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罪のない嘘@ヒューリックホール東京 の雑感

2020.1.11 昼公演のお話。

昼公演って言うべきか、マチネって言うべきか、いつも悩んでいる。
ジャニーズの世界って昼夜で示しがちな気がする。ソースは私。
こっしーがLINE LIVEかなんかでマチソワ間のこと昼夜間って言ったときその語感の可愛さに思わず天を仰いだりなんかもした。

LINE LIVEといえば、昨日は2020年明けて初のふぉ〜ゆ〜LINE LIVEのグループ配信の日だった。書き初めやったりかるたやったりマツの漢検の結果見たり、プレミアム配信では人狼やったり大人の麦ジュースという名のビールを片手にごきげんなふぉ〜ゆ〜をたくさん見ることができて、は〜アホほど楽しい〜!!と、カフェオレ片手に私もアホほど笑っていた。楽しそうなふぉ〜ゆ〜を見ていると幸せになれる。2020年もそんな感じでふぉ〜ゆ〜を愛でていこうと思う。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

そんな私は先日、そんな辰巳雄大くんが出演している【罪のない嘘〜毎日がエイプリールフール〜】という舞台を見てきた。
今回は、罪のない嘘の雑感noteである。

◎雑感に入る前にわたしの話

・ジャニオタ。ふぉ〜ゆ〜の辰巳雄大くんのオタク。
・罪のない嘘はふぉ〜ゆ〜の情報サービス(ファンクラブみたいなもの。年間費無料。みんな登録しよう)でチケットを入手。
・辰巳くんを見るために来た。


◎雑感に入る前に私が知っていた知識

・脚本は三谷幸喜、演出はモトイキシゲキ(敬称略)
始まる前から天国か地獄か?!みたいなざわつきでツイッターがあふれかえっていた。
素材が勝つか、料理人が勝つかみたいなそういう話もあって、いやグルメバトルの舞台見に行くんだっけ?ってなってた。
ふぉ〜ゆ〜のファンみんな単独舞台が決まると真っ先に演出家をみるようになってしまい、色々あるよね。本当に。って思った。ちなみに私もタイヨウのうたのことはちょっと引きずっているよ()

三谷さんに関しては、なんとびっくり実は一本も彼の作品を見たことがなくて、なんかすごい人っていうスーパー漠然とした印象を持っていた。あと愉快なおじさんのイメージ。ブンブブーンのせい。本当にすみません。
このお話を作ったと思ったら頭の中どうなってるのか知りたくなったので、近々他の作品も見ようと思った。


◎罪のない嘘 〜毎日がエイプリルフール〜雑感

さて本題。
この作品を一言で説明すると、
主人公の鏑木が、とあるマンションの一室でついた嘘がとんでもない展開に発展していく会話劇。
といった感じ。
セット転換もなく、本当にマンションの一室に人が出たり入ったり喋ったりして話が進む。非常にシンプル!

結婚を控える娘のために嘘をついた鏑木が、はじめについた嘘を隠すためにどんどん嘘を重ねていくのだけれど、その光景は見ていてとてもハラハラした。
だけど、積み重なっていく嘘の内容や、あまりに突拍子のない嘘なのに何故かつじつまがあってしまう展開が面白おかしく、非常にコミカルで軽快な、見ていて飽きが来ない作品だった。
休憩挟んで2時間45分、ほぼずっと笑っていたと言っても過言ではない。三谷ワールドすごい。
なんだろう、うまく言えないのだけれど、日本語が第一言語の国に生まれてきて良かったなと思った。そのくらい“何気ない日常にも笑いのネタって転がってるな”とか、“人の会話って面白いな”と感じる舞台だった。

最初の方はゲラゲラ笑ってたし、この先どう回避していくつもりなんだよ〜と楽観的に観ていたけど、2幕からはいよいよあとに引けない展開になってきて、鏑木さんこれ本当に大丈夫なの?!どうすんの?!と本気の心配をして観ていた。まさに手に汗握る展開だった…。
なんだろう、誰かに嘘がばれるばれないという心配というか、良心の呵責に耐えかねる感じの心配だった。鏑木さん、あんた本当にそれでいいのかい…?!みたいな。

