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365のこと

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27歳の一年間の記録帳。2020/4/10までなるべく更新をしていきます。 #365のこと
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#365のこと

052.たこ焼きパーティーとたこ焼きという概念のこと

052.たこ焼きパーティーとたこ焼きという概念のこと

先日、久々に自宅へ友人たちを招いてたこ焼きパーティーをした。
私が主催のたこパは自分の名前になぞらえて「もりたこパ」と呼ばれ、各自ハッシュタグをつけて投稿してもらってキャーキャー楽しんでいる。

我が家には母から誕生日プレゼントとしてもらったホットプレートがある。
普通のプレートの他にたこ焼き用のものもついている有能アイテムで、たこパ以外にも餃子パーティーやお好み焼きパーティーにも使われてきた愛す

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051.仕事と食のこと

051.仕事と食のこと

職業柄、日常生活と仕事が切っても切り離せない。街を歩けば溢れかえる広告を目にしない日も場所もないし、SNSやネットメディアは自分では知り得ない情報の収集ツールになっている。
最近は食品系をメインに担当していることもあって、スーパーやドラッグストアさえも仕事の延長で行く。普通に買い物できない体になってしまったのはちょっと切ない。商品と値札よりもPOPや棚づくりの方が舐め回すように見ている気がする。気

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050.「自分のために作られた」という錯覚のこと

050.「自分のために作られた」という錯覚のこと

「大人になったらグッチとか身につける大人になるのかな」と思ってたけど、27歳3ヶ月の今、我が家のクローゼットやアクセサリーボックスはノーブランドばかりだ。
もちろん好きなブランドもある。ケイトスペードのぶっ飛んだバッグ欲しい。グランドセイコーの時計だって一本くらい欲しい。ルブタンのピンヒールをゲットしてかっこいい女になりたいし、ティファニーのピアスやディオールのロングジャケットも素敵で眺めていると

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049.「東京のつらい場所」のこと

049.「東京のつらい場所」のこと

一昨年の冬からはてなブログで始めた「東京のつらい場所」という企画が終わった。

端的に概要を話すと、人生で一番好きだった通称「飯田橋の彼」のことが忘れられなさすぎて飯田橋駅に降りられないから、飯田橋を克服するために彼との(+他のいい思い出のない元カレたちも)思い出の場所をめぐる東京散歩をするだけなのだが、企画を進める中でもリアルタイムで色々なこともあり、とても感慨深いものになった。

インタビュア

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048.「恋の思い出を燃やす日」のこと

048.「恋の思い出を燃やす日」のこと

友人の引越しの手伝いへ行って荷造りをしている最中、終わった恋のかけらをいくつか発見してしまった。
棚の裏から出てきた薄い紙袋から出てきた合鍵だとか、カードケースの奥にしまわれた4角が綺麗にピンと伸びている会社の名刺だとか。

「こんなもの、もう持ってても意味ないんですけどね」とあっけらかんと言う彼女の横顔は、言葉とは裏腹に影をほんのり落としていてとても美しいなあと思った。
彼女のグレーがかった瞳が

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047.「劇団 白昼夢」のこと

047.「劇団 白昼夢」のこと

学生時代から好きだった劇団がある。「劇団 白昼夢」だ。

白昼夢は2010年結成の日芸出身の演劇団体で、本当もうめちゃめちゃやばい。色々な意味でやばい。尖りすぎてるし、クールだし、センチメンタルで喜劇で最高に泥臭くてかっこいい。

はじめて出会ったのは、入学した年。
新入生歓迎会でたまたま出会い、一瞬で虜になった。
だっていきなり「禁じられた禁次郎」なんて意味わからない紙芝居見せられて(しかも第1

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046.「夏の約束」のこと

046.「夏の約束」のこと

去年、ビアガーデンに行こうと約束した人とはもう会わないだろう。
一昨年、また夏が終わる頃に旅行に行こうねと約束した人ともう二度とどこかへ遠出することはない。
社会人一年目、線香花火を一緒にしたいなと言った人は今どこにいるかもわからない。
大学を卒業する年、またパンケーキを食べに行こうと微笑みあった人は遠く遠くに行ってしまった。
二十歳、岡本太郎美術館に連れて行ってあげると言った人は朝焼けの新宿ラブ

