記事一覧
間接互恵規範のシミュレーションや実験に関するインタビュー記事
間接互恵における規範と協力の共進化に関するシミュレーションや、悪い人を助けない「正当化非協力」がどう評価されるのかなどについて解説しています。
関連する論文は以下のものがあります。
規範と協力の共進化について
正当化非協力の評価について
第三者への悪意のアップストリーム互恵は連鎖するのか
悪意のアップストリーム互恵性(誰かに取られたぶんを第三者から奪う)が連鎖するという論文です。取られたら取られたぶんを第三者から奪います。全く取られなければ奪うことはほとんどありません。
Umetani, R., Yamamoto, H., Goto, A., Okada, I., & Akiyama, E. (2023). Individuals reciprocate negative act
努力投入型公共財ゲームにおけるインセンティブの効果
実際の労力を投入する公共財ゲームにおいて、経済的インセンティブ(自身に追加の報酬が得られる)と社会的インセンティブ(赤十字に寄付される)を追加したときに人々の行動がどのように変化するかを分析した論文です。
Hackel, J., Yamamoto, H., Okada, I., Goto, A., & Taudes, A. (2021). Asymmetric effects of social
間接互恵における正当化裏切りは正当化も非正当化もされない
「正当化される非協力」は本当に正当化されるのか、という疑問を中心に複数のオンライン実験を実施し、人々が実際に採用している規範を分析したという論文です。
Yamamoto, H., Suzuki, T., & Umetani, R. (2020). Justified defection is neither justified nor unjustified in indirect recipr
ゲーム離脱あり囚人のジレンマの一般解説記事
囚人のジレンマにおいて「ゲームに参加しない」というオプションを導入したときの適応的戦略分析の研究を一般向けに開設した記事です。
Yamamoto, H., Okada, I., Taguchi, T., & Muto, M. (2019). Effect of voluntary participation on an alternating and a simultaneous prisone
ゲーム離脱ありの囚人のジレンマのシミュレーション
「囚人のジレンマ」と呼ばれる社会的ジレンマの基礎的なモデルに、そもそもゲームに参加しないという新たな行動を導入した際にどのような戦略が生き残り協力社会を実現するのかを分析した論文です。
Yamamoto, H., Okada, I., Taguchi, T., & Muto, M. (2019). Effect of voluntary participation on an alternati
ニュースメディアのTwitterユーザの分断化を分析
日本のツイッターにおけるニュースオーディエンスのイデオロギーを機械学習により推定し、アメリカで見られるようなイデオロギーによるニュースオーディエンスの分断化は、日本では一部の例外を除いて見られないことを明らかにした、という論文です。
Kobayashi, T., Ogawa, Y., Suzuki, T., & Yamamoto, H. (2019). News audience fragmen
間接互恵規範の進化の理論解析
間接互恵の規範が複数混在する環境下でどの規範が進化するのかを解析的に明らかにしました。
Uchida, S., Yamamoto, H., Okada, I. & Sasaki, T. (2018). A Theoretical Approach to Norm Ecosystems : Two Adaptive Architectures of Indirect Reciprocity Sho
規範と協力の共進化シミュレーション
間接互恵によって協力が進化する過程では、協力を生み出す役割と協力を維持する役割は異なる規範が担っており、協力が進化するためには陰で協力の進化を支える規範が必要であることを明らかにした、という論文のプレスリリースです。
Yamamoto, H., Okada, I., Uchida, S., & Sasaki, T. (2017). A norm knockout method on indire