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コロナショックで実際の湾岸マンション価格(個別マンション)は?

こんにちは!中古マンション売却コンサルタントのツノダです。

いつもご覧になっていただきありがとうございます。


本日は「コロナショックで実際のマンション価格(個別マンション)は?」というテーマでわかりやすく解説いたします。

マンション売却・購入をお考えの方はもちろん、将来的にはとか、興味だけはあるという方など、ぜひ多くの方にご覧になっていただければと思います。

※動画もぜひご覧ください




先日は幅広いデータをもとに、2020年4月のマンション成約件数・平米単価・価格・価格交渉幅・平米数がどのように変化したかを検証してみました。

結果は以下の通りでした。

中古マンションの成約数は3分の1近くに減少

価格・単価はエリアにより異なるものの大きな下落はない

通常時期より価格交渉は通りやすくなっています。

詳しくはこちらをご覧くださいませ。


本日は個別マンションにて以前の相場と比較しどうなっているかを検証してみました。

今回は私の事務所がある江東区の物件です。大規模物件の方が事例が多く、客観的な説明ができるという観点で選んだら豊洲・東雲エリアの物件ばかりになってしまいましたが、特に意図はないのでご理解ください。

ちなみにこのデータはレインズという不動産業者だけが閲覧できるサイトからピックアップしていまして、弊社で成約したとかいう訳ではありません。ですので、お部屋の中はもちろん見ていないですので、ざっくりとした解説です。

あと、個人情報等もございますので階数とか正確な情報は伏せさせていただきます。

【ザ 湾岸タワーレックスガーデン】

トップバッターはザ湾岸タワーレックスガーデン

平成24年築・総戸数456戸・31階建ての免震構造タワーです。

東雲エリアの中でも東雲駅よりの物件でして、他のタワーとは離れて建っています。

ですので、眺望が良いお部屋が多く、今回取引されたお部屋も上層階・西向きでレインボーブリッジ・東京タワー・富士山を望むお部屋です。

私も以前に西向きの角部屋を取引したことがあるのですが、これだけ開けていて眺望が良いマンションってなかなかめずらしいです。夜景もライトアップされてきれいです。

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で、具体的な成約は上層階・西向き・60平米をちょっと超える2LDKが5000万円弱ということで坪260万円前後です。

これはコロナ前と比べて全く安くなっておらず、変わらずです。

【Wコンフォートタワーズイースト】


お次は同じ東雲エリアのWコンフォートタワーズイースト

平成16年築・総戸数673戸・54階建てのツインタワーです。

東雲エリアの中でも早い時期の建築されたのですが、エリア内でも規模が大きく、エントランスのゆとりというかゴージャス感は一番ではないかと思っています。

広さはまちまちなのですが、80平米以上とか広いお部屋が多い印象があります。そして今回取引されたお部屋は100平米を超えるぜいたくなお部屋です。

私も以前に80平米・南向きのタイプを取引させていただきましたが、共用施設が充実していたり、ラウンジが広くていいんですよね。テレワークにも向いているかもしれません。

で、具体的な成約は上層階・南向き・100平米を超える3LDKが7500万円前後ということで坪230万円弱です。確かに100平米超・南向きってなかなか売りに出ないのですが、けっこういい価格で成約していますね。

このお部屋もコロナ前と比べて全く安くなっておらず、変わらずです。

【シティタワーズ豊洲ザ・シンボル】


三番目は豊洲エリアのシティタワーズ豊洲ザ・シンボルです。


平成21年築・総戸数850戸・44階建ての制震構造タワーです。

シティタワーズ豊洲ザ・ツインの親戚みたいで似ている外観なのですが、ツインよりも1年新しいです。

豊洲は街が完成しつつあり、マンションのすぐ近くに公園があったり、ビバホームや文化堂がすぐ近くだったり生活もしやすそうです。そして今回取引されたお部屋はディンクスか子供1人くらいの家族に適した60平米前半の2LDK・北向き・中層階です。

私は何度かご案内したものの取引はできなかったのですが、黒っぽい外観とホテルライクな内廊下で比較的若い方が好みそうなマンションです。

で、具体的な成約は中層階・北向き・60平米前半の2LDKが5500万円前後ということで坪290万円前後です。豊洲でこの金額というのは総額では安いのですが、坪単価で考えると適正額です。

このお部屋もコロナ前と比べて全く安くなっておらず、変わらずです。

【キャナルワーフタワーズ ウエスト】


最後は豊洲エリアのキャナルワーフタワーズ ウエストです。

平成12年築・総戸数499戸・36階建てのツインタワーです。豊洲駅10分で、豊洲がまだ何もないころに完成したマンションです。

少し駅から離れるものの、静かなエリアで住むには落ち着いていていいのかなと思います。何度か取引させていただいたことがありますが、豊洲に住みたい方で、広くて・安いを求めるかたにはいいと思います。

で、具体的な成約は上層階・南向き・100平米前後の3LDKが6000万円前半ということで坪210万円前後です。平成12年築ですのでリフォームがある程度必要かもしれませんが、こんなに安くはなかったような気がします。

室内を見ていないので、軽はずみなことは言いにくいのですが、このお部屋はコロナ前と比べて、5%以上、もしかすると10%近く安いかもしれません。※あくまでも個人の見解です。

【本日のまとめ】

先日、調べたデータだと、東京都や首都圏の中古マンション成約件数は3分の1近くに減少、価格はほとんど変わらずだが、価格交渉はしやすくなっている。

本日は個別のマンションで実際にどうなっているのかを検証しました。

4物件中3物件はコロナ前と変わらない価格で成約しています。しかしながら、1物件は5%~10%くらい安い可能性があり。※室内をみていないので可能性にとどめておきます。

ということで、全般的には価格下落は見られないが、一部の物件では割安になっていたり、価格交渉ができたりするかもしれません。

割安な物件をみつけるためには定点観測をして、希望エリア内の相場感をつかみましょう。数カ月おこなえば、そのエリア内の相場には誰にも負けないくらい詳しくなれるかもしれません。

本日は以上です。

ご質問等ございましたらお気軽にお願いします。

また、売却相談や査定依頼などもお待ちしております。

最後までご覧になっていただき、ありがとうございます。




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