助産師時代のこと
病院勤務時代に、先生に認められて嬉しかったことが一つある。(自分は承認欲求が強いのだ)
準夜勤で手術患者さんのオペ後の管理をしていた時、「痛み止めの効果が薄い」「痛がり方がおかしい」「何となく変だ」ことを理由にすぐに先生に報告でき、患者さんに対して早期に対応出来たのだ。状態としては、腹腔内での血腫だったと思うが経過を見る程度で良い程度のものだった。
「どうしてわかったんですか?」
「これはポイント高いですねー。」
など、先生は普段は褒めないががこの時は褒めてくださっていることがわかった。
自分は技術ができる方でもなく観察が優れている方でもないと思っていたが、出来ている所もあるのだと初めて受け止めることができた。
今は病棟から離れているが時々思い出す出来事である。この先生には自分の出産2件に立ち会っていただき特別の恩を感じている。素晴らしい先生に出会えましたことを心より感謝申し上げます。