大学の図書室で見つけたエッセイ
空きコマで暇を持て余していたとき、図書室で時実新子さんの悪女玉手箱という本を手にした。
約20年前に出版された本だが、それが興味深い内容だった。
手が好きで
手が好きでやがてすべてが好きになる
グラスを持つ手、たばこをはさむ指、箸使いなど、男の手の魅力は無防備にふんだんにみることができる。
コーヒーを飲み干したあとの男が手のやり場に困ってストローを折りたたんでいる姿など見ると、微笑ましくも残念に思う。
女性は男性の手をみて、「抱かれたいか抱かれたくないか」を瞬時に見分け