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ランニングが趣味になった日

私の趣味はランニング。そんな風に思えるようになったのは、初めてサブ4を達成した東京マラソン2015。この経験は私自身に自信を与え、新たな可能性に気づかせてくれました。普通のおっさんランナーへの扉を開けた瞬間だった気がします。

東京マラソンと私

本題に入る前に、、、私は過去3度、東京マラソンに当選しています。
初フルマラソンの東京マラソン2010(以下、前回の記事)

人生ワースト記録(5時間36分)の東京マラソン2013。
そして、サブ4を達成した東京マラソン2015。

当選確率10倍と言われるこの大会に3度も出場できたのは、本当に運が良かったという言うしかないです。

3度目の東京マラソンで、ゼッケンを受取る際に、ボランティアの方から「今回初めてですか~?」と聞かれて
「いえ、3回目です。」と答えた際に、
「私は10年連続落ちてます」と返された時には、
申し訳ない気持ちでいっぱいになりました(笑)

私のサブ4トレーニングプラン

2014年秋。東京マラソン2015への当選メールが来ました。「さすがに、もう次は無いかな?」という思いがありました。だからこそ、今回はサブ4。本屋さんでマラソン本などを立ち読みして「サブ4トレーニングプラン」を立てました。

私のサブ4トレーニングプラン
● 週に1度 ロング走(2時間以上)但し、月に1度は30km、できれば40km走もしておきたいと思っていました。
● 平日1~2回のジョギング(気持ち良いペースで1時間くらい)
● 週に1度 インターバル走(1000m×3回 ペースは、苦しくなるくらい)気持ちが乗らない時は、早めのジョギングやペースを上げたり下げたり。あくまで”できる範囲”で

当時はまだ、細かいものではなく、ざっくりです(^^)ここで一番心がけたのは、週3回は走ることでした。

主な練習場所は、荒川河川敷と練馬区の光が丘公園、たまに、彩湖湖畔
● 荒川河川敷は、笹目橋~千住大橋あたりで折り返しというコース。
● 光が丘公園は、1週2.8kmの周回コース。
● 彩湖湖畔は、1週5km弱の周回コース(若干のアップダウンあり)
これらは、練習内容や気分に応じて使い分けていました。身近に良い練習環境を作ることは、習慣化する上では大切なことかと思います。
コンスタントにトレーニングが積めて2014年12月末には40km走れるようになりました。この時、サブ4ができると思えるようになりました。

トレーニングの振り返り
ちなみに、上記のトレーニングプランの内、週に1度のインターバル走は、期間を通じて、2回くらいしかできませんでした。殆どの場合、気持ち(モチベーション)が原因でした。しかも3本となっていますが、苦しくなって2本で終了でした。結果的にインターバル走は不要だったと言えます。なお、普段のジョギングで、ラスト1キロ、スピードを上げるかするだけでも、初めのうちは有効だと思います。無理して怪我したり、モチベーション下げたりするのが一番よくないですから・・・。

レース直前2か月間

年末の時点でサブ4をする自信がありましたが、2015年1月から仕事の方が忙しくなり、トレーニング時間の確保が難しくなってきました。
普段は早朝メインでしたが、この頃から、深夜に走ったり、帰宅ランを取り入れたりしました。また、雨が降っていても、「もし、本番が雨だったら」と言い聞かせ、決めた練習を可能な限りこなしていきました。
走力を伸ばす期間だったら、難しかったと思いますが、維持する期間だったので、こなすことができた気がします。

東京マラソン2015 レース当日

3度目となると、もはやベテランの域。スタート前の行動計画もしっかりできて、時間はギリギリですが、気持ちに余裕をもって、スタートブロックに入りました。

スタートの合図???油断しているといつの間にかスタートしています。
スタート直後は。流れができるまでは、焦らずゆっくり歩きます。流れができても、序盤はみんな焦ったり、スピード上げがちです。

