説明の仕方が違う

プライバシーには配慮するし合意もとるから個人情報を国内産業のために使わせようという説明の仕方では、消費者の理解は得られないのではないか。対価を支払うといっても、個人情報をビッグデータの一部として企業に使わせて個人が得られるポイント報酬なんて微々たるものだろう。

まず、自分に関する情報は自分のものであるという考え方が基本にあり、自分の情報を自分のために集められるデータポータビリティがあり、集めた情報を適切に管理できるPDS情報銀行があり、集めた自己情報の分析活用を支えるサービスがあり、その上でさらに、対価と引き換えに第三者に二次利用三次利用を認めるエコシステムが作られていく、という順番ではないのか。

このような進め方であれば、情報銀行や分析活用サービスを、自分の金を払ってでも使いたいという人だって出てくるだろう。逆にいうと、そうでなければ情報銀行のビジネスモデルは成り立たないのではないだろうか、とおもう

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23304690Z01C17A1000000/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?