暮夜

大学性日記 ダメンズたちとの思い出

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大学性日記 ダメンズたちとの思い出

最近の記事

梅雨になると思い出すこと。

梅雨入りのジメジメとした時期になると、Sくんのことを思い出す。 大学2年生のちょうどこの時期。 以前マッチングアプリで知り合っていた5つほど上のS君からLINEがきた。 「久しぶりに遊ぼうよ!」 その時期はコロナ真っ只中で、大学がリモートになっていた私は暇を持て余していた為、二つ返事で彼からの誘いにOKした。 その日の夜、S君が車で迎えにきてくれたのでドライブに行くことにした。 私は今でも鮮明に覚えている。田舎道を抜け、少し大きな通りに出たときS君が口を開いた。

    • 新年度🌸

      前の投稿からなかなか書けずに冬休みは終わり春休みも終わりとうとう4年生になってしまった。 私はモラハラ彼氏とは2月に別れ、それと同時に30歳の4年目セフレと付き合うことになった。 彼はとっても優しくて、私をめためたに甘やかしてくれる。 体臭や容姿にも気を遣ってくれる。 1年付き合った元彼とは、ほとんどデートに行ったことがなかったが、彼は2週に一回は必ずどこかに連れ出してくれる。 念願の沖縄旅行も付き合ってすぐ計画してくれて、2ヶ月後には叶った。 私の願望をすべて叶え

      • 大学の図書室で見つけたエッセイ

        空きコマで暇を持て余していたとき、図書室で時実新子さんの悪女玉手箱という本を手にした。 約20年前に出版された本だが、それが興味深い内容だった。 手が好きで 手が好きでやがてすべてが好きになる グラスを持つ手、たばこをはさむ指、箸使いなど、男の手の魅力は無防備にふんだんにみることができる。 コーヒーを飲み干したあとの男が手のやり場に困ってストローを折りたたんでいる姿など見ると、微笑ましくも残念に思う。 女性は男性の手をみて、「抱かれたいか抱かれたくないか」を瞬時に見分け

        • 何も感じない日

          セックス中、ふと真顔になったことってありませんか? 私は度々あります。 それは相性が全く良くない男性と致したときです。 キスをされても、胸を揉まれても、どこを触られても全く気持ち良くないのです。 もちろん挿入されても。 私のアソコはわりと開発されている方だと思っています。 Gスポットにさえ当たってくれれば大体気持ち良くなるはずなのですが、全く感じないときがあります。私自身が不感症になってしまったのかと心配になってくるほど何も感じません。 かといって相手の男性に真顔を

        梅雨になると思い出すこと。

          マッチングアプリで出会ったマッチョ

          本当久しぶりにTinderを再開し、24歳のマッチョとマッチした。 プロフィール画像には自慢の肉体と顔を、載せていてその時点でどタイプだった。 即メッセージを送り、私も筋トレをしてることからトレーニングの話で盛り上がり、彼とは1ヶ月ほどメッセージのやり取りをしてようやく土曜の昼下がりにアポ。 私が住んでる地域でお茶をすることにして、彼には1時間かけて来てもらった。 近くのスーパーで待ち合わせ。 彼は黒のアルファードで登場。 独身男がそんな車に乗るか?と思い一瞬、既婚者

          マッチングアプリで出会ったマッチョ

          男女の合理的な関係

          恋人を作るということは本当にめんどくさい。 恋愛で悩む自分をバカバカしく思うこともある。 わたしには元彼が3人ほどいるが、皆とはそう長くは続かなかった。 告白してくれて、断る理由もなく付き合う。 徐々に相手のことを知り、好きになればいいかな。 そう思って、とりあえず付き合うのが私のいつものスタイルだ。 1ヶ月ほどすると、次第に連絡が鬱陶しくなり嫌なところがみえると萎えてしまう。そうして、別れを告げる。 そうすると、セフレという関係は実に合理的である。 ・会ってい

          男女の合理的な関係

          人生最大のモテ期

          高校生のとき、街で噂の占い師に「21歳になったらモテるよ」と言われた。 未練タラタラな元彼 最近中学時代の元彼から連絡が来た。  彼は、中学を卒業すると全寮制の高校へ進学してしまったから、かれこれ6年は会っていない。  特に恋人らしいことはしなかったけれど、私はずっと彼のことが好きだったから、別れた後も未練たらたらで一年に数回は連絡を取り合っていた。 今年もまた「久しぶり。元気してた?」というテンプレートが送られてきた。 少し話すと、いつもはどちらかが既読無視をして終

          人生最大のモテ期

          時間をかけて好きになっても一瞬で嫌いになる

          大学1年の頃、私には四つ上のセフレがいた。 彼は新卒で入った会社を半年くらいで辞めて、居酒屋でバイトしながら就活していた。 私が通っている大学近くのアパートで暮らしていて、週に何度かお互いの家を行き来する。 身長が高くて、筋肉もあり、顔も濃い。体育会系で私好みの見た目だ。 年上だけど、話しやすくて心地良い関係。 あるとき一緒に寝ていると、「俺が好きな音楽とかモノとか全部教えたくなる。なんでだろうな。笑」そう言われた。 その意味を深くは聞かなかったけれど、なんとなく

