【退職エントリ】リクルート新卒入社から2年11ヶ月で卒業。3年目のタイミングで起業という鉄板ネタを実施。

はじめに

なぜこの投稿することにしたかでいうと2つあって、
色々あり社内のほとんどの人に退職したことを伝えられていないかったのと、ちゃんと生きてますよという生存確認を伝えなきゃなと思ったからです。
この構文で既にリクルートっぽい。
というわけでスタートです。

なぜリクルートに入ったか

結論から言うと縁でしかないです。
いい会社だなぁって思ったから入ったのだと思います。

なぜいい会社だなぁって思ったかをお話します。

まずは大学時代のご紹介から。私は大阪出身で大学生の時から府と提携して就職支援サービスを作ったり、受託をしたり、芝生でりんごを食べる部活をしたり(部員は私のみ)、色々していた大学生でした。

そんな学生していると「あれ?自分の市場価値ってどんなもん?」と言う疑問がふと脳裏を横切ります。
「じゃあインターンで優勝総なめしてやんよ!(イキリオタク)」と言うことで、有名どころのインターンは片っ端から応募したんですね。

で、どうだったかで言うと「1社を除き全落ちする」と言うこれほどない滑稽な結果になったわけです。はい、面白い。
一般的な選考ではグループディスカッションとか何か課題解いたり、それらはまぁ余裕だったんですね。
けど最後の人事面接で素のまま話して全滅していました。(今考えると何やってんだって話ですが)

そしてお察しの通り受かった1社がそうです、リクルートです。
ここでリクルートのポイントなんですが、選考内容は人となりを聞かれることだけだったんですね。

今でも覚えているのが「でんぱ組が好きなんですよ」って話で7割ほど時間が過ぎて、思わず「あ、リクルートについての話なんですけど」と話を戻しました、今でも不思議な選考でした。
この時点で既に楽しい会社だなと思いました。
あとなぜかその当初はリクルートは札束で市場をぶん殴るやばい会社という認識だったので、実際に中の人と話すことで誤解も解けたタイミングでした。「社会の不を解決する」という言葉を初めて聞き、なんて汎用性が高くてキャッチーな言葉なんだと思いました。

で、唯一受かったインターンですが、東京本社で開催されました。
参加者のプロフィールシートとか見ると基本的に東京の人たち(聞いたことある企業でインターンしてたり)が多く「あぁこれが環境格差かぁ」って気持ちになりました。関西勢は3割くらいだったかな。

まずはリクルートの長年のメソッドを勉強するところからスタートです。これが本当によかった。
当時は誰かに何かを教わることなく正解かわからない考え方で生きていたのですが、体系的にちゃんと学べる場でした。そういう意味では「リクルートで勉強する」というのは間違ってはいないんじゃないかとも思います。ただし、就職してからは能動的に取りに行かないと絶対に得られないよという話はまた別途。

話すと長くなるのでサマるのですが、新規事業インターンという内容で初日からチーム内で喧嘩をして、喧嘩をしたからこそ逆にチームがまとまって、なんかいい感じにプランが固まって、優勝した。そんな感じです。

優勝商品でシリコンバレーにも連れて行ってもらえました、楽しかったです。(小並感)
人にこんなにも投資する会社って凄いなぁって思いました。
興味あれば別途聞いてください。

ここまで会社と相性もよくて、個を大切にしてくれて、学べまくる、そんな会社ないでしょと思ったんですね。
(だってそもそもインターン全落ちで他の会社見てないですから)
で、本選考は真正直にリクルートだけを受けて、見事通ってめでたしめでたしというお話です。

何をしていたか

当時はまだ全社採用じゃなかったのでリクルートホールディングスで採用された新卒は、各社カンパニーに出向するという形になります。
で、出向先はリクルートマーケティングパートナーズのUXデザイングループでした。

入社前からいろいろやらかしたりしていたので、同期からのあだ名はサイコパスでした。

ちょっと言えないことが多すぎてあれなんですけど、可愛いエピソードでいうと私はあがり症なので新卒の1分挨拶とかも入念にしていったんですよね。(事前に1時間くらい何話すとか時間計ったり暗記したり練習とかするタイプ)
で、挨拶したのがこちら。(よく覚えているな)
「この会社には今まで様々な人材を輩出してきています。例えばジゲンを作ってきた先輩、カイゼンをしてきた先輩がいらっしゃいます。僕はUXデザインを通して顕在化の第一人者に・達人になろうと思います」
これがまぁ〜〜ドンズべりしたのはこたえました。
しばらくして「あれどうでした?」って先輩に聞いたら。「クソヤベェ奴が入ってきたぞ」と部署内で話題になっていたそうです、ツラァ。

なんの話でしたっけ?

