増田桐箱店

創業1929年の増田桐箱店です

増田桐箱店

創業1929年の増田桐箱店です

マガジン

  • メディア紹介

    テレビや雑誌、SNSで紹介された商品。

  • インテリア用品

    木製で暖かみのあるインテリアがたくさん。おしゃれに魅せながらしっかり収納。

  • キッチン用品

    桐のもつ調湿性と防虫効果で食材を美味しく保ちます。

最近の記事

第5回「桐箱の加工技術」-1

今年から始まったこのブログも第5回目を迎えました。 この回からは「桐箱の加工技術」を紹介していきます。 正直、桐箱への加工って、どんなの?って感じでイメージが湧き辛い人も 居るかもしれません。 実は桐箱って色々な加工方法があり、少し装飾が変わるだけで見た目がガラッと変わるんです。 是非、お好きな加工方法を探してみてください。 加工技術-1「際面とボーズ」 これは「際面=きちょうめん」と呼びます。 名前だけ聞いても、なんのこっちゃ?って感じです。 これらは、桐箱の面取り

    • 第4回 「桐箱のサイズ」

      いつも当ブログをご覧になっていただきありがとうございます。 今回は、桐箱のサイズ表記についてご紹介します。 誤ったサイズの桐箱を買ってしまうと・・・ 「箱が小さくて、物が入らない・・・」 「大きく過ぎて箱の中で動きまわって中のものが壊れてしまった!・・・」 なんてことが起こりうるかもしれません! せっかく保存性に優れた桐箱を購入するのであれば、バッチリサイズの合った桐箱を手に入れたいですよね! 是非、最後まで読んでもらえると嬉しいです😄 ◆桐箱を注文するときのサイズっ

      • 第3回「桐ってどんな木?」

        実は・・・桐ってすごいんです。 今回は、箱にまつわるお話ではなく、原材料の桐を紹介します。 これを読み終えたアナタはきっと、桐箱が欲しくなっているはず! 1 桐の特性   桐は、昔から「箱」に適している木材とされ古来より用いられてきまし  た。そんな桐のスゴイところは何といっても軽く柔らかいそして調湿性に  優れており、大切な物を長期間、最良の状態で保管し続けることができる  ことです。   「軽く・柔らかい「ということは衝撃に弱いんじゃないの?と思う方も  いるかもし

        • 第2回「桐箱の蓋」-4

          こんにちは。 桐箱の蓋の紹介も最後となりました。 今回は落とし蓋とスライド蓋の2点を紹介します。 この2つはこれまでの蓋と違い、身の内側にミゾを彫り込むことで蓋板を差し込み開閉する仕組みの箱です。 落とし蓋は垂直方向、スライド蓋は平行に開閉するものが多いです。 1 落とし蓋   側面の板を引き上げて出し入れする形状になっています。   人形や瓶類など慎重な取扱いを要する品物を入れるのに適しており、仕    切りを付けると品物を重ねずに複数個収納出来ます。   さらに蓋

        第5回「桐箱の加工技術」-1

        マガジン

        • メディア紹介
          10本
        • キッチン用品
          12本
        • インテリア用品
          8本

        記事

          第2回「桐箱の蓋」-3

          桐箱の蓋 第3回目 「かぶせ蓋」です。 主な用途:衣装類、硯箱、道具箱、色紙入、半紙入 等 かぶせ蓋とは、その名の通り、蓋が身(箱本体)へ覆いかぶさるような形をしています。 一方で身のすべてがすっぽりと隠れてしまうような蓋のことを 「総かぶせ蓋」と言ったりします。 総かぶせ蓋はフラットな印象で高級感を感じませんか? かぶせ蓋の特長は、身に蓋をはめ込む形ではないため蓋の開け閉めがとても簡単であり、頻繁に開け閉めする用途に適しています。 これまで紹介した桐箱はどち

          第2回「桐箱の蓋」-3

          第2回「桐箱の蓋」-2

          今回も蓋の種類の紹介をしていきます。 前回記事はこちら→〈note〉・〈HPブログ〉 今回の蓋は「乗せ蓋・二方桟・四方桟」という蓋です。 1 乗せ蓋(のせぶた)   乗せ蓋は、蓋形状の中でも最も簡易的で安価な蓋です。しかしながら、蓋の平板を載せただけであり、他の蓋と異なり支えがないため天板が反りやすくなっています。また、蓋裏に支えがないため、簡単に蓋が開いてしまうため注意が必要です。  中に入れるものは割れ物や高価なものは避けたほうが良さそうですね。    2 二方桟(

          第2回「桐箱の蓋」-2

          第2回「桐箱の蓋」-1

          年が明けて早くも、1月を終えようとしていますね 桐箱紹介も今回から第2回目となり桐箱の蓋の種類や用途について、紹介していきます。 桐箱はその性質上、中に収納するものによって形を変えます。 箱の形が変われば、収納物や保管方法によって蓋も変わってきます。 この回では皆さんが桐箱に入れたい物に併せて箱の形状や蓋の種類を選ぶ参考になれば幸いです。 はじめに蓋紹介をする前に桐箱の部材の名称とその役割等について簡単にご説明します。 蓋の紹介文中に聞きなれない単語が出てくるためこちら