          時間をかけて好きになっても一瞬で嫌いになる

          丁寧な暮らしと私のいい加減な暮らし

          朝は1回目のアラームで起きる。背伸びをしてきちんとお布団を畳んでカーテンを開ける。 着ているパジャマはテロテロ素材の可愛いやつ。 洗顔をして、数種類のコスパがいい化粧水をパシャパシャつける。むくみ取りのマッサージもしながら。 朝食は、大体トーストかグラノーラにアイスコーヒー。 可愛いお皿にセンスよく盛り付ける。 掃除は毎日欠かさずしている。 メイクはナチュラルに。マスクをするので下地だけ、普段はプチプラだけど、たまにデパコスなんか使ってみる。 最近流行りのテーパード

          丁寧な暮らしと私のいい加減な暮らし

          いつか私が幸せになる為に。

          自分の基準を低く持つな。正しい尺度で物を見ろ。 私はこのセリフが自分に向けて言われているような気がして、ハッとした。 誰にでも耐えられる限度とか限界があって、その基準は人それぞれで価値観とか性格、育ってきた環境で作られていると思う。 でも普段生活していると妥協する場面って少なからずあるし、それがいい方向に傾く場合もあるけど、悪い方に傾いてくことも多い。 恋愛においても私はかなり妥協している。 彼氏に誕生日を忘れられていた。 でも私はそれを責められなかった。彼は記念日に無

          いつか私が幸せになる為に。

          イケメン高身長サッカー部の話②

          3年生になって取る授業も少なく、彼とすれ違うこともなくなった。 そんな中私の誕生日をきっかけにまた彼とLINEをはじめた。 彼がオムライスを食べたいというので、「店の?手作り?」と聞くと、「手作り」と言った。 久しぶりに会う彼はやっぱり身長が高くてかっこよくて、いい匂いがした。 私が作ったオムライスも美味しいと言って食べてくれたし、「ありがとう」ってちゃんと伝えてくれた。 そのあとはダラダラして、何を話したかも覚えてないけど、相変わらず私は緊張しっぱなしで、彼が買って

          イケメン高身長サッカー部の話②

          イケメン高身長サッカー部の話①

          私には大学に入ってから一目惚れをした人がいる。 彼は高身長でイケメンでサッカー部 いつも眠そうな顔をして、少し頼りないけど「ありがとう」とか「いただきます」がちゃんと言える人だ。 彼を大学で見かけてから、どうしても近づきたくて共通の友達を介し、インスタを交換して、LINEまで漕ぎつけた。 私は高身長でイケメンが大好物なので彼を逃す訳にはいかなかったのだ。 たくさんメッセージを送り合った。 彼はハリーポッターが好き。実家は蕎麦屋だけど蕎麦はあまり好きじゃないらしい。

          イケメン高身長サッカー部の話①

          処女を捨てた話

          私が初めてセックスをしたのは高校2年生。誕生日を迎えた月だった。 相手は12歳年上の既婚者。 彼との出会いは中学にまで遡る。学校が終わってから、みんなが集まって勉強をするコミュニティがあった。そこで勉強を教えてくれたお兄さんだ。 勉強以外にも、周りの大人たちとは話せないような会話だったり、相談だったり、ノリだったり、全てが新鮮で楽しかた。 私たちのお兄さん的存在。 そんな彼が卒業間際に、「高校に上がったら飯連れてってやるよ」と言ってくれた。 それが高2にしてようやく叶っ

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          気づかれないよう刺青にキスをした

          あなたの右腕のダサい刺青が好きだった。 出会いはマッチングアプリで彼とのセフレ関係は2年続いた。 夜中に片道1時間かけて来てくれた。 私の家に着く前のコンビニで飲み物を買ってくるのがルーティンで、いつも「なに飲みたいのー?」って聞いてくれた。そのちょっとした優しさが私は嬉しかった。 家に着くと、ベッドでYouTubeなんか見ながらゴロゴロして、気づくと始まっている。 そして終わると、腕枕しながら私の髪を撫でたり、くすぐり合ったりしているうちに、寝てしまうのだ。 そし

          気づかれないよう刺青にキスをした

          彼氏との○○○が嫌い

          セックスは好きだけど彼氏とのセックスは好きじゃない。 元々セフレ関係でなぜか付き合うことになった私たち。 まあ付き合ったところで、毎週末デートに行くとかそんな事はしなくて、ただ家に来てはセックスをして帰るだけだ。 彼氏はドSだ。でもドMの私から見るとそれは自称で、言葉責めもなんか違和感あるし、行為も自分の欲求を満たすだけのただただ痛いプレイだ。 私はつくづく思うことがある。 経験が浅くセックスが下手な男を育てる方が簡単だということ。 彼は自称ヤリチンで、経験もあるし、

          彼氏との○○○が嫌い

          ロン毛サーファーの話

          あれは大学2年生の初夏。 コロナの影響で大学がリモートになり暇を持て余していた私はTinderで2個上のロン毛サーファーとマッチした。 彼は細身な体型で、落ち着いた柄のアロハシャツと古着屋にありそうな色の薄いダメージジーンズを見事に着こなしている。ゆるくパーマがかかったお団子に結べるくらいのロン毛だった。 髪をかき上げた時の色気が半端なくエロい。 そんな見た目とは裏腹に地元訛りのスローテンポな話し方をする。まるで同じ中学の先輩かのような、懐かしささえ感じた。 彼はい

          ロン毛サーファーの話