チェコ語学習記4

Dobrý vecěr.(ドブリーヴェチェル)こんばんは。

 チェコ語を学習している森本です。前回は形容詞の形が変化することについて確認しました。ふりかえっておきます。

・チェコ語の名詞には性があり、すべての名詞は男性、女性、中性のいずれ
 かにわけられる。
・形容詞はともに用いられる名詞の性、数、格(主語としても用いられるか
 目的ごとしても用いられるかなど)によって形が変化する。

 今回は「はい」と「いいえ」を表す"ano"(アノ)と"ne"(ネ)を紹介します。「アノ」と「ネ」なので、わたしは「あのね」で覚えています。

・ano(アノ)はい
・ne(ネ)いいえ

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 これはチェコ鉄道(チェコ語で"České dráhy"チェスケー・ドラーヒと言い"CD"ツェーデーまたは"ČD"チェーデーと略されます)の古い車両のトイレに貼られていたステッカーです。最近は新しい車両が増えてきたので、なかなかお目にかかれなくなってきました。便器にごみを捨てるなという内容のものですが(きっと)、イラストの女性(?)が"NE! NEIN! NO!"と言っています。"NE"(ネ)はチェコ語、"NEIN"(ナイン)はドイツ語、"NO"(ノウ)は英語で「いいえ」を表す単語ですが、ここではいずれの言語でも「だめ!」という意味で使われています。

 ちなみにチェコ鉄道の"české"(チェスケー)は「チェコの」を意味する形容詞"cěsky"(チェスキー)が形を変えたもの、"dráhy"(ドラーヒ)は「鉄道」を意味する女性名詞"dráha"(ドラーハ)の複数形です。英語で言えば"railway"を複数形にした"railways"です。だから"České dráhy"は英語では"Czech railways"です。

 少しずつをモットーに、今回は「はい」を表す"ano"(アノ)と「いいえ」を表す"ne"(ネ)だけやりました。チェコにまつわる話があると読みやすいとの意見を読者の方からいただいたので、かつてチェコで撮った写真をもとに関連する内容のことを少し書いてみました。そのついでに単語と文法に関わることにも少しだけふれてみました。ということで、今回はここまで。それでは、

Na shledanou.(ナスフレダノウ)さようなら。

そして、

Dobrou noc.(ドブロウノッツ)おやすみなさい。

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