          第2回「桐箱の蓋」-1

          第1回「真田紐の結び方」-2

          ②「つづら紐かけの結び」 今回は、真田紐の結び方第2弾「つづら紐かけの結び」についてご紹介します。 つづら右(左)掛けとは・・・長方形の箱の紐を掛ける結び方で写真のように、箱の長辺側から結びます。 つづら紐掛けを使用する桐箱は主に、花瓶や掛け軸など長い物をいれることに使われており、こちらの結び方も四方掛け同様に流派の違いで右掛けや左掛けの違いが変わってきます。 四方掛けとは、また異なる結び方で若干複雑そうですが、こちらも一度覚えてしまえば意外とカンタンです。 ぜ

          第1回「真田紐の結び方」-2

          第1回「真田紐の結び方」-3

          前回までは桐箱への紐の掛け方についてご紹介してきました。 今回は結び方ではなく、「真田紐」にスポットを当てて真田紐の由来や 種類、その違いをご紹介していきます。 一見すると色や模様の違いしかなさそうですが強度の違いや色あせの違い等様々です。 1 真田紐の由来と特徴   真田紐の名称の由来として名将真田幸村と父である真田昌幸が「強く丈夫な紐」として武具や甲冑等に用いたことからその名がつけられました。 真田紐は他の紐と異なり縦糸と横糸で織り上げられているため、他の

          第1回「真田紐の結び方」-3

          第1回「真田紐の結び方」-1

          ①「四方紐かけ」の紹介 こんにちは。 皆さんは紐が結ばれている桐箱をご覧になったことはありますか? この紐は、真田紐(さなだひも)といいます。 上の写真のように、色とりどりのきれいな紐をご自分で結んでみたくないですか? この回では、結び方の種類や紐の歴史や種類をご紹介します。 一見すると、複雑そうな結び方でも一度、覚えてしまうとどなたでも簡単に結ぶことができるので、ぜひこの機会にやってみてはいかがでしょうか? なにより、桐箱にサッと真田紐を結べる人って・・・素敵です

          第1回「真田紐の結び方」-1

          桐箱ってどんな箱?

          こんにちは! いきなりですが皆さんは「桐箱」とはどのようなイメージをお持ちですか? おそらく一般的には高級品を入れる箱や陶芸品の箱、ギフト商品の箱を思い浮かぶ方が多いのでないでしょうか? そんなイメージのある桐箱ですが、皆様にもっと桐箱を身近に感じてもらうべく、本年より、皆さんにもっと桐箱を知っていただくために今後、桐箱の種類や製造方法、加工技術などを紹介してまいります。 私たち増田桐箱店は1929年の創業以来、長年、桐箱の生産に携わってきた中で桐箱の種類や作り方を皆さ

          桐箱ってどんな箱?

          年末年始休業のお知らせ

          誠に勝手ながら下記の通り休業とさせていただきます。   【年末年始休業】 2023年12月29日(金)〜2024年1月4日(木)   休業期間中でのネットショップのご注文は随時受け付けております。ご注文・お問い合わせは、年明けの営業開始と共に順次対応させていただきます。 何卒よろしくお願い申し上げます。   #福岡県 #古賀市 #増田桐箱店 #東京 #ハコタス #御徒町#御徒町駅 #秋葉原駅 #2k540 #年末年始 #休業 #お知らせ #年末年始 #年越し #大晦日

          年末年始休業のお知らせ

          展示販売のお知らせ

          昨日からハンズ渋谷店にて、増田桐箱店の商品を置かせていただいています。 実際に手に触れて、木のぬくもりが皆様に伝わればと思います。   お近くを通られた際はぜひご覧くださいませ。   期間:2023年12月26日(火)〜2024年1月4日(木) 場所:ハンズ 渋谷店 1Aフロア ※最終日は17時まで   #福岡県 #古賀市 #増田桐箱店 #東京 #ハンズ渋谷 #渋谷駅 #期間限定 #展示 #販売 #木製 #手作り #キッチン用品 #インテリア用品 #桐 #桐箱 #年末年始

          展示販売のお知らせ

          増田桐箱店の第二工場

          気がつけばもう12月です 本当あっという間に1年が終わりそうです 実は当社増田桐箱店がこの秋からひっそりと 家具の町大川市で第二工場の稼働をスタートさせております 元々家具屋さんだった場所で 桐箱を製造させており、ようやく日々の生産が安定してきつつあります 家具の町に桐箱の工場を作ることができて本当感慨深いものがあります! 今はまだ看板もない状況ですが これからレイアウトの変更や工場見学やワークショップなど 様々な取り組みを加速させていこうと思っております 株式会社増田

          増田桐箱店の第二工場

          増田桐箱店の57期

          9月より新しい期が始まります この期の新たなチャレンジは… 年間休日を一気に15%増やすこと 社員のために何かできることないかなーと考え 一気に休日を増やすことにしました メーカーとしてはモノを作らないと売上は増えませんし 経営者としては稼働時間を増やすことこそ 大切だと考えておりましたが、、 これからのモノづくりを考えての挑戦 働き手不足や後継者不足など 考えても大変なことばかりですが この先も桐箱を作り続けるため 一気に休日を増やしていくことで 営業はお客様との納期

          増田桐箱店の57期

          産学連携〜香住丘高校〜

          当社増田桐箱店ではこの度 福岡市東区にあります香住丘高校の産学連携事業として 毎年文化祭にて「数理コミニュケーション学科」が取り組んでいる ピタゴラス装置の企画製作をお手伝いしていきます 当社みたいな歴史がある会社が産学連携というと技術開発や新商品開発のイメージがありますが今当社として必要なのは 若い人に自分たちの仕事をどうやったら知ってもらえるか 桐を中心に様々な木材を学んでもらい学生に木育の機会を 端材をピタゴラス装置に使うことで端材の新たな活用でSDGs 職人

          産学連携〜香住丘高校〜