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【第16話】まさかあの資格が…死角だった。。

こんにちは、 未来人J です!

前回は「未来で重視されている能力(後半)」

について話しました。

今回は「ある資格」について話します。

前回のお話で、未来では、

A.Iが当たり前のように使用され、

人々はA.Iの能力を最大限に活用するために

質問する力を求められていることを

お話しました。

質問するためには、

質問する側である人間にも

ある程度の知識が必要です。

知識量は多ければ多いほど、

範囲は広ければ広いほど、

様々な観点から質問ができるので、

良いとされています。

そして、もう一つ、重要なことは

A.Iと協力すること。

A.Iに対して、敵視やライバル視を

持つのではなく、A.Iと協力して、

新しい発見や発明、ものごとの解決を

図っていく姿勢が求められます。

そんな中で、未来の社会生活において、

ある資格が、重宝されています。

それは、行政書士です。

現在では、法律関係の資格として、

上から、弁護士、司法書士、行政書士と

位置づけられており、行政書士は

法律関係の資格では一番下位のものと

なっています。

そのことが良かったんですね。

そんなにプライドが高くない。

弁護士となる司法試験や司法書士試験は

何百万、何十万と勉強にお金がかかるし、

試験内容は知識が細かく難しいし、

どれだけ頑張っても年間合格者は

司法試験の合格者は2000人未満だし、

司法書士の合格者は1000人未満ですl

弁護士や司法書士は、超難関試験の

合格者であり、自信とプライドがあり、

「問題は自分が必ず解決する!!」

と、頼れる専門家として活躍しています。

一方、行政書士は、

試験内容は浅く広くで、比較的簡単だし。

社会やITに関する一般常識問題も出ます。

勉強費用はどんなに高くても20万円、

合格者は年間5000人前後、

(ときには6000人!!!)

頑張れば合格できそう・・・

そんな試験です。

これで、独占業務を付与されるのだから、

なかなか美味しい資格ですね。

司法試験、司法書士を諦めて、

行政書士に合格した人。

そもそも、司法試験や司法書士は

自分には敷居が高いと考えていた人。

そういう人たちが結構いるので、

総じて謙虚です。

それが良かったんですね。

A.Iが普及し始めたとき、

「A.Iに仕事を取られるんじゃないか!」

と、法律家たちの間でも話題になり、

A.Iを敵視する人が出ました。

また、弁護士、司法書士の中では、

「A.Iに負けてたまるか!」

とA.Iをライバル視する人も出ました。

そんな中、もともと行政書士は

「弁護士や司法書士が増えてきたら、

 仕事を取られるんじゃないか?」

「依頼者の間に争いが生じてしまったら、

 弁護士に引き継がないといけないから、

 行政書士は争いを防ぐことが仕事!

 平和主義!」

という考え方があったので、

A.Iが出てきても、

行政書士をとりまく状況は

今までとあまりかわらず・・・

ではなくて、とても好転したんです。

A.Iを敵視もライバル視もしない行政書士は

すぐにA.Iとの

協力体制を作り上げることができました。

もともと、行政書士は試験で浅く広く、

また一般常識の知識も勉強していたので、

質問力の基礎ができていました。

そして、A.Iと行政書士の関係が、

理想的な関係となりうることを見抜いた

行政書士会は、いち早く、

「質問力を向上させるための研修」

を開催しました。

行政書士とA.Iで

争いが起こらないために

協力して仕事をする。

行政書士は争いが起こると

仕事ができないので

本気で争いが起こらないように

仕事をします。

そんな行政書士は、年間5000人前後が

試験に合格するので、

10年間で5万人、20年間で10万人と

増えていき、未来では

紛争予防の社会的インフラとして、

活躍しています。

社会的インフラと言えば、

融資(お金を貸す)の仕事も

変化がありました。

次回は、「融資」について話します。

お楽しみに!

注意 この記事はフィクションです。

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