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資格

 今朝のネットニュースで見かけたのが・・・

エアコンの設置工事に主任技術者を配置しなかった

という法令違反です。

う~ん・・・正直なところ、エアコンやテレビアンテナの設置工事に主任技術者がいるのかなあ? と、思ってしまいます。

そもそも、日本全国で3300万世帯ぐらいあるわけです。
10年に一度、エアコンを買い替えるとして・・・
一家に一台のエアコンとすれば、年間で330万回の設置が必要になる計算です。
もちろん、複数台のエアコンを置いている世帯は多々あります。
同時に複数台設置の場合もあれば、個別に設置の場合もあるでしょう。
そこらへんは良く分かりません。
仮に、1.5と2.0の係数で考えるなら、495万回~660万回になります。

面倒くさいので、ざくっと年間500万回の工事があるとしましょう。

電気主任技術者を調べると、第一種から第三種までの年間平均合格者数は、約7000人。
40年間、工事に携わるとすれば、28万人。
ということは、電気主任技術者の資格を持つ者が、老いも若きも等しく現場に出る場合で、約18件/人受け持つ計算になります。

ただこれは・・・非現実的かな、と思われます。
エアコンの設置工事は初夏と初冬に集中しますし、資格保有者イコール工事関連業務に就いているわけでもありません。
エアコン設置というのは、単価の安い工事なわけですから、資格保有者としては、もっと旨味のある工事を受注したいと思うでしょう。

そうなってくると、エアコン設置工事に付き合ってくれる主任技術者は少なく、利幅も小さいことから参入企業も限られ、しかも季節性での浮き沈みが激しいから、引っ越しシーズン並みに高額化してしまう可能性も出てきます。

ということで、法律の方が過剰品質なんじゃないかなあ? と思っている次第です。

規制は安全面で重要なのですが、現実・現場に即して調整していくべきなんじゃないかな? と思います。
有資格者がいなくても、一定の訓練を受けた人間が実施するのであれば、そうそうトラブルになるような工事ではないと思いますし・・・

この辺り、どうなんでしょうねえ・・・

そういえば・・・
二日連続で ”監督” の話題になってる。w

しがないオッサンにサポートが頂けるとは、思ってはおりませんが、万が一、サポートして頂くようなことがあれば、研究用書籍の購入費に充当させて頂きます。