M氏日記:資本主義のゆるい理解に向けて

とりあえず初メモ。
※全然人に読んでもらうことを想定して始めてないです。メモというかブログ?的な?

でも本を読んだり、日々感じていることを
文字でまとめるのはかなり効果ありそうというか、しっかり自分の中に落ちてきそうみたいなところもあり…
三日坊主なので、続くのかかなり怪しいけど、日記というかメモ代わりに使う感じでやってみようかな。

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今日は、最近自分の中でマイブームというか
興味深いテーマの「資本主義」について。

資本主義がもたらした今の社会で生きる中で、日々感じるもの。
例えば、格差が急速に拡大していくこと、
政治への不満の高まりが爆発しそうになっていること、
ほぼ崩壊状態になっている民主主義
などなど…。

このような社会を生きていくためには、
社会を構成する基盤となっている資本主義について
「ちゃんと理解」する必要があるのかなとずっと感じていて

特に、今回のコロナではいろいろなものを洗い出されつつあり
まだまだこれから隠れた問題が顕在化してくる、と結構な確信を抱いての予想があるわけで。

じゃあ何から始めればいいのか…?
まず手始めに確認と理解が必要。
ステップ1:「資本主義」を学ぶ
ステップ2:学んだ「資本主義」のアイディアをここで出したり入れたりして整理して醸成
ステップ3:キャリア面とビジネス面、ライフ面でどうすべきか考え落とし込んでく

こんな感じかな?

じゃあまずは「資本主義」について学ぼう!
ということで…
資本主義は実は結構たくさんある捉え方と歴史をざっくり知ったので(別の本とかで)
もうちょっと知識を深めるために
ロバート・ライシュ「格差と民主主義」を第1冊目に読んでみた。

結果

感じたこと2点
※細かい学びはたくさんあるですが、それは書きません。

①景気回復しない本当の理由は、今の日本にも言える

2008年にアメリカ経済が破綻し、そこから景気回復に苦労している本当の理由は「経済の前提条件が崩壊したから」。

これまでは、多くのアメリカ人がグローバルな労働市場やハイテク労働市場で高い賃金を望みすぎていると仮定され、それが高い失業率の原因とされてきた。
そのため、仕事が欲しいなら低水準の賃金や福利厚生なしを受け入れる必要があると主張されていた。

しかし、金融危機後の大不況以降に創出された雇用の大半は、その間に失われた雇用よりも賃金水準が低いことが証明されたことで、雇用回復が緩慢なことが一大事ではなく、賃金が下落を続けていることが一大事であることが明らかになった。

問題の根本は、アメリカ経済の中で、国民の大半が手にするものの割合(パイ)が小さくなっていくことだと。

これは本当に今の日本でも同じ、ように感じる。
私が生きてきた、たった数十年ぐらいの間でも平均収入はどんどん下がり、格差は拡大され、低賃金の過酷な仕事がどんどん増えていっているのを肌で感じる。
バブル時代に就職し、どんどん天井知らずに給料が上がっていった世代・時代とは全く違う。

さらに、1つ不思議な事実がある。
それは日本の超富裕層の億万長者は先進国の中でもかなりの勢いで増えたこと。
その人たちにお金は集まってゆき、その他の大勢が手にできるパイはどんどんと減っていく。超富裕層を除く場合も、富裕層・中間層・低所得層でいうと、中間層は現在進行形で消えてゆき、富裕層と低所得層の二極化が進む。
そうなると、パイの取り合いゲームで低所得層が得られる割合は増えるんだろうか?

そうは思わない。

②人材の流出先から見る、「中国」中心市場の未来を再確認

アメリカから中国に人材が流れているのは前からかなりニュースになっていて、
私がいるデジタル業界(広く言うとテック産業)は特に顕著に、アメリカ一強から中国VSアメリカの構図に移ってきているのを感じる。
とはいえ、未だに消費と生産の上ではアメリカの方が上。
(まだ、ね。というのが中国の気持ちだろうね。)

構図が移る原因になっているのは、
①アメリカのハイランクな大学や大学院に中国人留学生をたくさん送り出し、世界最高水準の教育を受けた人材が中国へ戻っていく流れを十数年で加速。
⇒受け皿となる中国では、莫大な資金を研究開発にどんどんつぎ込み、論文を出して出しまくり&新技術を開発しまくることで、
産業界全体の成長を促進し、リード権を獲得しようとしている。

②世界中(特にアメリカ)の超エリートを集めるために破格な給与を提示して中国へ集める。


これは中国の国営資本主義という中国の戦略で
中国は技術や将来の雇用を生み出すために、米国企業がエンジニアや科学者とともに進出したくなるような世界水準の研究センターへ投資してきた。

それは、米国企業からできるだけ多くを学び取り、いずれは米国を凌駕しようという意図があり、すでに太陽光技術や電池技術では、現実となっている。

国家戦略はしばらくもう20年ぐらいは継続するだろうし
すでに10数年以上(もう20年か?)もたっていることもあり
今まさに技術における中国とアメリカの逆転が始まっていることを考えると…

中国企業の外資系が国内でもかなり大きな(今のアメリカ系外資企業レベルに)存在になる可能性が高く、そこで働くことがスキル面でもキャリア面でも良い選択になる可能性が高い

やっぱりビジネスの公用語としての英語と
準公用語になる中国語(Mandarin)の習得(読み書きと最低限の会話)はマストで
もし再度大学や大学院に行くなら、
英語+中国語を使う土地と大学を選ぶのがBEST。

※ただ、中国人のできる人材は日本語ができる。(個人的な経験から)
※中国人のハイクラス人材は当然英語ができる。(個人的な経験から)

つまり、現地人と現地で戦うのは当然分が悪いので
彼らと自分を差別化するには
自分ならではのスキルを高めつつ、
・国内と(アメリカ・中国)のハブになる存在になること
・もしくは現地で日本を担当するスペシャリストになること
が必要なのかな。

まあ、ここで改めて言うまでもないんだけどね。


議論モトム。


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