終盤では結局は正直に話すことで全部うまくいくんだな、という、そんなテーマを感じ取った。
今回鏑木がついた嘘が罪のない嘘だったからっていうのももちろんあると思うのだけれど、素直な気持ちをみんなちゃんと受け止めていたなぁと。

鏑木の嘘によってとっ散らかりまくった展開がどう収束するのか全く読めなかったけど、最後はちゃんと大団円。ハッピーに終わる最高の喜劇。見ていて気持ちよかった。
個性豊かなキャラクターたちにこれでもかというくらい笑わせてもらい、、家族の絆や人の優しさ、温かさにも触れることができたり、すごくハッピーな気持ちになる舞台だった。

でもまぁ毎日がエイプリルフールというサブタイトルはやや謎だった。毎日っていうか1日の話だし、なんなら2時間弱のお話なので、エイプリルフールというほどみんなが嘘をついているわけでもないなという感じ。エイプリルフール言いすぎてゲシュタルト崩壊してきた。


◎個人的に好きだったキャラクター

・菊地さんご夫婦、鴨田さんの娘さん
この人たちクセが強い!!最高に好きだった。
出てくるたびに笑ってごめんなさい。好き。

・サダさん
肝っ玉オカン感が好き。女性としていいなーと思った。惚れてしまう。

・万次郎のご両親
生真面目なのに天然な感じもかわいかったし、この親にしてこの子あり、って感じが良く垣間見えた。
喜一さんの足の長さとまじめそうに見えてちょっと抜けてる感じと、タミ子さんのきゅるっとしたお顔と愛嬌を足したら万次郎くんって感じ。万次郎くん日本一かわいい息子選手権があったらぶっちぎりで優勝だよ(この贔屓目がすごい2020年)

ビビアンも最高にいい役だったなーと思った。私がこの舞台に立つならビビアンがやりたい。超美味しい。

マチ子さん役の鈴木杏樹さんは演技力が高かった。はじめ杏樹さんだと全く気づかなかった。幕間でパンフレット読んでやっと気づくという。
私の中の杏樹さんのイメージは完全にZIPのニコニコハキハキした感じだったので、女優さんってすごいなと思った。

鶴太郎さん、B作さんは言わずもがな。基本的にこのお二人の掛け合いが多かったのだけれど、間のとり方もテンポ感も全部見ていて気持ちよかった。

万次郎くんに関しては、かわいいのにかっこいいし、気遣いできるし、優しいし、自分の子供が結婚相手として連れてきたら速攻で許しちゃう彼氏ランキングがあったらぶっちぎりの1位を取れる好青年だった。
ちよみちゃんを好きになった経緯を聞いた瞬間爆発するかと思った。こんな顔のいい好青年に猛アタックされたら誰でも結婚決めてしまうわ……。

最終的に鏑木がついた嘘が発覚して、鏑木に「こんなだめな父親を持ってる娘だけど、それでも見捨てないでくれ」みたいなことを言われたあとに「そんなこと関係ない、ちよみちゃんだから結婚するんです」みたいなセリフがあって、4444億点!!!って思った。
完璧だよ万次郎くん。私も万次郎くんと結婚したいわ。どこで働いてたら会えるんや。マックドナルドか?


新年早々真面目で誠実で一途で優しくてかっこいいのにちょっと抜けてるかわいい役を演じる辰巳くんを見ることができてハッピーだったし、良質な演劇に触れた!という気持ちで更に幸せである。
思いっきり笑える作品って気持ちいいなと思う。
繋いでくれた辰巳くんにさんきゅ〜さんきゅ〜です。という気持ちである。


◎好きだったシーン

その①ちよみちゃんの父親ぶりたい鏑木に色々なものをもらう万次郎くんのシーン

最後にもらった帽子が大きすぎて顔の半分が隠れてしまう万次郎くんが最高に可愛かった。帽子が大きいのではなく、顔が小さいのである。お豆!!
万次郎くんが一番最初にウケを取るシーンだった。これは辰巳くんの顔の小ささがあってなせることなので、辰巳くんじゃなきゃ生まれないシーンだと思っている。

