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【おすすめ見所】福山・鞆の浦

窓を開け放しておくのが気持ちいい季節になってきました。

窓を開け放つと色んな音が聞こえます。遠くで走る電車の音、子供の遊ぶ声、誰かがどこかで大熱唱してる歌声など。。

在宅勤務の良いBGMになります。

さて、先日のnoteに続き、本日も2006年春①山口・広島編(3/13~3/17)の自転車旅行記の番外編として、別の機会で訪れた際にまわった福山(尾道の隣の市)の見所について書きたいと思います。

*よろしければこのマガジンのほかの記事もご覧下さい。

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今回の舞台(広島県)

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福山

福山は広島の東端にあります。

福山の海沿いには世界最大規模の製鉄所(JFEスチール)をはじめとした大きな工業地帯が広がっています。また、福山通運とか、スーツ販売の青山商事とか、全国展開している会社の本社があり、新幹線も停まるような商工業発達した地方都市です。

しかし、一方で歴史色濃く残る街でもあり、そのギャップがまた萌えます。

まずは明王院というお寺、本堂、五重塔がどちらも国宝。壮観です。(写真:ダブル国宝建造物)

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ズシっとした見た目で、ちょっと愛らしい見た目の本堂。(写真:明王院本堂(国宝)【2016年】)

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五重塔は日本で5番目に古い(そもそも国内で江戸以前に建てられた五重塔って現在22棟しかないらしい)。締まったプロポーションでかっこいい。。正直あまり有名ではないものの、かなりいい塔です。(写真:明王院五重塔(国宝)【2016年】)

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こちらのお寺は創建に弘法大使(空海)が関わっているとか。空海って全国にどんだけお寺建ててんだろ。。

鞆の浦

鞆の浦も福山の一部なのですが、大好きな街なので見出し付けちゃいました。

鞆の浦は、瀬戸内海の潮の変わり目にある港町で、古代から「潮待ちの港」と呼ばれ、交通の要衝として機能していました。その歴史の古さは、万葉集に鞆の浦にまつわる歌が詠まれているほど。

鞆の浦のWikipediaにある以下の説明文が凄く好きで、そのまま引用します。

江戸時代の港湾施設である「常夜燈」、「雁木」、「波止場」、「焚場」、「船番所」が全て揃って残っているのは全国でも鞆港のみである。江戸時代中期と後期の町絵図に描かれた街路もほぼすべて現存し、当時の町絵図が現代の地図としても通用する。そのような町は港町に限らず、全国でも鞆の浦以外には例がない

なんだか、とても訪れたくなりますよね。

瀬戸内海国立公園の一部であり、国指定の名勝であり、日本遺産にも認定されています。

さて、鞆の浦のシンボル常夜灯。要は灯台ですね。(写真:江戸時代から残る港湾施設・常夜灯【2016年】)

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雁木と呼ばれる潮の干満に関らず船着けできる石階段。満潮時には最上段が岸壁となり、干潮時には最下段が荷揚げ場となります。(写真:江戸時代から残る港湾施設・雁木【2016年】)

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港町は重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。(写真:鞆の浦の街並み【2016年】)

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タイムスリップ感かなりあります。なんたって江戸時代と同じ町割りです。

ストリートビューも貼ります。(ストリートビュー:鞆の浦の街並みを巡る)

重要文化財の太田家住宅。保命酒という名物のある造り酒屋だそうです。(写真:太田家住宅(重要文化財)、高台から眺める鞆の浦【2016年】)

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鞆の浦は自分の中でも、お気に入り度ランキング上位の街です。吸い込まれてしまうような魅力があります。

昔の人はどんな気持ちで潮を待っていたのか、思いにふけれます。

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福山、新幹線の停車駅ですし、是非立ち寄ってみることをおすすめします!

それでは!

*カバー写真:鞆の浦(広島)【2016年】

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