人間の本能〜これを見れば人を傷つける人の脳内もわかる〜


本能(遺伝)ー生物はその個体のご先祖様が『生きて子孫を残すことに繋がった化学反応および行動』を『太古から受け継いだ経験則』として重視する。

心と本能ー『生存』と『種の存続』に繋がったことが自分の身に起きることで人間でいう『幸福』を感じ、それを妨げることが自分の身に起こることで『苦痛』を感じる。

生存ー『身体恒常性』の『維持』、身体恒常性維持必要物質の『希求』、身体恒常性維持不要物質の排出又、希求活動維持。
種の存続ー生殖希求、愛護希求又、希求活動の維持。

維持ー遺伝として受け継がれた身体の恒常状態又、希求活動を維持状態が崩れることを『苦痛』に感じる。
遺伝情報および現世に保存した情報から外れるもの、違和感を抱かせるものに『嫌悪』を感じることにも繋がる。

希求ー遺伝として受け継がれた生存、種の存続に必要だった対象の獲得および行為の実行を求める。
人間には大まかに維持状態と希求状態があり、維持状態では遺伝子や脳に保存されている情報により行動が実行され、希求状態ではご先祖様が必要だったものや興味の惹かれるものを獲得しようとする働きが出てきます。そこで希求行為を行わない場合、欠乏状態となり無差別に希求対象を探し求めるようになります。

識別と感覚美ー希求対象の識別。
その対象が遺伝に基づくイメージ(クオリア)と近ければ近いほど『好意』を強く感じ、苦痛の対象の場合より強い『嫌悪』を感じる。
より確かな識別を志向した刺激感受性の強化ー美の感受。

固定ー希求対象の保存。行動の固定。
現世で希求対象と識別したものを保存(記憶)し、希求対象として『固定』する。
自分の行動を固定し、継続してその行動を取り続ける。

尊重本能ー相手の『心』を重んじる。対象は親、子供、信頼している人、尊敬している人、感情を持つと推測される対象等がよく見られる。
相手の感情を踏まえた行動選択に繋がる。
適応本能ー相手の認識や価値観を尊重する。対象は親、信頼している人、尊敬している人、所属する集団等がよく見られる。
自分の本能又は経験則によらない他者から伝わっただけの認識を信仰する行動に繋がる。

闘争本能ー相手から力をもっていると『思われる』ことを求める。
生物における戦いとは自分の命を危険に晒さず相手に負けを認めさせることなので相手の認識が基準。
基本的に受動的な闘争本能が怒り。
集団内闘争ー集団の中で力をもつことを求める。
能力による優劣又、適応本能により身についた認識による優劣で力量差がはかられる場合がよく見られる。


わかりにくいところあれば、ご指摘頂ければよりわかりやすくします。

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