見出し画像

MT4のEAバックテストができないときの9つの原因と対処方法

MT4のEA(Expert Advisor:エキスパートアドバイザー)にはバックテストという便利な機能が標準でついています。

ご存知の通り、MT4は無料です。もちろんバックテストも無料です。

このバックテストというのは過去のチャートに対してEAを動かして、それがどういう結果になったのかを示します。

結果というのは利益、損益、ドローダウン、勝率、ポジションの数、プロフィットファクターの値など統計的に示してくれるのでとても便利なものです。

ところがこのEAのバックテストですが、動かない時があります。そんな時に何が原因でどうすればいいのかをこの記事では記載しておきます。

参考にしてください。

1.ストラテジーテスターが表示されない

ストラテジーテスターとはこちらの画像の下の部分のものです。

これが表示さてなくて「どこにあるの??」という超基本的なところのせつめいです。

スクリーンショット 2021-04-15 6.05.28

MT4の左上の部分にある「View」から「Strategy Tester(ストラテジーテスター)」という部分があります。ここをクリックすると、ストラテジーテスターを表示することができます。

スクリーンショット 2021-04-15 6.06.41

2. EAが表示・反映されない

EAが表示されないという人がいるかもしれません。まず最初にストラテジーテスターで「Expert Advisor」「Indicator」を選択することができます。

これがデフォルトでは「Indicator」になっているかと思います。これを「Expert Advisor」を選んでいないと、使いたいEAが表示されません。

スクリーンショット 2021-04-15 6.08.14

もしEAを選択する際に、使いたいEAが無い表示されていない場合にはそもそも反映されていません。

スクリーンショット 2021-04-15 6.10.08

こちらの記事を参考にして、EAを正しくいれるようにしてください。

ざっくり説明すると、2点確認していただきたいです。

(1) EAを入れたフォルダーが正しいかを確認してください。

(2) MT4を閉じて、再度起動させてください。

3. EA動かすとフリーズ

EAをバックテストするとフリーズするという方もいるかと思います。

そういう場合には、大きく2つの原因があります。

(1) パソコンのスペックが低い

そもそもパソコンのスペックが低いかもしれません。とくにVPSを使うと、メモリが512MB、1024MB(1GB)の人もいるかと思います。私の推奨としては2GB以上です。

理由としては1つのMT4を使うのに最大500~700MBのメモリを消費するそうです。なので最低でも1GB、余裕があれば2GBは欲しいです。

(2) データがパンパンになっている

これはよくあります。バックテストをするのにヒストリカルデータを使いますが、それが溜まって容量がパンパンになります。これが一番よくやりがちかと思います。

気づかない間に、増えていますので...詳しくはこちらをご覧ください。

4.通貨ペアが違う

EAによっては通貨ペアのしばりが入っているものがあります。このしばりがあると指定されていない通貨ペア以外は使うことができません。

これはそのEAによって異なりますので、マニュアルなど確認しましょう。

5.タイムフレームが違う

上と同様にタイムフレームによる制限がかかっている場合もあります。これも同様にそのEAにより異なりますのでマニュアルを確認しましょう。

6.アカウント口座の縛り

EAによってはMT4のアカウント番号が一致しないと動かないように制限がかかっている場合があります。

これもEAによって異なりますので、マニュアルなどを確認しましょう。

7.スプレッドが高い

EAによってはスプレッドの制限が入っている場合があります。

例えば、スプレッドが2.0以上ではトレードしないという制限があり、スプレッドが3.0ある時にバックテストを行うとバックテストができません。

スプレッドの設定値を変更できれば設定を変更して試してみましょう。またはバックテストスプレッドを成り行きではなくて、指定して試してみましょう。

なお現在のスプレッドを簡単に確認することができるインジケーターがあります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

8.ヒストリカルデータがない

ヒストリカルデータというのはMT4の過去のチャートの情報を意味しています。

当然その過去のデータが無いとバックテストはできません。ヒストリカルデータがそもそもあるかを確認する簡単な方法は「Moving Average(移動平均線)」でバックテストを行うことです。

「Moving Average(移動平均線)」はMT4に最初から入っているEAです。これでバックテストを行ってみて、過去のデータを使いトレードしているようでしたら問題ないです。

9. そもそもEAのバグ

そもそもそのEA大丈夫ですか?という部分です。

これは最初の疑うべきことかもしれませんが、大抵それ以前に問題があることが多いのであえて最後に記載しました。

そのEAを使いバックテストを確認したことのない場合には、そもそもEAがバグっているということもあり得ます。

さいごに

まいどおおきに。おかげさまで2,130人の方にLINEを登録いただけました。

よろしければ登録をお願いします。

https://line.me/R/ti/p/%40253gnfan

画像5


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?