続 ひとりくらし記録その壱
前回からの続きです。良かったら前回分からご覧ください。
はじめての一人住まい選び
気になる物件は、不動産屋さんが用意してくれた車で回った。
物件に向かう車中では不動産屋さんのほうから話題を振ってくれ、雑談を交えながらここはどんな街なのかといった話や、最寄り駅の利便性や住みやすさなど初めて訪れる土地の話がきけた。
内見は、あらかじめ部屋の説明を受けていたものの、部屋の雰囲気や設備のボロさが、自分の中で許容範囲内なのか無理なのかといった面が目で確認できる。特に部屋の雰囲気は自分がピーンとくるかどうか内見してみることで分かることだ。
図面で良いなと思ってた物件が内見後、候補からすぐに外れることもある。
もちろんその逆も。
図面からは想像しづらい窓からの見晴らしであったり、日当たりであったり、図面では分かりづらかったけど収納スペースが思いのほか充実しててそこにグッときて決めてになることだってある。
ココに決めるか…結局、何件か内見して、僕はその日のうちに初めての住まいを決めた。初めてのお部屋が決まったその感想はモヤモヤっとしたものだったな 笑
ついに新居が決まる
そんなこんなで、いくつか見た中で一番マシだった(笑)物件に、その日のうちに決める事となったのだが、それが前回の記事でも少し触れた横浜にある物件だった。
モヤモヤしたと書いたのだが…その理由は正直東京ではないという点だった。ただ、それだけ。あとはその街は都会的な雰囲気があまり感じられなかったのもある。
出来れば部屋探しをもう一回したかったのだが、、地方から部屋を探しに来ていることもあって、これ以上不動産屋に通うわけにはいかなかったことがあり、まあまあいいかと思えるところで決めた。
初めて決めた家は、家賃/5.2万円(管理費込み)、1ルーム(5帖)、ユニットバス(風呂トイレが同じ部屋)、キッチンは一口電気コイル(IHの祖先みたいなやつ)、洋服などの収納は1つもなし、最寄り駅から徒歩15分以内、鉄筋コンクリート造マンションの10Fにある部屋。
家賃が希望通りだったという点と学校に通いやすいところだったというところが決めてだった。
初めて一人で住んでみて気づいたこと
実家にいた頃の僕は王様気取りの勘違い野郎だった。
ご飯が出てくるのは当たり前。
食べ終わった食器を洗ってもらうのも当たり前。
洗濯してもらうのも当たり前。
なにもかも、してもらって当然。当たり前。
今まで当たり前として思っていた事が、一人暮らしでは通用しない。
ご飯だって自分が作らなきゃない(当時学生でお金がなかったので極力自炊してたので)
洗濯だって自分でやらなきゃ汗臭いのを着てなきゃいけない。
もちろん、風邪引いたって自分でご飯作って食べなきゃならない。
薬切らしてたら熱出てるのに、外出て歩いて薬買いに行ったりしなきゃならなかった時は辛い。
もともと高校の頃からひとり立ちしたくて叶った一人暮らし。
親からの干渉もなくなるし、ガミガミ口うるさいのもなくなるし、自由だらけで親から解放される嬉しさを感じていたのは実家にいたときで、ひとり暮らしを実際にしてみたら裸の王様状態の僕が初めて親に対して心の底からのありがとうを感じた体験だった。
※内見方法はこんなパターンもある
「ネットでみて、この物件が気になったので内見をしたい」と問い合わせをすると、「部屋の鍵がある場所をお伝えするので、ご自由に見学もできます」と案内される場合もある。この場合、キーボックスの暗証番号を教えてもらい、一人で行って、鍵開けて内見する。あくまでこちらが希望して選択できるわけではない。おそらく繁忙期の人手不足対策なのだろう。
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