見出し画像

サーブについてVol.14

梅雨が明けて日差しがかなり強くなっている中、外でレッスンしている私は日に日に黒くなってしまいます。。。

+POWER CUPを終えて周りの方々からの反響もあり、YouTubeチャンネルでは練習コートの様子やインタビューの動画も少しずつ更新されています。

https://www.youtube.com/channel/UC5I3b6JyuTor_dh3y1VsbFg

チャンネル登録していない方はぜひお願いします!

第2回も開催したいとの声が上がっているので、とても楽しみです!

さて、今回はサーブについてです。

サーブはポイントの最初のショットで、自分のペースでトスを上げて好きなように打てる唯一のショットです。

だからこそサーブが得意だったり、サーブから戦術的に組み立てたりする必要があります。

そのサーブについてどう考えてきたか、解説したいと思います。


サーブに対する考え方

ポイントの最初は必ずサーブなので、サーブが上手く行けばそのままラリーで主導権を取りやすくなります。

私は身長が高い方だったので、1stサーブは速いフラット系のサーブを打って攻撃的に攻めようとしていました。

しかし中学生から高校生になって周りの相手のパワーもついてきて、速いサーブを打っても返されるようになってきました。

亜細亜大学に入学して、監督やコーチからサーブのグリップを薄くするようアドバイスされました。

練習してみると理論は分かるけどなかなか上手く打てなかったのを覚えています。

でも身に付いたら必ず武器になると思ってとにかく練習を重ねました。

大学生になってから身に付いたのは、グリップを薄くした事によって回転がかかりやすくなり、サーブのバリエーションが増えた事でした。

サーブのコースは大まかにワイド、ボディー、センターの3種類で、それぞれフラット系、スピン、スライスを打ちわければこれだけで9種類のサーブを持っている事になります。

それに加えて速さや高さ、さらに回転量の強弱を含めれば、自分でも分からない程たくさんの種類のサーブを持っている事になります。

サーブのバリエーションが多いと戦術面でも組み立てやすいという事に気付いて、サービスゲームをキープしやすくなり、サーブに対する自信もつきました。


よくやった練習は的当て!

サーブを良くするために、よく的当てをしました。

単に的当てするだけではなく、スピンサーブで当てるとか、速めのサーブで当てるなど、どの軌道で、どんな速さで、どの回転で打つかを毎回変えて、的に当たるまでひたすらサーブを打っていました。

的に当たるまで大変ですが、どこにトスを上げて、どの方向にどうラケットを振ろうかなど、とても楽しく集中して練習していました。(1人で黙々とやるのが苦ではないので自分にはピッタリでした)

コートが空いていてボールがたくさん使えるなら、相手がいなくても出来るのがサーブ練習です。

思い立ったらぜひやってみましょう!


リターンされる前提で考えよう

グリップを薄くする事で球種が増え、的当て練習でコントロールを身に付けても、勝ち進めば相手はリターンをきっちり返してきます。

リターンって返されるだけで、サーバーにとってはプレッシャーがかかるのですが、そこで大切なのは

相手が返しにくいサーブを意識して打つ事

だと思います。

相手に気持ちよくリターンさせてしまうと、もちろんサーバーが主導権を握りにくくなります。なのでサーブを打つ前に、

相手にどうリターンさせるか?

を考えて打つようにします。これを意識するだけで、自分ではなく相手の立場に立ったサーブを打つ事ができるので、リターンが返ってきやすいコースも次第に予測しやすくなってきます。

そして3球目攻撃ができるように、サーブを打った後はすぐ構え直して素早く足を動かせる状態にしておきましょう。


まとめ

今回はサーブについての考え方や自分の経験について書かせていただきました。

サーブは誰からも邪魔されない唯一のショットなので、得意であるべきだと思います。

多くの球種が打てる状態の方が良いですが、考え方としては良いサーブを打つ事よりも、相手にどうリターンさせるのかを常に考えてサーブを打つようにしてみましょう。

よろしければサポートお願いします🙇‍♂️ いただいたサポートは今後の活動費に充てさせていただきます!