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正直に話そう。私は人に嫌われるのが怖い。

今もベストセラーとして大人気の「嫌われる勇気」を2017年に読んだ。もう3年も前の話です。それから、私はアドラー心理学に大きな感銘を受け、トラウマを否定し、他者との課題を切り分け、悩みながらも、「嫌われる勇気」を手にしたと思っていました。

そう思っていたのですが、またいつの間にか、人に嫌われるのが怖い日々を送ってしまっていたことに気づいたのです。

こんにちは、里山でログハウスに住むリモートワーカーのなかあづさです。

今日は壁にぶち当たったときこそ、アドラー心理学をもう一度思い出し、新たな一歩を踏み出す。そんな私の気持ちを書いていきます。

また同じ壁にぶつかっている

2019年7月、私は10年勤務した会社を退職し、フリーランスとして業務委託で働くことを選びました。

その一歩は私にとって大きく、アドラー心理学に出会わず、「嫌われる勇気」をもっていなければ実現できなかったでしょう。アドラー心理学との出会いが間違いなく、私の人生を変えるきっかけになりました。

そしてフリーランスとなり、1年。

組織からの自由を得たはずの私は、同じ悩みにぶつかっていることに気付く。

「もっと◯◯したいのに、できない」
「◯◯をしてもうまく行かなさそう…」

漠然とした不安から逃げるために、日々の業務を進める。だけど、自分の根本的な不安は解消されない。逃げてばかり。そんな自分に嫌気が差してしまうことも。

アドラーの目的論で分析する

アドラー心理学は目的論。
「何かうまく行かない」と思っているときは原因があるのではなく、自分の中に「うまく行かないという選択肢を何らかの目的があって選んでいる」と考えます。

アドラー心理学を知って、「こんな考え方したことない」と感銘を受けた内容の一つです。

では、私がうまく行かないと思っている悩みの目的は一体なんだろう?

結論から言うとすべて「人から嫌われるのが怖い」でした
例えば、「もっと◯◯したいのに、できない」。
これは私が主催イベントをやってみたいという思いがありながらも、なかなか実現できていないことを例に考えてみます。

・失敗が怖い、うまく行かなかったらどうしようと思っている
・参加者が集まらなかったらかっこ悪いな
・参加者が面白くない、つまらないと言われたら悲しい
・主催のイベントに対して「くだらないことをやっている」と誰かに言われそう

つまり、他者からの批判を恐れている=嫌われることを恐れていると言えます。

こんな本音な気持ちを正直にnoteに書くことすら、不安で怖いと感じています。しかし、事実であり、公開したくないという思いにも「嫌われるのが怖い」という目的が隠れているのです。

嫌われる勇気にはこう書かれています。

「他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかも知れないというコストを支払わない限り、自分の生き方を貫くことはできない」

あまりにも厳しい。だけど逃げてはいけない。

何度も何度も、自分の悩みの背景にはいつも対人関係があることを理解したつもりでした。

でも気づけばいつも対人関係の悩みに陥ってしまう。色んな人と話し、傷ついた気持ちをそのままにしておくと、いつしか蓄積して「嫌われるのが怖い病」が無意識のうちに発症するのです。

そして、「嫌われる勇気」を忘れて、また一人で悩んでしまう。
アホなのか?と思うけれども、実はこの現象に悩む人も多いのではないでしょうか?

「他人の評価なんて気にしていないよ」そういう人でも、チャレンジに二の足を踏んでいるのを見ると、やはりどこかで「嫌われるのが怖い」思いが背景にあるのかもしれない。

人間にとって、他者と生きる上でどうしても陥りがちな悩み。だからこそ、逃げてはいけない。自分が陥っている悩みから、目をそらさず、理解し、前を向く。

だけどきっとまた、忘れてしまう。きっとまた、同じ壁にぶつかるのでしょう。その時にこのnoteに返ってこれるように、道標として、ここに記録します。

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