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116人のアイコンを無料で描く実験からわかったメリット5つとデメリット3つ、そして対策3つ

こんにちは!イラストレーターのmsy.(@maru_maruer)です!

4月18日より20日間かけて
116枚のアイコンを無料で描きました!!
(大馬鹿もの)

【第1回目】

【第2回目】

【第3回目】

【第4回目】

もちろん、今回の企画はただフォロワーを増やしたくて
やったわけではなく実験的にやってみたかった企画だったので、
その狙いと結果、そして今後アイコン企画をするなら
どうやるかについてまとめます!!

アイコン企画を考えていた方やイラストレーターの方
イベントをしてみたい方はぜひ参考にしてみてください!

・アイコン企画を行ったことによる変化

▼数字
・Twitterのフォロワー:約100人増
・Instagramのフォロワー:約300人増
・問い合わせ件数:10件
・仕事の依頼数:3件
・Annuiの売り上げ増加:約¥100,000


▼スキルの変化
・描くスピード向上
・自分の絵柄の確立
・カラーリングの提出


・何故116人のアイコンを描こうと思ったのか

まず116人のアイコンを無料で描こうと思った理由は2つあります。

・活動を始めて1年の記念の日の恩返し
・Annuiの広告

上記の2つの意味を込めて行いました。

以前アイコン企画をした時は20人くらいの募集だったので
そのくらいかなと思ってたのですが
予想外に120人近くの応募がありました。

通常であれば人数の制限かけてアイコン企画をされる方が多いと思うのですが
今回はアイコンを無償で描くことで
どのくらい自分にメリットが返ってくるのか実験してみたくて
制限かけずに挑戦してみました。

そしてAnnuiの広告というのは
現在クラウドファンディングにて商品を販売しているのですが
受注生産のためまだ商品をすぐにお届けできる状況じゃなかったので
いち早く私からできるお届け物としてアイコンの企画で
Annuiのことを目にする機会を増やそうと思い企画を行いました。


▼アイコン企画の5つのメリット

①応援者が増えた

最もメリットに感じたのは応援者が増えたことです。

今まで絡んだことのなかった方々が応募してくださり
皆さんのできることで応援していただきました。

例えば動画を作って頂いたり、社長さんからマーケティングの相談に乗って頂いたり、イベンターの方にPOP UP店についての相談に乗ってもらったりしました。

noteでアイコン企画のイラストを公開しているのも
noteを利用されている方からのアドバイスで始めたものです。

今までであれば1人でやらなければ生み出されなかったものが
周りの協力によってより早く製作されるようになりました。

また、今回の企画との関連があるのかわかりませんが
ファンアートとして5件ほど自分のイラストから作品を作ってもらうような
活動もしていただきました。


自分ができることをやることで周りの人も
力を貸してくださるということを知れたのは非常にうれしかったです。


②イラストのスキルが上がった

今回の企画をするのであれば、自分のスキルアップも一緒にできればと思い
3つのことを意識して描きました。

・カラーリングの練習
・好みのデフォルメ率探し
・描画スピードの向上

上記の点を意識していました。

・カラーリングについて
今まで参考にしている写真やカラーパレットから色を拝借し
自分好みに追加していたのですが

それを自分で一から完成をイメージして作成できるように努めました。


・好みのデフォルメ率について
今回120人ものイラストを描く機会があったので
自分の好きな絵柄を見つけて近づけたい狙いもありました。

結果として最初と最後の方で比べると今の絵柄の方が自分の好みのポイント
をより言語化できて楽しく描けるようになりました。


・描画スピードについては
一番変わった点だと思います。
最初は朝から晩までイラストを描いて6人分終えていたのですが
下書きを書くタイミングをずらしたり、工程数を変化させることで
3 / 4くらいの時間でイラストが描けるようになりました。

今回実践した例で一つ記載すると
下書きを寝る前に作成して、次の日に本描きの工程に移ると
客観的にイラストを見た上で本描きにうつれます。

以前だと下書きしてすぐに本描きしていたので途中で違和感に気づくことが
あり変更していたましたが、それが本描き前に気付けるようになったのは
かなり時間の短縮につながりました。

