜひご覧ください。

mtrika

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