見出し画像

愛と関係性

私は、人の変容を見るのが趣味。なので、コミュニティづくりやコーチングの仕事をする中で、人の変容を眺めさせてもらえているのは、本当にありがたい。人は、何もしなくたって、一瞬一瞬、変化している。それを観察するのももちろん、好き。でも、何か新しい視点に出会ったり、何か新しいことにチャレンジしてみたりする中で、いつもよりも少しだけ大きな変化が生まれるときに、それを眺めるのは、もっと好き。

でも、それと同じくらい好きなものがある。それが、人と人との間にある「関係性」だ。世の中には、「友達」、「恋人」、「親友」、など、関係性を表す様々な言葉があるけれど、今世の中にある言葉だけでは全然足りないと思う。100組いたら、100通りだけ、関係性があると思う。このことは、何気に共感されないことが多くて寂しいのだけど、書いてみる。

とある人と「関係性」について話していて、書きたくなったから、ということもここに書いておきます。書きたい気持ちにさせてくれて、ありがとう。


関係性ハラスメント(というほどでもないけど...)

よく、「それって恋人なの?友達なの?」とか、聞かれる。このレベルであればそこまでの拒否反応はないけれど、実は、少し、窮屈さは感じている。誰しもが、付き合っていたらこんな感じ、とか、友達だったらこんな感じ、とか、イメージがあると思う。それは自然なことだと思うけど、関係性に名前を付けると、自分たちがそこにはめ込まれるような気分になってしまう。聞かないでほしいというレベルの話ではないけれど、いつも、身体が、少し固まってしまう。


愛と関係性

私の中での「関係性」のイメージは、100組100通りであり、変わりゆくもの。距離感であったり、質感であったり、温度であったり、色であったり、重さであったり。

私の場合、人との関係性は、「この人と自分との関係性、なんか気になる」という直感から、始まる。その人自身に対する興味の場合ももちろんあって、それだけのときは見てるだけのことも多い。一方で、関係性も気になるときは、探求を開始する。気になるときの感情は、「一緒にいて居心地がいい」とか、「話してて楽しい」とかのときもあれば、「私が何かを言ったときに返してくれた表情が面白かった」とか、ちょっと不思議な気になり方の時もある。「この人といることで新たな自分を知った」みたいな感情が生まれた日には、探求心が、溢れ出る。

この直感のことを、勝手に、「愛」と呼んでいる。←
私の中に生まれるこの直感は、ある意味、「多分一生愛し続けられるから、関係性がどんなに変化しても大丈夫」みたいな感覚なのだ。ずっと私の心に居続けて、想い続けることができるという、確信。ちなみにこれは、恋愛だけの話ではなく、全体的な話だ。


関係性に条件がないと、クリエイティブになれる

恋愛に限った話をしているわけではもちろんないけれども、恋愛の話は分かりやすい。付き合ってるんだから毎日一緒に過ごす、とか、付き合ってるんだから一緒の家で暮らす、とか、付き合ってるんだから何とか…みたいな感覚が、とても薄い。そんなの、つまらない。

付き合ってるからじゃなくて、私とあなただから、これをやってみたいよね!とか、この景色を見たいよね、とか、こういうライフスタイルを試したいよね、とか、そんな風に、その二人だけの関係性を起点にしたクリエイティブな実験やチャレンジを一緒にやるのが、楽しい。それを試すことによって、また関係性が変わっていくこともあるだろう。その変化すらも、楽しみたい。


関係性に条件がないと、「今この瞬間から作る」ができるし、クリエイティブになれる。

本当に、本当に、そう思っている。
これからも、いろんな人と、いろんな関係性を作っていきたいし、関係性の変化に寛容でいたいし、自分以外の誰かが関係性を築いていく姿も、眺めたい。(なんなら、実は、ちょっと、誘発したい)


2010年の自分

いつからこんな考え方になったのかな…と振り返ると、2010年にも、自分は同じようなことを言っていた...ので、この頃かな。2010年2月。この考え方に自覚的になったとき、鳥肌が立ったのを覚えてる!
--------------------------------------------------
自分がどんな人が好きなのか、
どんな人と合うのか、
最近わけわからない!

出会いってきっと化学反応みたいなもので、
似てる似てないタイプタイプじゃないそんなのあんまり関係なくて、
でも、その人と自分の正しい関係性っていうのはきっと存在して、
出会って知り合えば、きっと自然とわかるものなんだろうね。
それが恋愛にしろ友情にしろなんにしろね。
--------------------------------------------------
過去の自分は別人だなあといつも思うけど、自分が本当に大事に想う価値観に自覚的になれると、それは何年経っても変わらないんだなあ。今は、過去の自分が、心強い味方のように感じます。

サポートいただいた分は、自己拡張の機会に使わせていただきます。学びや気付きは、noteの記事に綴ってゆきます。