アイコン企画により人に届けるためのイラストをたくさん描く機会を
いただけたのでそれをスキルアップにつなげられたのは非常に良かったです。


③商品が売れた

今回のメイン目的はAnnuiの知名度を上げる為に始めた企画だったので
多少ではありますが、広告としての効果も発揮しておりました。

アイコンを描かせていただき商品を支援と言う形で購入していただきました。

Annuiの活動を広げる為にはまずは商品を知ってもらいそこから
買ってもらってどんなものが届くのか知ってもらう、
さらに拡散を生む流れを作る必要があると考えました。

しかし、じぶんは受注生産という方法をとっている為、
買っていただいてもすぐに商品をお届けすることができません。

だから、今回はアイコンをお送りするので
ぜひお試しでAnnui商品を買ってみてください!
という方法で販売することにしました。

これもイラストレーターが使える武器を利用した立派な戦略だと
じぶんは思っております。

ただ一つ言うのであればハイパーコスパ悪いです。。。笑

④仕事へ繋がった

実際にアイコン企画から仕事へも繋がりました。

仕事のメインはアイコン作成の関連で
Web作成に関するお仕事やメディアに関するお仕事などに
お手伝いさせていただくことができました。

無料で描くと宣言すると人が集まってくるので
あまり好ましくない方法ではありますが営業の一つのスタイルとして
なしでは無いと思います!

⑤アイコンが増えて嬉しい

そして最後に小さな喜びですが
身の回りの方々が私のイラストをアイコンに使って頂いていることです!!

ここに金銭は一切発生しないのですが
やっぱり描いたものを気に入っていただき実際に使ってもらっているところを
見れるのはクリエイターとしてなによりも嬉しいことです。


今回イラストを描かせて頂いた方の7割くらいは自分のイラストをアイコンにしていただているので、見かけたら積極的に絡んで
仲良くなれたらなーって自分も思っております。


▼アイコン企画の3つのデメリット

①コスパは悪い

先ほども記載したのですが
コスパはめちゃくちゃ悪いです笑

自分はアイコンの最低価格を15,000円で販売しています。

なので120枚、仮にも描けるようなチャンスがあれば
最低で1,800,000円の売り上げがでます。
(ゲスい。。。)

しかし、今回の目に見える数字としての利益は
合計で約150,000円でした。

なので1枚あたり1300円くらいでした。

そう考えるとコスパはめちゃくちゃ悪いです。


でも自分的にはイラストの練習が人に届いて喜んでもらえるなら
いいかなって思えます。。。笑
(優しい人アピール)


②見ない人がいる

これがアイコン企画してて一番悲しかったことなんですけど
アイコンを送ったのに返信もない、既読もないって言う。。。。笑

シンプルに悲しかったです。

フォロー12人、フォロワー3人で
ツイート履歴見たら、私の企画への参加のみの
ツイートみたい人もいたんですけど。。。

描いて送ってもやっぱり反応が返ってこなかったです。。。


しかもよりによって自分好みのイラストこそ見られずに
宙に舞ってしまって誰のものでもないイラストになってしまうって
言うのは結構辛かったですね。

制限もつけずにやったのでそりゃ不特定多数の方から応募いただきますもんね
しかたないっちゃ仕方ないですね。。


③見る人は減っていく

最も失敗したことが「見る人が減っていく現象」に煽りをうける
アイコンのイラストをタイムラインに投稿し続けてしまったことです。

「20日間、毎日アイコンを6枚個人に描いてお送りします!!」
って側から聞いたら頑張っててすごい取り組みだと
思われるかもしれませんが、

msy.のイラストは好きだけど応募してないよって人からしたら
別に自分に向けての作品じゃないし
反応しなくてもいいやっていう対応になったと思うんですよね。

それがTwitterとかは結構ダメージ大きくて

一定期間特定の人から反応されない期間が続くと
その人のタイムライン上に自分の投稿が表示される頻度が
減ってしまうんですよね。

だから今回の企画でエンゲージメント率(反応率)は変わっていないのですが
インプレッション数がガクンと落ちましたね。

これはSNSを使って集客もしている人からすると
非常にしんどい結果です!


でも慣れっこなので、またがんばります!!!


