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鎌倉投信”結い2101”の運用報告書、わたしの読み方(2024年7月運用分)

結いだより173号

結いだより第173号

今月も結いだより(月次運用報告書)が公開されました。

鎌倉投信のサイトはこちらです。

TOP MESSAGE 社長メッセージ

9月14日土曜に京都国際会館で開催される受益者総会が開催されます。

今年の受益者総会に込める想い

節目となる今年の第15回受益者総会は、9月14日(土) 国立京都国際会館にて対面で開催します。京都での開催は、コロナ禍前の2019年以来5年ぶりとなりますので、今からとてもワクワクしています。総会の運営チームが知恵を絞り、議論の末にたどりついた今回のテーマは、「日本が誇る『いい会社 』たち~ これからの日本の輝き方 ~」です。鎌倉投信が「いい会社」の個性を見極める評価視点「人・共生・匠」の中から、「人」の強みを生かす理念経営で成長するオンリーワンの会社、世界から注目される「匠」の技を持つグローバルニッチな会社をお招きすることになりました。

結いだより173号より引用

わたしはとてもワクワクしながら読み進めました。

今回の受益者総会を通じて、私が伝えたいと思っているメッセージは、

一. 「いい会社」の「本気さ」から日本の可能性を実感してもらうこと
二. 「鎌倉投信自身」の「本気さ」を改めて示すこと

の二つです。

結いだより173号より引用

LIVEで社長の鎌田さんから伝えていただけるメッセージ。
鎌田さんのメッセージは、涙が出てしまうほど胸に響くメッセージばかりですが、今回の受益者総会でのメッセージは特に楽しみです。

第15 回「結い 2101」受益者総会® 経営者鼎談~登壇者のご紹介①~

こちらも受益者総会の話題です。
受益者総会の経営者県談登壇者のうち、おふたりが紹介されています。
株式会社瑞光
日置電機株式会社
とても楽しみです。

等金額投資の進化

結い2101は等金額投資を行ってきたと理解していましたが、その変更の話です。
とても大事なことなのでなんども、じっくりと読みました。

・等金額投資とは?

・等金額投資採用の背景と課題
そもそも「結い2101」が等金額投資を採用した背景には、「いい会社」は等しく「いい会社」であるため、投資ウェイトに差をつけないという考えがあります。一方で、株価は短期的な変動はあっても、長期的には株価の本源的な価値である企業業績成長率(具体的には純資産成長率)に収れんするとも考えています。そうだとすれば、業績成長率が高い投資先のウェイトを引上げれば、ファンドのリターンは向上するのではと考えたことが「等金額投資の進化」のきっかけでした。折しも、株式投資先企業が70銘柄程度まで増加し、リスク分散が図られる反面、リターン面でパフォーマンスを牽引する銘柄の貢献度合いが薄れてきているという課題認識もありました。

・ROEとリターン、ROEとリスクに正の相関

・2 段階等金額投資
ROEが高い投資先のウェイトを高めれば、長期的なリターンの向上も期待される一方で、リスクも相応に高くなります。この相反する課題の解決策として行き着いたのが、2段階等金額投資への移行でした。
これまでの等金額投資は1つの等金額目標値にあわせて株式の持ち高を調整してきました。2段階等金額投資では、等金額目標値を投資先企業のROE水準を考慮して2段階に設定するというものです。例示すると、平均ROEが7%以上の投資先を第1区分、同7%未満の投資先を第2区分とし、個別投資先のウェイトは、第1区分を1.5%、第2区分を1.0%としてそれぞれの区分内で等金額投資をおこなうというものです。

結いだより173号より引用

これまでのことと、これからやろうとしていることを丁寧に説明しいます。
ROEとリターン、リスクについても正の相関があるとのこと。
長期的なリターンを求めて、投資先の会社の区分を2つに分けて、それぞれの区分内で均等投資を行うとのこと。

どちらがいいのか、わたしには将来のことなんてわかりませんが、等金額投資が目的ではありません。
いい会社を投資先とする鎌倉投信”結い2101”だから投資したってことは間違いありませんので、その投資方法を変更することはしっかりと説明していただければ問題ないです。

例示ということなので、実際の運用がどうなるんだろうということは感じましたが、それは今後詳しく説明されるんじゃないかと期待しています。
具体的にはROEの閾値やウェイトの差などです。

「結い 2101」では、「いい会社」は等しく「いい会社」であるとして、 「いい会社」の評価に序列をつけない。この考え方はこれまでも、そして これからも変わりません。一方で、投資ウェイトを決定する際には、「結い 2101」のリターンの向上を目的として、これまでの等金額投資を修正し、企業の収益性や資本効率を考慮する2段階等金額投資に変更しました。冒頭、等金額投資は前提条件が少なくシンプルでわかり易い投資手法と説明しましたが、2段階等金額投資への変更により、「企業の収益性や資本効率を考慮する」という前提条件が1つ増えることとなりますが、シンプルでわかりやすい投資手法であることに大きな変化はないと考えています
「投資哲学」や「運用基本理念」は投資環境や時の移ろいによっても変わらない「不変的なもの」である一方、投資手法は、よりよいパフォーマンスの実現を目指して変えていくべき「可変的なもの」と考えています。今回説明した「等金額投資の進化」も投資手法の見直しにあたります。「等金額投資」に限らず、現状の「結い 2101」の投資手法は適切であるかという議論を常に社内でおこなっています。今後も「結い 2101」が大事にしているコンセプトを堅持しながら、投資手法を磨き上げることにより、受益者の皆様にとって魅力的な投資信託として永く受入れられるようにしていきます。

結いだより173号より引用

・「投資哲学」や「運用基本理念」は投資環境や時の移ろいによっても変わらない「不変的なもの」

・投資手法は、よりよいパフォーマンスの実現を目指して変えていくべき「可変的なもの」

この言葉には納得します。

第15 期収益分配金

第 15 期は分配を見送りました。
分配を見送った主な理由は、現在の NISA 制度のもとでは、分配金再投資分が非課税枠を超えると課税対象として扱われる場合があるなど、NISA 制度の本来の趣旨と合致しないケースが発生しかねないことにあります。なお、今後の収益分配方針に関しては、特段変更はありません。 決算の都度、分配の是非を判断します。

結いだより173号より

この方針も変わっていません。
受益者のことを考えての判断だと思います。

「結い 2101」運用報告 資産形成

7月末時点の投資先数は、前月末から1社増えて75社だそうです。
まだ開示基準に達していないため、投資先は公表されていませんが、公表されるのが楽しみですね。

受益者総会

今月号の社長メッセージでも書かれているように、9月14日土曜に京都国際会館で受益者総会が開催されます。

申込みを忘れないでくださいね。
申込期限は9月10日までですが、先着順1,000名までだそうです。

受益者総会

今月も楽しく読みました。

では。

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