その②マチコさんをビビアンさんと勘違いして英語で手伝いを買って出る万次郎くんのシーン

まずナチュラルに英語でお話できるのすごい。発音が美しかった。さすが。
勘違いしているので、当然鴨田さんが止めようとして、「Hey you!」と万次郎くんに声をかける。このとき頭の中では「Hey me!」と全力でC&Rする自分がいたので、松崎くんのことをちょっと思い出した。松崎くん早く見学に来て。

そして、突然鴨田さんが放った「Youやっちゃいなよ…!」に対して、キョトンとした顔をしながら「Oh!Mr.Johnny?」と返していて、対応力がすごいと思った。ところでここは日替わりなのだろうか。
その後マチコさんと「No,No Johnny」「No Johnny?」とやりとりしていて、そこもまた微笑ましかった。
というか冷静に考えてこの錚々たるキャストの中にいるジャニーズってすごいなと思う。そしてそれが自担。誇らしい気持ちしかない。


◎次回見たいところ

とりあえず手持ちがまだ3公演残っているので、あと3回、PDCA回して行く感じで観劇したいと思う。

その①壁掛時計の時間が何時で終わったのか

後ろの時計が舞台の始まりから動いていたので、せっかくなら時間見よう〜とか思ってたのだけれど、最後の最後に確認してくるのを忘れたのでとりあえずそこだけ絶対に忘れずに見ようと思った。
直接本編には関係ないと思うのだけど、なんか気になってしまったので。

その②「ちよみちゃんだから結婚するんです」を一言一句間違わずに把握する

先ほど紹介した、万次郎くんの最大の見せ場というか、今までちょっと頼りなかった万次郎くんがお義父さんである鏑木に本当の意味で認められたであろう瞬間のセリフをしっかり覚えて帰る。
言われた瞬間頬筋がゆっるゆるになってしまって、違うここは今そんなシーンじゃないと思ったのに無理だったので結局口元を手で覆うという変な客になった。そのため、次回はにやけないことも目標。

その③サダさんの名言が何だったのか把握する

なんかすごくいいこと言っていて、すごく印象深かったのにその言葉自体は何も覚えてなくていや全然印象残ってないやんけ!と思ったので、今度こそ。
なんだろう、「一つくらい幸せにならなきゃね」みたいなそんな感じのニュアンスの…。
いや全然印象残ってないやんけ。


◎最後に

不安視していなかったわけでないのだれど、終わってみれば杞憂だったなと。
本当に普通に楽しくて良い舞台だった。
というかなんなら制作サイドのお名前を見たときにちょっとなぁと思ってしまったことを申し訳ない気持ちになった。反省。
やっぱり自分の目で見ることって大切だなと思った。これからも何事も自分の目で確かめることを大切にして楽しく観劇していきたい。
2020年、良い観劇初めになった。次回の観劇も楽しみである。


◎オマケ、劇場について

ヒューリックホール東京、お初の劇場だった。
もともと映画館を場所を劇場に改装したらしく、映画館のイスって感じだった。ふかふかだった。
メンズ阪急の11階なのだけれど、私は始め隣のルミネのエレベーターで11階まで行き、多分これ違うな?と思ってそのまま下へ降りるという謎の行為をした。
多分11階で繋がっているのであのまま彷徨えばよかった。
座席がA列から始まってなくて、作っていた気持ちより前のお席だったため非常に驚いた。イスはふかふか(2回目)。

傾斜は若干緩やかだけど、見づらそうな席はないのではいかな、という感覚。
どうなのだろう。次回後ろの方の席なので、また記録しようと思う。

有楽町駅前はご飯食べるところたくさんあるし、それこそ和洋中、カフェ、ファストフードもあるし、ご飯には困らないなと思った。

劇場内はちょっとだけ寒かった気がする。


◎オマケ、ハプニングの話

開演3分前にコンタクトが外れるという人生初のハプニング。
1分でトイレに駆け込んで30秒でもう片方のコンタクト外してメガネに切り替えた。普段こんなスピードでコンタクト外せない。
コンタクト歴3ヶ月のオタク、火事場の馬鹿力を発揮した。メガネ持っててよかったまじで。

今日は戸塚祥太くん主演舞台の阿呆浪士を観に行くので、コンタクトが外れないことを願っている。




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