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【おすすめ見所】さらりと巡る東京の重要文化財建造物① ~寺社仏閣編~

いつもお読み頂きありがとうございます!

以前、国宝建造物についてnoteを書かせてもらいました。

続編というわけではありませんが、都内の自分が好きな重要文化財建造物についてもまとめたいなと前々から思っておりまして、今回書いてみようと思います。

重要文化財建造物は、国宝建造物に比べると格段に件数が多いです。ですから、本日は寺社仏閣編です。

自転車旅行以外で私が訪れた場所の見所を都道府県、地域等に分けて紹介しています。是非お楽しみください。
マガジンにまとめています。詳しい説明はこちら

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今回の舞台(東京都)

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根津神社

都内で重要文化財の神社というと、かなり数が限られてきます。

その中でも、社殿のほとんどが重要文化財指定されているという意味で貴重なのが根津神社です。

場所は、その名の通り、渋めのオシャレスポット谷根千エリアの文京区根津にあります。

本殿・幣殿・拝殿、唐門、西門、透塀、楼門が重要文化財指定されています。戦火を免れ、ここまで残っているのはすごい!(写真:根津神社拝殿)【2017年】

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重文指定の建物はおおよそ1700年頃に建てられてます。きれいに残ってますよね。(写真:根津神社楼門)【2016年】

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4~5月にかけては境内につつじが咲き乱れることでも有名です。嫁さんとの初デートはこのつつじを見に行ったもんです。(写真:根津神社つつじ祭り)【2018年】

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そういったご縁もあり、自分の結婚式は根津神社で挙げたいと思ってました。しかし、重文建造物って色々な制約があるんですよねぇ。ちょっと諦めざるを得ませんでした。

まぁ、でもそれくらいに私にとって大切で大好きな神社です。

拝殿の方まではいけないものの、境内を散歩できるストリートビューを貼っておきます。(ストリートビュー:根津神社楼門前)

浅草神社

東京の中でも、最も江戸を体現している観光地と言えば浅草寺ではないでしょうか。

しかし、重要文化財の観点で見ると、浅草寺のお隣、浅草神社に是非目を向けてもらいたいです。意外とひっそりしていて、皆様スルーしがちなんですが、とても由緒のある神社です。

拝殿・幣殿・本殿が重要文化財指定を受けています。1649年に完成したとのこと。(写真:浅草神社拝殿)【2019年】

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サイドの意匠も綺麗ですね。

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5月第3週の週末3日間に、ここで行われる三社祭は江戸三大祭りのひとつです。「こち亀」好きとしては、祭りにもいつか行ってみたいものです。

上野東照宮

東京の重要文化財クラスター(集積地)である上野公園。

ここに上野東照宮があります。

東照宮というと日光と思いがちですが、実は徳川家康ゆかりの地にいくつかあるのです。その1つが上野東照宮です。

もともと上野公園は徳川家の菩提寺である寛永寺の境内ですから、そういうルーツで東照宮が造営されたのかもしれませんね。本殿・幣殿・拝殿、唐門、透塀、鳥居が重要文化財です。

特徴は何といっても派手!金ぴかりんなんです。(写真:上野東照宮唐門(その奥は拝殿))【2016年】

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唐門の裏側もやたらとカッコいいという。

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社殿は1651年に完成しています。2014年に修復をしており、さすがの美しさ。(写真:上野東照宮拝殿、本殿)【2016年】

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うーん、徳川家の往時の勢力を感じます。

寛永寺

他にも上野公園には、寛永寺の重要文化財がいくつかあります。

ちなみにこの寛永寺、江戸時代には、江戸の鬼門の方角を守る重要なお寺として栄え、徳川家の菩提寺にまでなった由緒があります。上野公園全域は、かつて寛永寺の境内でした。

しかし、幕末の戦乱の中でその伽藍の大部分が破壊されてしまいまして、かなりの規模縮小を迫られたわけです。

そういった背景もあり、寛永寺の文化財は上野公園の中にポツンポツンとあります。

まずは五重塔。江戸以前建立の五重塔は全国に22しかありません。そのうちの1つです。1639年建立。(写真:旧寛永寺五重塔)

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この五重塔、上野動物園の中からだとよく見えるのですが、無料で見ようと思うと柵があってちょいと見ずらいです。動物園に行く機会があればついでに是非見てほしいです。

あとは清水観音堂です。こちらは西郷さんの像の近くにあって見つけやすいし行きやすいです。(写真:寛永寺清水観音堂)【2016年】

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この写真はわかりにくいのですが、崖の淵に建っていて、清水寺と同じ懸造の構造です。1631年の建立です。

あとは、こちらの門も重要文化財。偉いお坊さんが住んでいたお坊の門だったそうです。上野公園内でもマニアックな場所にあります。ぜひ探してみてください。(写真:寛永寺旧本坊表門)

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1625年建立です。

どれも戦禍を潜り抜けて今日に生き残っているわけですから、頭が下がります。

築地本願寺

最後は、1934年の建立ながら、その独特の存在感が素晴らしい築地本願寺。2014年に重要文化財指定されました。(写真:築地本願寺本堂)

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うーん、本当にかっこいいです。古代インド様式をモチーフにしたお寺で、鉄筋コンクリート造。内部はお寺って感じです。(写真:築地本願寺本堂内部)

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この写真の時は、友人が築地本願寺で結婚式を挙げた時でした。仏前式ってなかなか珍しいですよね。

また、我が家は浄土真宗であるため、法事はこちらで執り行わせてもらっています。

最近はオシャレなカフェが併設されたりとビジネス的にも色々成功されているのだとか。

築地駅の真ん前にあるのでアクセスも◎ですね。

ストリートビューも貼っておきます。(ストリートビュー:築地本願寺)

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地図を見ながら思いました。今日紹介した文化財は近距離で、半日で回れる手軽さですね。

さらりと巡ってみるのはいかがでしょうか。

最後までお読み頂き、感謝です!
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それでは!

*カバー写真:根津神社の千本鳥居(東京)【2017年】

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