最初の5km、アップの気持ちで、ペースを気にせず、ゆったり。
10km過ぎ、「今日は調子がいい気がする」天の声が聞こえました(笑)。自然とペースは上がります。
20km過ぎ、「全然問題ない。いける!」また天の声。さらにペースが上がります(笑)
30km過ぎ、「やっぱりキツイ。」それでも設定ペースの範囲内。自分を信じて、ペースを落とさなぬように走りました。
35km過ぎ、 あと7キロ。ここからが勝負どこ。みんなキツイ。心折れるポイント。極端なペースダウンをせず、歩かず走りきるそんな勝負です。

気持ちだけは前を向きに、必殺のハイタッチ走法を駆使しながら、残り距離をカウントダウン。
あと5キロ、、、あと4キロ、、、あと3キロ、、、あと2キロ、、、

ラスト1キロ、すべてを出し切るため笑顔でスパートしました。気持ち的にはキロ4分台ペース(実際どうだったかは定かではないです)

結果はネットタイム3時間54分14秒。ここまでの半年の努力が実を結んだ瞬間でした。本当にうれしかった。そして自分を褒めたい。

東京マラソン2015記録
10km 通過タイム 54:40 (5分28秒/km)
20km 通過タイム 1:48:23 /区間タイム 53:43 (5分18秒km)
30km 通過タイム 2:44:29 /区間タイム 56:06 (5分36秒/km)
ゴールタイム  3:54:14 /区間タイム 1:09:45 (5分43秒/km)
なかなかのイーブンペースでした!

サブ4達成で見えた世界

初マラソンから5年。東京マラソンでのサブ4達成という目標をクリア。
特に、ここまでの努力と成果にとても満足しました。そして、自分の考え方に間違いはなかったと自信にもなりました。(素人レベルの私の場合)ランニングは、練習すればするほど、速くなるし長い距離も自然と走れるようになります。運に左右されることなく、自分の努力に比例して結果がついてきて、数値としてもはっきりわかる。企業経営と同じだなと・・・

ランニング
● 目標タイムに基づいて、トレーニング計画を作成する
● トレーニング計画にしたがって走る
● トレーニング結果を確認しながら、現状把握(自分の能力)する
● 必要に応じて、トレーニング計画を見直す
● レースで思い通りの走りができ目標タイムを達成できると嬉しい!

企業経営

● 経営目標に基づいて、経営計画(取組施策)を作成する
● 経営計画(取組施策)にしたがって企業運営する
● 取組結果・業績を確認しながら、現状把握(業績など)をする
● 必要に応じて、経営計画(取組施策)を見直す
● 決算で計画通りの業績を達成できると嬉しい!

また、トレーニングを自分で考え試行錯誤した結果、何をすればどんな能力が向上していくかが徐々に見えてきました。このランニングに対する自信・知識・経験が深まることで、見える世界が広がり、持てる目標も飛躍的に高くなりました。

過去の目標
東京マラソンでサブ4達成
※特に期限を設けず、単一の目標でした。

現在の私の目標
45歳(2022年)までに
①フルマラソン サブ3
②ウルトラマラソン 
サブ10 ⇒ サブ9
③トレイルランニング 100マイルレース(UTMF)完走


②のサブ10は、2019年のサロマ湖100kmウルトラマラソンで達成したので、今はサブ9に目標を修正しています。また、5年かけてサブ4を達成した私が、今ではサブ3一歩手前の状況です。残り2年ちょっと、この目標は現在進行中です。

一方で、人は何故走るのか?という問いに戸惑い、ある意味、見えなくりました。なぜなら、言葉にしても、それだけではない気がするからです。

ランニング。それは、とてもシンプルなスポーツ。
シンプルであるが故、ごまかしがきかない。
常に、自分と向き合い、語りかけ、前を向き進む。
同じ道を、同じスピードで走っていても、見えている世界は違っている。
とても奥深いスポーツ。

そんな奥深いランニングを続け、多くの答えを見つけていきたい。
No life, No Running!

最後まで、読んでいただき誠にありがとうございました。

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