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Kindleと歩んできた10年だかそのくらいについて

私は読書家である、と言えるほど本を読まないけど、全く読まないわけではないくらいの中間層(そういう層の定義があるのかしらんけど)だと自分を思っており、かつモノがかさばるのが嫌いな人種(そういう人種の定義があるのか知らんけど)だと自覚しておりますため、よっぽど好きな本や漫画でない限りはもうずっと電子書籍版を購入しています。つい今しがた電子書籍を読むための端末としてもっとも有名であろうKindleを買い換えたので、自分のKindleとの付き合いを振り返ろうと思います。

Kindleとの出会い

私の最初のKindle体験は、もともと友人から安くで譲ってもらった古いKindle。タッチパネルでなくたくさんのボタンが付いているもので、おそらくみたことがある人もあんまりいないのではないでしょうか。ネットで画像を探してもなかなか出てこないくらいに古いようです。

おそらくこのWikipediaにある第3世代あたりのものだったはずです。バックライトもついていないし日本のAmazonストアでは確かまだ本を購入できなかったので、もっぱら著作権のなくなった古い本をテキストとかで入れて読んでいました。あと仕事に関するPDFファイルなど。それでも、私にとってはこのE-ink自体が新しい体験でした。

後々、Kindle Keyboardと改名されたようですね。Wikipediaによると。なるほど。

日本に本格的に到来したKindle - Kindle Paperwhite

それから程なくして、Kindleは本格的に日本にやってきました。それが初代のKindle Paperwhite。これは即買いした記憶があるんだけど、Amazonの購入履歴にないので、もしかしたらどこかの店頭で購入したのかもしれません。バックライトがついていて、日本のKindleストアも本格的にスタートしたのがこのくらいの時期でした。2012年のこの頃、私は転職して1年ばかりが経過した頃で、ピンクのカバーを買って通勤退勤時に読書していました(私はピンクが好きなんです)。この頃はまだ周りにKindleを持っている人はそんなに多くなかったですね。

なお、ピンクのカバーは重量が増えることから後々全く装着せずに使うことになりました。

私はそれより数年前の2008年から3年ほど、ものすっごい長距離通勤をしていたので、ああーなんで2008年にこれがなかったんだろう!と強く思った記憶があります。片道2時間もあったので、おそらくその時期が人生で一番本を読んだのですが、毎日何を持っていくか・・・とわざわざ考える必要がありました。本って重いので・・・・。Kindleがあればそんなこと考える必要もなかったのに。(とはいえ、そうやって"今日は何を読むか”って考える時間も非常に素敵な時間なんですけどね。)

もっとも長い付き合いになるKindle Voyage

2014年11月にKindle Voyageという当時の最新かつ最上位機種に買い替えました。これも発売とほぼ同時ですね。発売前から、欲しくて欲しくてたまらなかったことを覚えています。嬉しくてInstagramに投稿しています。

購入価格は21,480円で、安くはないのだけど、Voyageで初めて画質(という表現が正しいのかわからないけど)が300ppiになったというのもあって、これを購入しました。ページめくりボタンも快適だし、薄くて見栄えも良いので後悔したことは一度もありません。ただ、それまで端末背面のロゴは”Kindle"だったのに、この辺りから"Amazon"になってしまったのは今でも残念に思っています。Kindleの方がかっこよくないですか?

Voyage=航海というだけあって、「読書の海に漕ぎ出そう」というキャッチフレーズ。それから現在に至るまで約6年3ヶ月、快適にこいつと航海してきました。私は手に入れたものは綺麗にしておくという習慣はあまりなく、使い倒してこそモノが喜ぶと思っているのでカバーとかは付けずに裸で持ち歩いてました。(Paperwhite時代にカバーつけると重くなることをわかっていたというのもある)

そんな感じでカバンに放り込んで使い続けていたので今となってはカドっこはもうこんな感じではげちゃっています。モノはこうやって古くなっていくと、自分がたくさん使ってきた証拠だなーと思ってなおさら愛着が沸いたりします。

相棒のKindle Voyageに異変が

そしてこのVoyage、2019年の後半くらいからバッテリーがうまいこと充電できなくなってきて、2020年の2月にはついに起動しなくなってしまう事態に。ショックすぎてインスタグラムに投稿していました。この画面全く需要ないと思うんだけどなぜインスタに投稿してるんだこの人。

ただ、何度か電源ボタン長押しの再起動などを試すと起動してきたりしていたので騙し騙し使って、それからさらに1年ほど経過した現在・・・

「本読もう」って思ってこいつを手にするたびにこういう症状になり、本を読み始めるのにまずトラブルシュートが必要なことが増えていき、ひどい時にはそのまま本読めないことも。
そんなことやってるうちにふとわたしは「読書の海で遭難してるやん!」とうまい物言いを思いついてしまって、その流れで買い替えることを決意したわけです。

決死の覚悟で買い換えたKindle Oasis

さて買い換えるぞ、と考えたときに、真っ先に思い浮かんだのが最上位モデルのKindleOasisです。実はOasisはモデルが刷新される度にめちゃくちゃ購入欲が沸いていたのですが、金額があまりにも高いので毎回購入に踏み切れませんでした。

どのくらい高いのかというと、現在販売中のモデルで8GBの容量の場合、Kindle Paperwhiteが13980円なのに対し、29980円もします。16,000円も高いのです。同じ300ppiなのに。はっきり言ってPaperwhiteで事足りるのです。(Paperwhiteも今は300ppiにグレードアップしている)

しかし・・・しかし私には Voyageという最上位機種を持っていたという矜持がある。今更ダウングレードするわけにはいかない・・・というのもあるし、実は漫画もめちゃくちゃ読むのでこの1インチ画面が大きい(Paperwhite/Voyageは6インチ、Oasisは7インチ)というのがめちゃくちゃ惹かれるのです。しかもできれば32GBモデルが欲しい・・・そうすると・・・34,980円です。Voyageのときでさえ21,480円だったのに・・・

あまりに覚悟が必要だったので、購入ボタンを押すとき、ドラマ"半沢直樹"の大和田常務が土下座するときのような顔になりましたが、なんとか購入ボタンを押すことができました。

数時間しか使ってないけど最高です

めっちゃくちゃ高かったけど、KindleOasis、最高です。7インチ最高です。ページめくりボタンも、Voyageから乗り換える身としては必要ですねやっぱり。Voyageにもボタンついていたので。ただVoyageの方がボタンの押し具合が不思議な感じがして好きでしたけど。

画面の大きさ比較画像。

ちなみにVoyageは広告ありで購入したけどOasisは広告なしにしました。あーまじ高かったなこれ。こいつも6年以上は使おう。

この記事はただの思い出の振り返りですので、Oasisを読んでくれた方におすすめしようという気はありません。だって高いもん・・・
ただ、漫画を読むならアリだと思います。文字をメインで読む方には7インチは別に必要ないと思いますが、漫画はだいぶ読みやすくなります。(ただ、それでも、液晶タブレット端末の方が漫画は読みやすいです。)

Voyageからの乗り換え組としては、防水になったのも非常にいいポイントなのですが、現行モデルのPaperwhiteも防水だし、やっぱ文字だけ読むにはOasisは必要ないと思います。私は漫画をメインで読んでたKindleFireHD8も調子悪くなっていたので、思い切ったというのもあります。

Fire HD 8のことも書こうと思ったんですが、Kindleの真骨頂はE-inkの端末だと思っていますので割愛しました。

おわり



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