そう、やってきた内容ですね。
リクルートのUXデザイングループは、簡単にいうとKPIを達成するために主にCVR改善に伴う一切の業務を遂行します。(サービスにもよります)
これが恐ろしいほど天職だなと入社2ヶ月目に思いました。
1ヶ月目は基本インプット期間で時間があったので、新規事業案を、リーダーやマネージャーに持ち込みまくりました。
だってリクルートってそういう会社と入社前に聞いていたもの!!!

持ち込み内容はほぼ忘れましたが「リクルートIDを統合したけどちゃんとポイントとか使えていないから全社サービスの体験をシームレスにする云々」とか「結婚式領域でなし婚層やカジュアル層を取り込む新規ビジネス」とかだった気がします。
数年後に動いていたりしたのを見たのでタイミングとか色々重要だなって今なら思います。(進め方など反省点は多い)

で、それによりやべえ奴判定が更に強化されたわけですが、いざちゃんと仕事をすると自分で言うのも何ですがアウトプットがまぁ悪くはなかったんですね。そりゃ今まで企画で食ってきたわけで、それのアウトプットがたまたまUXデザインという手段に置き換わっただけなので。
あと個人的にはUXという概念が好きです。(今している事業もこのドメインです、後述あり)

みなさんいいUXってどういう解釈をしています?
私はユーザーが取りたいと思っていた行動を、当たり前に取れている状態にすることがいいUXだと考えています。

例えば説明書を読まずに家具が組み立てられるみたいな状態ですね。

話は戻しまして、仕事は着実にこなしつつ、それ以外の部分でいうと組織活性にも精を出しました。なんやかんや「あれ?こいつ意外とちゃんとしとるやんけ」とマイナスにカンストしていた評価も無事に回復していきました。
一部では「ナイス期待値調整!」とも言われましたが結果オーライですね。
結果を出すことだけでなく信頼を勝ち得ることの大切さを学んだ一年目でした。

そして2年目の話ですが、と書いていくうちにこれは尋常じゃない文量になることを察したので端折ります。
メンターだった大先輩からいただいた好きな言葉に「仕事の報酬は仕事」というものがありこれは確かになぁと思いました。その通り結果を出していくと色んな機会をいただけました。一人でサービスをV字改善しにいったり、新規サービスのグロースハックに携わったり、チームでいかつい結果を出したり、振り返れば色々と経験したなぁ。狂ったように働いた時期もありました。

人間面白いもので、エグい量のタスク負荷があったとしても、キャパは広がっていきます。個人的にはまだまだ出来たので底しれなかったです。(今はその当時の3倍は働いている気がします、知らんけど。)

振り返ると仕事をちゃんと仕組み化して効率的にできていたことが理由だと思います。

私の知る限り、同じ部署でこれほど多くのプロダクトに携わった人はそういないんじゃないかと思います。飽き性なので凄くよかった。

ただこの飽き性が常につきまとっていました。

なぜ辞めたのか

正直な話、複合要因です。
業務自体への飽き、社外の様々な方とお話をして得た視点、過去の失敗、やっぱり自分でサービスしたいという欲、なんかいけそうという根拠のある自信(根拠はありました)。
プロダクトの構想はあり小さく検証をしていったところ、そこにはニーズがあり、辞めても暫くは死にはしないなという確証が得られていました。それがたまたま2年11ヶ月だったわけですね。

実に令和的な起業準備をしていたなと思います。
私は個人的には価値のある0→1を生むのってめちゃくちゃ尊いと思っています。だって何もないところから価値を生み出せているんですよ?
現代アートのそれと似ていると思っていて、自分の感じ取った社会の課題から自分なりの表現方法で解決するわけですよ。それがハマれば「あぁこれは確かに課題だね、そして解決方法にはお金を支払う価値があるね。」ってこれが成り立つのが凄く面白い。

ただこれをリクルートでやろうと思うと色々と大変。
だから当事者として自由にアートをしたかった・出来る確証があったから辞めたんですね。
なので決め手は「検証してみたら確証を得られた」部分なので、会社で働いていて起業したい方はご参考くださいませ。
まぁ、あとこんなにも前向きなのはシンプルに、リクルートに戻ってきてもいいよと言ってくれる場があるからです。戻らなくてもいいように頑張ります。むしろいいサービスを作って貢献できるように頑張ります。

