見出し画像

復習、基礎、継続。

こんばんは、しめじです。

私の職場も、期末テストが終わり、来週から入試対策の演習授業が始まります。
今日は、昼からそのためのオリエンテーションだったのですが、そこで話したことを備忘録として書いておこうと思います。

基本的には、復習を大事にね。

何度も繰り返し言ってきたことではありますが、演習は「できることとできないことの仕分け」の作業。答え合わせして、それでおしまいでは、いつまで経っても進歩しません。

まだ出来ないこと、まだちゃんと覚えていなかったこと、覚えていたはずだけど思いつけなかったことを目ざとく見つけ出し、それをつぶしていく。ひたすらに、その作業をつづけましょう。

もちろん、もう出来ることも、もしかしたら時間短縮の余地があるかもしれません。
出来ないことをつぶすことが優先で良いと思いますが、ちゃんとわかって正解だった問題も、もしも悩んで考えて時間をかけて正解した問題だったのであれば、もっと詰めていく余地はある、ということです。

これも繰り返しになりますが、国語は共通テストになってもやっぱり時間との戦いになるでしょう。出来る問題は、出来るだけ「すぐ出来る問題」に変えていく、そして、時間を取るべきところに時間を割けるようにしたいですね。

入試って、今までやったことあることしか出ない。

極々当たり前の話ですが、高校最後の試験(実業高校とかは1月に卒業考査があったりしますが)が終わり、単位が認められたということは、高校3年間で学習するべき内容が全て終わったということです。

ということは、その高校での学習内容(つまりは指導要領になるわけですが)が出題内容のベースとなる大学入試は、無論「今までやったこと」しか出ないわけです。

で、単純に3分割して考えれば、1年生のうちにやったこと3割強、2年生のうちにやったこと3割強、3年生になってからやったこと3割強です。

でも、3年生になるとほぼ演習に近い授業も多いでしょうから、実質的には高校1,2年で教わったことが入試では問われている、ということになります。(科目によりますが)

例えば、古文の文法問題。助動詞の識別や、係結び、敬意の方向、多分ほとんどの学校で1年生の時に習います。
漢文であれば、例えば再読文字などは1年生の1学期で一通り習うと思いますが、普通に入試に出ます。句形もまた然り。

だから、入試に必要な力って、まずは2年前、1年前に学んだことをちゃんと覚えている(もしくは覚え直す)基礎力であって、それをいかに早く思い出すか、どんな文章でも同じように思い出すか、スムーズに頭の中で使うか、自然に訳の中に入れ込めるか、という所謂応用力はその先にあるのだろうと思います。

ですから、怖がらずに1年生の時に立ち返ってください。
自分が1年生の時に受けた模試とか、残ってれば最高ですね。もし捨てていても、進路指導室とかにアーカイブあるので、1年分でいいのでコピーしてもらうと良いでしょう。それを見てみて、「うわ、簡単。すらすら読める」と思ったならば、安心して演習していきましょう。「…今も昔もさっぱりわからん」と思うなら、まだ間に合います、勇気を出して戻りましょ。

これから1か月半、自分を追い込み続けることはまず不可能。

あと1か月半です。
最後の追い込みだ! みたいなことを言われると思いますが(実際、今日進路指導部長が言いました。直後にこんな話をしてしまいました。部長ごめん)、1か月半追い込み続ける精神力を、普通の人間は持ち合わせていません。

例えば毎日、演習で間違えたところをすべて覚えきって、全ての間違えた問題を自力で解きなおして、100%にしてから寝る、という生活を続けることは、大抵できません。息切れします。

これから43日、最大効率で学習できるペースでやっていきましょう。

100%を5日やって、2日息切れして手がつかないのと、80%を7日続けられるのとでは、結局後者の方が効率良いです。一度息切れすると、もう一度元のペースに戻すのって結構しんどいですからね。

こうやって改めて書くと、すんごく普通のことを言っているなあ。
でも、結局普通のことを普通にやるのが一番ですね。とびきり秘密の必殺技なんて、無いですから。

では、今夜はこの辺で。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?