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(50)結局、お山のマナーってなんぞや?【最終回】
今回の「お山のマナー令和版」は、ついに目標連載の最終回。
一年に渡り毎週「山のマナー」と向き合い、再考・再構築していく作業は自分にとっても発見があり有意義な時間になりました。雑誌等の連載を持っていない自分にプレッシャーをかけ続ける挑戦でもあり試練でした。私がいま持っている知見は余すことなくお裾分けできたと思っています。
今後またこのマガジンに不定期に書き重ねたいとは思っていますし、書籍化に向けて
(49)いびきの呪い
東京にも急に冬の寒さがやってきました。山の麓からも雪の便りが届き、ついに「季節外れの暖かさ」の夢からさめたようです。
今回の「お山のマナーブック令和版」は「いびき」について。山小屋の夜、突如鳴り響き、朝まで鳴り止まずに眠れない経験をした人は少なくないことでしょう。または鳴り響かせた経験がある人もいるかもしれません。本人にも誰にも止められないだけにお互いに辛い…。どうしましょうか。
いびきがうる
(48) 下山後のゴミはどこまで持ち帰りか
お天気に恵まれた11月の三連休、お出かけになられた方が多かったのではないでしょうか。渋滞のニュースを聞いてちょっと懐かしい気持ちです。
さて、そんないいタイミングで今回の「お山のマナーブック令和版」は「持ち帰りゴミ」のこと。下山後のゴミ、みなさんはどこで捨てているでしょうか?
自宅?途中のコンビニやサービスエリア?駅?…。これまでたくさんの人と山に行ってきましたが、色んなタイプがいます。自分と違
(47)山のお酒の悪循環
秋晴れが続いている関東地方。そろそろ低山にも紅葉が下りてくるでしょうか。
今回の「お山のマナーブック令和版」は「お酒」にまつわること。「標高が高いと酔いやすい」と言われますがなぜなのでしょうか。酔っぱらうとあらぬ事故を起こすリスクが上がります。それでも山で呑みたい自分のために上手く付き合う方法もこのさい考えてみました。
山小屋に到着してカーッと飲み干すビール。最高ですよね。でもいつもより酔うの
(46)テントの壁は布です
街も涼しくなってきました。山からは次々と紅葉と初雪の便り。今年は三段紅葉が各地で見られるチャンス年かもしれませんね。
さて、今回の「お山のマナーブック令和版」は「テン場」のマナー。管理されている山小屋と違ってテン場は良くも悪くも無法地帯。お互いのマナーで平穏が成り立っています。そのなかでも(小屋への)苦情がもっとも多いことについてです。
そもそも「テン場」、テント指定地は山小屋の持ち物ではあり
(45)承認欲求をもって間を詰めよう
ようやく東京も秋らしい日が続くようになってきました。秋晴れに草紅葉の湿原なんかを歩いたら気持ちいいでしょうね~。
今回の「お山のマナーブック令和版」は「追い越し」のマナー。「すれ違い」と共通のマナーでもあると思います。
【すれ違い関連2選】
追い越す時、追い越される時。こうしてくれたらいいのにな~ということありませんか。危なっかしいときもありますよね。私はイラストのように知らぬ間に人が背後に
(44)登山道を歩けるのは当たり前ではない
旭岳、富士山が初冠雪したと思ったら、急に続々と高い山が初冠雪…というより、むしろ積雪というくらい突然冬山のようになってしまいました。まだ根雪にはならないはずですが、今後は冬装備もしてお出かけくださいね。
こんなに雪が積もってしまうと見えなくなってしまいますが…今回の「お山のマナーブック令和版」は「登山道」のこと。我々登山者は登山道があるおかげで簡単に計画を立てることができます。しかし、もしその登
(43)とりあえず携帯トイレを使ってみようか
9月最後の週末、少し色づいた山を見に行く方もいるでしょうか。人気のある山にも少しずつ寂しい雰囲気が漂ってきて、そろそろ山小屋の小屋閉めも始まってくる時期ですね。
さて、これを読んでくださっている方のなかで「携帯トイレ」で用を足したことがある人はどのくらいいるかしら。トイレがある山域をメインに登ってたら使う機会もないかもしれませんが、近年メジャーな山域にも「携帯トイレブース」を設置するような動きも
(42)山小屋トイレのうっかり防止
街も山も突然の秋の気配。うだうだと引き延ばされてきた夏山シーズン終了ですね。
今回の「お山のマナーブック令和版」は、山小屋トイレのマナー。私もいろんな山小屋のトイレを使ってきましたし、いろんなトイレの掃除もしてきました。トイレのなかでは利用者として共感できる事故(?)もあれば、謎でしかないこともあって、臭い話はたんまりあるのですが(笑)それは抑えて「山のトイレ」の基本利用マナーをおさらいし、鈴木
(41) 登山者とトレイルランナーの関係を「道路」で例えよう
ひと雨ごとに季節が進んでいくのかな、と期待できそうな今週です。山の上の空気は乾いてきて空高く爽やかでしょうね。
今回の「お山のマナーブック令和版」は、長年紆余曲折して一進一退して相変わらず微妙な登山者とトレイルランナーの関係について。
それぞれに言い分があり、お互い文句を言われたら面白くないですよね。つい自分たちを正当化するような意見を主張しがちですが、まあ落ち着いて考えてみましょう。
前提と
(40)それ、地上の天気図ですよ?
お盆に暑さが少し和らいで、こんな記録的な猛暑続きでも「暑さ寒さもお盆まで」なんだな~なんて頷いていたのに今週は猛暑アゲイン!お盆までじゃなかった~!なんてぼやきたくなりますが、確実に日が暮れるのが早くなってきました。そのことだけがちょっと安心材料です。
さて今回の【お山のマナーブック令和版】は、そんな季節の変わり目にお伝えしたいこと。とくに夏→秋・冬に覚えておいてほしいことです。こう暑いとなかな
(39)去るとき跡を残さず
お盆休みだったみなさんはいかがお過ごしでしたでしょうか?台風の隙を見て山へ行かれた方もいたかな?私も山の上で涼みたいです〜
今回の【お山のマナーブック令和版】はテント泊のマナー。前回に引き続き、「石」がキーワード。コロナでテント泊が増えたと思いますが、あんまり意識していない人が多いかもしれないなと。
https://note.com/mt_suzukimiki/n/nb3f67f26b88
(38)落石させない
みなさんお盆休み中でしょうか。
台風の影響で予定変更せざるを得なかった方も多いかな?面倒になるよりマシだったと強く言い聞かせて台風を恨まないであげてくださいね(笑)
さて、今回の「お山のマナーブック令和版」は、ひねりのないタイトル通り「落石」についてスタンダードなマナーを取り上げたいと思います。どうしても混みあうハイシーズンのアルプスでいつも以上に気をつけてほしいマナーです。併せて私の恐怖の落石
(37) 山の事故、110番?119番?それとも?
来週からお盆休みで山へ!なんて人もいるでしょう。お盆中は山に入っている人数が多いからだと思いますが、何故か多い山の事故…。皆々さま気をつけて、いい思い出だけ作ってきてくださいね!
自分や仲間が事故に遭うことはどことなく想定内(?)ですが、たまたま居合わせた人が倒れたりケガをしたりすることもあるわけです。仲間にせよ他人にせよ、そのときに落ち着いて咄嗟に動けるか…?私も自信があるとはいえません。だか