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リモートワーク1.5カ月経過

今日は4月28日。私がれいのウィルスのおかげでリモートワークを始めたのが確か3月10日。

サンフランシスコでSIP(Shelter in place order)が出されたのが3月13日、カリフォルニア州全体では16日だっただろうか。スーパー等への買い出し以外は、犬の散歩にでかけるくらいで、家にずっといるのだから、さぞゆっくりと時が過ぎるだろうと思っていたが、全く違った。この2か月は飛ぶように過ぎていった。普段から自炊&家飲みがほとんどの私と夫に至っては日常の延長線上なのだがなぜだろう。夫は2週間くらい前から週に数日半日ほど働くというシフト制のような感じで職場に通っているが、いつもよりゆったりできるし半日働いて8時間分の給料がもらえるのだし、なんなら今までよりちょっとハッピーかもしれない。

今日は私の職場の米国人同僚からSIPが5月末まで延長されたことについて、「耐えられないー!」とメッセージが届いた。「内向的な私は問題なし~」と返したが、外交的な人、外へ出て人と会うのが好きな人、ひとり暮らしの人は結構きついらしい。ちなみにこの同僚は奥さんもいるし、趣味はゲームなんだけど。。「僕にだって限界がある!」と言っていた。

ひと月半以上続けているリモートワークは、快適この上ない。一軒家の時から使っていた背の高いバーテーブルをアパートでダイニングテーブルとして使っていたのだが、小さ目の丸いダイニングテーブルに買い替えてそこで仕事をしている。バーテーブルは、1ベッドルームのダイニングには少し大きすぎたのと、安物だったので、毎日何時間も使っていると(丸いテーブルを買うまではバーテーブルで仕事をしていた)なんだか気が滅入ってしまった。新しい丸いテーブルは、それなりの値段するだけあって重厚感があり、手触りも色もいいし、良い感じに使い古された感が出ていて(新品だけれど、ファームハウス風、distressedな雰囲気に作ってある) 目に入るたびに「うふふー買ってよかった♪」とにやにやする。家具インテリアサイトで半額近くディスカウントされていたのも嬉しい。このテーブルは椅子とセットでは売っていなかったので同じサイトで合いそうな椅子を4脚買ったのだが(2脚はお客さんが来た時用)、いつもは夫と二人だし、ダイニングには2脚のみ置いて、もう2脚はリビングの開いている場所にそれぞれ置いたらダイニングも広々したし、何だかカフェっぽい。ほぼ全米SIPの中、発送してくれて、配達してくれる人々がいることは本当に有難い。

(写真:新しいダイニングテーブル)

仕事のばたばたが3月末で過ぎて、今は少し余裕を持って働けているのも良い。この2週間くらいの間に、ある会社のポジションに応募→ズーム面接→お祈りメールを受け取るという素早い展開まで起きてしまった。

応募や面接の細かい点は省くが、友人が勤める会社で、日本では有名な企業の米国子会社だった。私は経験したことのない職種での応募だったが、履歴書とカバーレターを送るとすぐに面接をしましょうと言うことになったので、とんとん拍子で新しい扉が開けてしまうかも・・・!と期待したが、そうはならなかった。面接も今までよりは全然よかったのになぁ。お祈りメール(英語でもあるんですよ、びっくりでしょう。連絡くれるだけ親切だけど)を受け取ったとき、チクショーと思ったし、私は価値のない人間なのではとズーンと落ちたが、割とすぐに「でもわたし、ええ仕事するのに、あなた方の損失であって、私の損失ではないわ」と浮上した。なぜか。でもしばらくは紹介してくれた友達とも話したくない気分(やっぱ気にしてる)。

問題は、仕事において、いまだにどの方向へ進んで行ったらいいかわからなくなってしまったことだ。今回の新しい職種で採用されていたら、その分野を勉強してそこからキャリア形成をしていきたいという気持ちはあった。でも採用されなかった今となっては、はて、それは私の本当に進みたい道であっただろうか?と思えてしまう。SIPが解除されるまでには、なんらかの答えが見つかっているだろうか。

カバー画像は、近所のファーマーズマーケットで買ったペイストリー。中が甘めのクリームチーズ、外側はガーリックが効いていてしょっぱい。酒の肴にぴったりでした。

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