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介護現場の体操が「つまらない」を「楽しい」に変える方法

 「ほとんど人は居眠りしています」

 「起きている人はひとりかふたりです」

 ある女性介護スタッフの話です。
この施設では、毎日、体操の時間があります。
それをスタッフが交代で担当します。

参加者は、10人程度。
全員、要介護レベルの状態です。
気力、体力、集中力が著しく低下しています。
なので、居眠りしてしまうのもわかります。

そこで、ボクからのアドバイス

①完璧でなくていい 
②起きている人に集中する 
③自分が楽しむ

順に説明します。

①完璧でなくていい
全員が体操をすることを期待しないことです。
全員が要介護レベルです。
全員が体操するのがあたりまえと思わないでください。
できる人が、できることをする。それでオッケーです!

②起きてる人だけに集中する
「居眠りしている人をどうにかしようとしない」と思わないこと。
だれか寝ていると、どうしてもその人のことが気になりがちです。
でも、そうすると、そっちにばかり気がとられてしまいます。
集中するのは起きている人です。

③自分が楽しむ
相手を「楽しませる」のは大変です。
それよりも、自分が楽しむのはずっとかんたんです。
人は楽しそうな人を見ると楽しくなります。
なので、楽しむのは自分。まず自分が楽しんでください!

この女性介護スタッフの話を聞いて思ったことがあります。

それは、「自分が悪い」んじゃないか?

と思い込んでいることです。

「体操がつまらない」んじゃないか?

「盛り上がらないのは自分のせい」なんじゃないか?

そんなことは、絶対にありません。

まとめとして、もう一度繰り返します。

①「完璧を目指さない」 
②「起きている人に集中」 
③「自分が楽しむ」

明るく元気にニッコリ笑って体操しましょう!

出張!みちおせんせいの楽しい介護予防体操!

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