そういえば採用の時に気になって「社員の定着率が低いのってどうなんです?」と言う質問に対する返答が興味深かったので紹介します。

元リク(前職がリクルートの人)が、リクルートの外でも活躍することは、「結果的にリクルートって凄いな、働いてみたい」と、採用に循環されるので問題ないですよ。

と言った類のことを聞いて、模範となるような元リクとして恩返しができたらなと思いました。

何をしていくのか

本日4月1日、株式会社LeanGoを登記しました。

社名のLeanGoにはLeanStartup(※)のLeanから採用されており、まずは検証してみようという挑戦を尊重する社風を象します。

サービスを開発することは現代アートを生み出すようなものだ(課題に対する打ち手は無限にあり創造的だから)と述べましたが、結局必要かどうかは市場が判断することなので、まずは検証してみないと何も得られないからです。

あとシンプルに社名はカッコつけるよりも、楽しさが滲む方がいいなということ、実体として”真面目に”ふざけられる会社にしたいという意思があったのでこのような社名にしました。

事業ドメインとしては社会の居心地をよくするために、ソフト・ハード問わず、事業・サービスを提供します

まずはその第一弾としてUX・CXの事例共有メディアのCXBOTTLEをリリースしました。

http://cxbottle.com/

これからの時代、世の中のサービスはオンライン・オフライン問わず、いかに優れたCX(顧客体験)を設計できるかが鍵になってきています。
皆さんは自社サービスのCXが何かをパッと言えますか?
それがカスタマーがサービスを使う価値です。
パッと言えなかった皆さん、慌てなくても大丈夫です。
CXBOTTLEでは「じゃあ自社に取り入れるには?」「参考にできる事例は?」そう思い至った時にCXの事例を探すことができます。

今までは一般公開されているCXに関する事例が少ないことにより、
同じようなCXを体現するのにも同じようにコストをかける必要があり、車輪の再開発が行われてきました。
再開発ができていればまだマシで、コストをかけられないサービスではCXが低いままです。

俯瞰して考えた時にこれでは世の中の品質が向上しづらく、社会の居心地がよくなりません。
なので、
・CX事例が共有できるメディアを作り事例が集まる場を運営
・よい投稿には評価がつき投稿者は与信を獲得
・投稿者は与信を元に新たな機会を獲得
このサイクルを回すことは一人歩きしていたCXという概念を社会の形式知として明らかにし、社会の居心地がよくなることに繋がると思いリリースすることにしました。

サービスの担当者が投稿できること、サービスの利用者が投稿できることで、CXの答え合わせができることも面白いですね。

サービスはオンラインに閉じる必要はありません。日常に目を凝らせば実は当たり前のことにもCXは存在します。
カスタマーに目を向けなければ、ティファールはあんなにも早く湯を沸かさなかったでしょうし、お風呂に追い焚きという機能もなかったはずだからです。

「何がいいの?」「なんでいいの?」をサービスを通して考えることは、「じゃあどういうことがいいのか?」を考えるきっかけになります。
ほら?このメディアに投稿される事例が増えたら社会の居心地がよくなると思いません?
というわけで、もしよければあなたの身の回りにあるCX事例を共有してみませんか?
http://cxbottle.com/

個人的にはサービスを持っている方が、サービスを改善する度にこだわりだったりアップデート情報を投稿していくと言った使い方もおすすめです。投稿が増えれば増えるほど、カスタマーに献身的なプロダクトであることを証明できますし、その事例を見て採用に繋がったり、商談に繋がることは容易く想像ができるからです。

さいごに

当初の目的を忘れていました。

リクルートに在籍中、社内外でお世話になった皆さま、ご挨拶もできず突然辞めてしまいすみません。リクルートに入ってよかったなと思うことはたくさんありますが、皆さまから色んな価値観を学べたこと、企業を利用して様々な経験を積むことができたこと、明らかに勝てない人と出会え伸びていた鼻を複雑骨折になるぐらいバキバキにされたことです。

そして自信がついたことです。

卒業したことに対して後悔がないかでいうと0ではないけど、自分で決めた道なので楽しんで頑張っていきたいと思います。っていうか今めっちゃ楽しいです。

そんな感じで今日はここまで。


P.S.

コロナすごいっすね。凄いタイミングで起業してしまった。こういう引きの強さに定評があります。挨拶仕損じた皆さま、よければお気軽にランチでも誘ってください。

あ、あとリクルートではUXデザイナーを絶賛採用募集中なので興味があればご連絡ください。楽しいよ。

ご連絡はこちらから

Twitter:https://twitter.com/mrshoritv

Facebook:https://www.facebook.com/socceraqua

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心おだやかに生きたい。UXデザインを主軸としたグロースハックが畑です。
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