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045.「歳を重ねるごとにビールが好きになる」のこと

045.「歳を重ねるごとにビールが好きになる」のこと

お酒が好きだ。ふわふわした気持ちで歩く帰宅路がすきだから。嫌なことも全部わすれられるから。本音がちょっと聞けるから。少しだけ長く一緒に居られる言い訳になるから。

本当は炭酸が苦手で普段はコーラも飲めないんだけど、お酒だとなぜかスルスルと飲んでしまう。喉にくるキック感とか胸にくるせりあがりとか、全然すきになれないのに。煙草だって同じようなものか。

一番最初に飲んだビールは気が抜けてて、でも炭酸も

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044.運命とかそういうのじゃなくてとにかくすきになってしまったのこと

044.運命とかそういうのじゃなくてとにかくすきになってしまったのこと

恋に恋してるというか、熱しやすく冷めやすい上に恋愛体質なので色恋に落ちやすいタイプだと思う。
自覚しちゃったら早いし、これは恋だ愛だと決めるスピードが格段に速い。速すぎるともいう。

恋に落ちるパターンはたくさんあるんだけど、大きく分けたら
①自分の中の好きな要素を大きく満たしている(主に外見)
②私に対して興味がなくて一番好きにしてくれない
の2パターンになると思う。

①は説明なしにでも伝わる

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043.「不安な夜を抱きしめる」のこと

043.「不安な夜を抱きしめる」のこと

久しぶりにいくつもの不安が襲ってきて、上手に寝れない日々が続いている。
自分の意思で寝ない夜更かしと違って、全部を埋め尽くすような夜の孤独は一生続くんじゃないかと思って怖くなる。
寝たいのに練れない。時計を見ても針が進んでいるだけ。どんどん朝が近くなって、寝なきゃと思うほど目が冴える。
原因はわかっている。純粋に明日が来るのが怖いのだ。
寝たら明日になっちゃうから、その事実を少しでも先送りするため

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042.理想と現実のこと

042.理想と現実のこと

30歳で死ぬと思っていた。だって中原中也が死んだから。27クラブもまあまあ脱してるけど、長く生きるビジョンが全く描けなかった。今もそんなに描けてはないんだけど、私は天才じゃないから多分27でも30超えても死なないし成し遂げたいことに達しないとおもう。

27歳になったらもっとうまく生きてもっと仕事もできてもっともっと誰にもぶつかることなく愛されてるんだと勝手に思ってたよ。
理想はそうであれ現実は制

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041.赤いスカートのこと

041.赤いスカートのこと

自分はパキっとした色が映えるタイプだと思っている。
基本は原色かモノクロで、ついでに柄ものばっかり着ていることが多い。

会社は服装自由な社風なので、夏はTシャツ、冬はパーカーなんて感じになってしまう。
クライアントのところへ行く時や背筋を伸ばして仕事したい時、忙しくて服装を考えられない時なんかは逆にオフィカジ全開のシャツ&ジャケットマンになっている。
去年の夏はバナナワニ園で買ったTシャツをウキ

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040.叱ってくれる友人のこと

040.叱ってくれる友人のこと

歳をとるごとに叱られなくなるのは当たり前だが、それでも悪いことをした時に本気で叱ってくれる人の存在はとても貴重だと思う。
どんどん価値観が固まってきて、「自分が正しい!」と経験則から思い込みがちなんだけど、視野が狭くなっていることを自覚しなきゃなあと。

そう思ったのはこの記事を読んでから。

アイキャッチの中にいる友人は社会人になってからの親友。
知り合ったのは高校時代なので付き合い自体は長いん

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038.言葉との心中のこと

038.言葉との心中のこと

思うことがぐちゃぐちゃにありすぎて、ちょっと距離を置きたくなり、365日更新するぞのnoteを少しばかりお休みしてみた。
お休みしてみたというより、書きたくても書けなかった。もっというと、文章を介する情報が受け付けなくなってしまったのだった。

これは仕事にも支障が出る事態なので、この状態がこのまま長く続いたらどうしようと思っていたのだが、一週間経ってどうにかこうにか大丈夫になってきたと思う。

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