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痛みを伴う「人生を変える」挑戦は、絶対にあなたの自信になるから。職種を何度も変えながらキャリアを切り拓いた私が、#MsEngineer のCHROになった理由

未経験から最短5ヶ月で世界に通用するクラスのエンジニアを育成する、女性のためのプログラミングブートキャンプ(フルリモート型)「Ms.Engineer」。今回の記事では、CHROである石原に話を聞きました。

採用担当、エンジニア、病院の経営企画、CHROと、様々な職種に挑戦したキャリアの背景には “リスキリング” によって人生を切り拓いてきた経験がありました。

「苦労して学んだ経験は私の自信にもなっています」

そう語る彼女のキャリアストーリーは、これから新たな一歩を踏み出す人の勇気になるはずです。是非、御覧ください。

出産を機にした退職と、二度の職種変更を経てCHROへ

——まずはじめに、石原さんの経歴についてお伺いできますか。

新卒で入社したのは、代表のやまざきと同じサイバーエージェントでした。元々は化粧品や中国でのマーケティングに興味があったんですけど、サイバーエージェントの説明会に参加した時に、人の素晴らしさに感動して。「この会社で人に携わる仕事がしたい」と思い、エンジニア採用担当として働き始めました。

ただ、働き始めると、自分が大学時代文系だったこともあって、エンジニアの彼らとのコミュニケーションがうまくいかなかったり、彼らが求めていることがわからなかったりするところに課題を感じてしまったんです。そこでプログラミングを勉強し始めた。そしたらすごく楽しくて。学校にも通ってスキルを身につけ、上司に希望を伝えて、自分も開発組織で働くようになっていました。

その後、すぐに結婚・出産を経験。育休から復帰後は、時短でサポート的な仕事をしていた期間もあったのですが、私には向いていなかった。会社を退職して、専業主婦になりました。

ですが、たった数ヶ月で専業主婦も「自分には合わない」と気づいてしまったんです。だけど当時はまだ、ハードに働くこともできなかったので、 “家の近く” を条件に仕事を探し始めたんですね。

そこで見つけたのが病院事務でした。

——病院事務! 人事からエンジニアへの転身も大きな挑戦ですが、また全然違う業界ですね。

病院事務として働くために、『医療事務管理士』という資格をとって「未経験ですがこの資格を持ってます」とアピールすることで、雇ってもらうことができました。

だけど働いているうちにまた自分の知識不足を感じて。今度はドクターや看護師の皆さんと対等に話せない悔しさがあったので、さらに難しい知識まで扱う『診療情報管理士』という資格を取るために勉強し始めました。その資格は取得までいかなかったんですが、勉強することで、病院の中で診療分析を行うツールを自分だけが扱えるようになったり、経営企画に携われるようになっていったんです。

ただ一方で、自分が早期に結婚・出産で会社を離れてしまったこともあって、「ビジネススキルが低いんじゃないか」というコンプレックスもありました。そこで今度はビジネススクールでいくつかの科目を学んで。

——すごいですね!常に新しいインプットを続けてキャリアを切り拓いていらっしゃる。

その後、創業期のベンチャー企業に人事として入社しました。ただ、その後に体調が優れなくなって退職してしまって。

偶然その後、代表のやまざきから久しぶりに連絡をもらい、ランチをしながら色々と話していく中で、「業務委託からやってみないか」と誘われ、体調を懸念しながらも、理念に強烈に共感していたので、Ms.EngineerにCHROとして関わり始めました。

変化に痛みはつきもの。だけどその経験は、必ずあなたの自信と信頼になる

——サイバーエージェントに入社して、家庭に入った後、経営企画やCHROを経験されているとおうかがいすると、ものすごくキラキラしたキャリアを歩んでいるように感じます。一方で、CHRO就任のコメントでは「女性として悔しい経験をしてきた」とおっしゃっていますよね。

例えばですが、働く私を見て「子供を長く預けてかわいそう」と周りの人から言われたこともありました。仕事場でも、「時短で働くなら、仕事はサポートに回ってほしい」と言われたり、限られた時間の中で提案資料を提出したら「女のくせに生意気だ」と突き返されたりしたこともあります。

あとは、自分の中でもすごく焦りがあったんです。結婚や出産が人よりも早かったので、自分が時短で働いている中、自分と同世代の女性はどんどん活躍していく。一方で自分は慣れないサポート的な仕事をして、しかも16時には帰宅しなければならなくて。

「自分は組織にとって必要な人間なんだろうか?」と思い悩みました。

——そして医療系の資格取得やビジネススクールに通ってキャリアを切り開いていかれるわけですよね。人事からエンジニアへの転身もそうですが、なかなかできることじゃないと思います。

朝か、子供が寝てからの時間か、休日に勉強していたんですが、本当に大変でしたね。口内炎が一気に3つできたこともありました。

基本は睡眠時間を削って勉強していたんですが、休日も勉強しなきゃいけないことがあると、「もっと子供と遊んだほうがいいのかな」「これ、正しい選択なのかな」「こんなに一生懸命やって何の意味があるんだっけ」と思ったことも何度もありましたね。別業界への転職も「私にできるんだろうか」と、はじめは躊躇しました。

だけど、私が学んでいる時って常に、 “自分に違和感を感じている時” なんです。現状に違和感を感じているから、新しい自分になりたい。そのためには知識をはじめとしたインプットをする必要がある。違和感のある現状を打破したい!という思いで勉強していました。

——出産を機に家庭に割く時間が増えたり、これまでとは違う仕事に取り組むことになったりして、社会からの疎外感を感じる女性は多いと考えます。石原さんはそこからキャリアを切り拓く経験をされてきました。

私も疎外感をものすごく感じていました。だけど、行動を起こさないといつまでもその疎外感は消えてくれないんですよね。なので、もし「つらい」と思うのであれば、新しい道を切り拓いていくチャレンジに取り組んでみてほしい。

自分や現状を変えようとする時って、それなりの努力や痛みって伴うものです。だけど、その痛みや努力をちゃんと受け止めてきちんと行動することで、絶対にその疎外感は打破できるから。

——石原さんは努力してみてよかったと感じていますか?