▼アイコン企画をするときの3つの対策

①制限はつけたほうがいいかも

イラストをお送りするのは喜んでもらえるからなんですけど
やっぱり制限をつけずに募集すると
「どうせ無料だし記念にもらっといて必要になったときに使おう」
くらいの気持ちで参加される方もいます。

イラストを描くってけっこう大変じゃないですか
どうせ描くなら心の底から喜んでもらえる方にお送りしたいじゃないですか!

なのでもし、喜んでもらいたくてイラストを描くのであれば
ちゃんとしたファンにだけお届けできるような制限をつけた方が
双方幸せなシステムにはなると思います。

例えば制限つけなければいつも応援してくださっているファンにもイラストをお届けするのが遅くなってしまいます。

ファンの熱意によってイラストを届けるタイミングを
コントロールすることができなくなるので差別化が難しくなります。


応援してくださるファンの方には周りの人と同じ対応ではなく
特別な対応をして喜んでもらうのが当たり前だと自分は感じています。


そのため、ファンに還元するようなイベントにしたければ
制限をつけて差別化は必要だと思います。

逆に新規の方々にイラストを届けたいのであれば
制限を甘くかけると良いかも知れません!


②して欲しいこととセットにするべき

アイコンを描いた時に結構言われたのが

「恩返しをしたいけど、頼める仕事もないので
noteに投げ銭しておきました!」
という内容でした。

もちろん投げ銭もうれしかったです!本当に!!
でも今回の企画はAnnuiへの広告をメインに行った企画でした。
だからAnnuiの商品を購入していただくのが一番の狙いでした。

ただ誰も悪いわけじゃなくて
自分のシステム作りに不備があっただけなので
誰も気にしないでください!
一人で反省しているだけです!!笑

ここは自分があえてどうして欲しいかは相手に伝えていなかったので
こういうことが起きたのだと思います。

明確にその意思を出しすぎると相手も引いちゃうかなと思って
あえて伝えていませんでしたがそれが裏目に出たような感じはします。


やはり、人は与えられたら何か返したくなる生き物なので
「明確にこうしてもらえると嬉しいです!!」

ということを明示すると、受け取る側も罪悪感なく受け取れるし
こちらも目的が達成されるので
今よりもみんなの満足度の高い企画にはなったかなと思います。


だからアイコン企画をするときは
何が目的なのかを明示するのが大事です。

フォローして欲しいのか、拡散して欲しいのか、仕事が欲しいのか
これからも応援して欲しいのか

そのあたりを明確にして渡すように心がけましょう!


③タイムラインに投稿しない

最後にタイムラインには個人のために描いたアイコンを投稿しないことです。

先ほども描きましたが
他人のために描かれたイラストは全く他の人は興味ないので
タイムラインに投稿する意味なしです!

タイムラインに投稿するのであれば
50人描きました!とかこんな感じで描きますよ!
のような経過の報告やサンプルの提示などのみで問題ないかと思います!

アイコンを描いてもらった人は
こちらから明示しなくても投稿したかったらするので
そこで自然に拡散されます。

なのであなたが投稿する必要はありません!


・まとめ

以上が116人のアイコンを無料で書いてみた内容と結果です。

感想としては、実験として色々なことが知れたのでよかったですが
今後はおそらく無料で100人超えのイラストを描くことはしないです。笑

なめてました。笑


ただ今回のアイコン企画をしてみて
締め切り後にたくさん応募いただいたんですよね。

すでに100人超えていたので応募は残念ながらお断りしたのですが
今回の反省点を活かしてまたアイコン企画はしたいと思います。

楽しみにしていてください!!


▼Annuiの宣伝!!

もし、今回の自分の活動を見てよく頑張りました!!とか
Annuiの活動に興味がでた!って人はぜひクラファンのサイトから
商品を購入していただけたらうれしいです!!

10万円〜500円の間で支援することができます!
Tシャツは5,000円で、トートバッグは3,500円です!!

ぜひお願いしますうう!!!!

 

購入が難しい方はnoteからのサポートでももちろん嬉しいです!!!
何がなんでも応援してもらえるのはとにかく嬉しいです!!

▼お仕事を頼みたい方


今後も実験しながらAnnuiを盛り上げていければと考えているので
お楽しみにしていてくださいな!!

長々とありがとうございました!

msy.

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