そうですね。何度もやめようと思ったこともありましたが、そういった過去があるからこそ今があると思っています。私って、本当に大したこと出来ないんです。でも、そうやって一つずつの課題に向き合ってきた姿勢が仕事にも活きて、周りからの信頼も積み上がってきたと思っているんですよね。信頼が積み上がったことで「このタイミングで石原に依頼してみようか」と思ってくれる人もいて。

辛いことを乗り越えたことは、周りからの信頼として積み上がっていく。それだけではなく、困ったことがあった時にそれにきちんと向き合ったことは、自信にも繋がってくると思っています。

もしこれからまた全然やったことが無いことに出会っても、「なんとかなるだろう」、きっと乗り越えられるだろうと思えるのは、過去に自分が苦労して現状を打破してきた経験があるからだと思いますね。

——「これがあったから乗り越えられた」というものはありますか。

本当に辛いときには、数日間、スマホや勉強から離れてリフレッシュしていました。2日間くらい離れると「そろそろやらなきゃ」という気持ちになっていましたね。

あとは、 “頑張らなきゃいけない環境に身を置く” というのは、挑戦を乗り越えるための一つの手段かなと思います。資格の勉強の時も、独学じゃなくて仲間のいるスクールに通っていましたし。ビジネススクールも、自分と同じ、子育てしながら勉強を頑張っている仲間がいて、自分も「頑張らないと」とメンタル面ですごく励まされました。人間は本当に怠け者なので、環境はすごく大事だと思います。

女性がエンジニアになることで、社会課題はいくつも解決する

——その後、Ms.Engineerに転職されるきっかけはどういったものだったんでしょう?

そもそも “ジェンダーギャップのある社会で、女性としてどう働くか” は学生時代から興味があるテーマでした。だから、代表のやまざきの「事業を立ち上げた」というFacebookの投稿を見たときも「すごく素敵な事業だ!」と思っていて。

やまざきとは、サイバーエージェント時代ほとんど話す機会はなかったんですが、たまたまランチに行くことになり、「業務委託から一緒に働きませんか」と言っていただいて。前職を体調の都合で退職していたので、迷いもあったのですが、何より “業界のジェンダーギャップを解消する” という事業ミッションに強烈に共感していたから、入社を決意しました。

——どういった部分が特に共感したポイントでしたか?

IT業界、特にエンジニアにおいてはまだまだ男性が多くて、比率が 男性9:女性1というところもあります。さらにIT業界は今後、人材不足が加速していくとも言われています。一方で、コロナ禍によって、非正規雇用の女性が職を失ったり、収入が減って苦しい思いをしているというニュースを見かけるようになりました。

女性がエンジニアになれば、IT業界の人材不足もジェンダーギャップも解消できるし、非正規雇用の女性が仕事がなくなってしまうという問題も解決できるし、社会課題をいくつも解決できると思ったんです。

——石原さんはご自身も人事やエンジニアとして働かれたことがあるから、IT業界の現状やエンジニアとして働くことに実感もありそうです。

今ではリモートワークにシフトした会社も多いですが、その中でも、開発の仕事はフルリモートでも働きやすくて、「1日1時間以上の通勤時間をかけて働くのは難しい」という人でも、仕事がしやすいと思います。

私がエンジニアとして働いていたのは10年ほど前なので、今とは環境も変わっていると思いますが、私がフロントエンジニアとして喜びだったのは、自分が携わった仕事が、実際にリリースされて世の中に出ているのを見た時。ものすごく単純なんですが、すごくやりがいのある仕事だと思っていましたね。

——Ms.Engineerのプログラムは他のプログラミングスクールよりも、ものすごく本格的ですよね。実際にエンジニアとして転職した人も多くいます。

Ms.Engineerのプログラムは本当に、人生が変わるものだと思います。人生を変えたいのであれば、中途半端に取り組むのが一番意味がないと思っていて。スクール形式で同級生のような仲間もいる環境ですし、メンターもついてくれるので、挫折しづらい環境も揃っています。

チャレンジングな環境に身をおいて、仲間と切磋琢磨して、学びを得ることで、新しい自分に出会える。一歩踏み出して人生を変える学びに挑戦してみてほしいなと思っています。

——最後に、SayokoさんがMs.Engineerの事業を通して、実現したい社会の姿があれば教えて下さい。

「女性のくせに生意気だ」と言われるような事例が一つでも減るように、女性が対等に働ける社会にしていきたいですね。私自身、学びを得たことで救われたり、自信を持てたり、成し遂げたいことに近づいた実感があるので、個人が一歩踏み出して自信を手に入れることで、新しい挑戦ができる世の中にしたいです。

女性が自信を持って新しい挑戦ができる世の中は、きっともっと良いものになっていくと思っています。

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Ms.Engineerは未経験から最短5ヶ月でハイクラスエンジニアを目指すことができる、女性のためのフルリモート型プログラミングブートキャンプです。
あえて女性のみの学習環境であることで、女性ならではのライフスタイルに寄り添った学びやすさやサポート体制を提供します。

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